魔法少女が変態で何が悪い!!!!

あとがき

まずはこの作品を読んでくださった方々に深く感謝申し上げます！ありがとうございます！！

まあ言ってしまえば選考落ちの作品なのですが、ネット受けが良さそうな題材、内容でもあったのでこれはこれでいいかなと思ってます。

まず内容が内容ですしふざけた話から入りましょうか。個人的には水香ちゃんみたいなキャラクターがめっちゃ好きで、水香ちゃんの外見や行動をたくさん描写したかったんですけど、むやみやたらなえっちなシーンは読んでいる時の支障になってしまうので泣く泣くほとんど削りました。ちなみに巨乳キャラはあまり好きではないのでせいらさんは好きじゃないです(おい)。

主人公が当初想定してたより熱血になっちゃいましたが、やっぱバトルアクションものは熱血主人公の方が書きやすいですね。どのキャラもかわいい娘たちですから(？)ぜひぜひ推しキャラを推してあげてください。

ここからは少し真面目な話になるので、真面目な話が苦手な方はここまでにしておいた方がいいと思います。

この作品は基本的に「フェミニズム」を皮肉った作品になっていますが、僕は別にフェミニズム自体が悪いとは思っていませんし、むしろ女性差別や性被害をなくしたいという意味では僕がフェミニストである、と言っても過言ではないと思っています。なので、この作品では過度な表現規制や「女は露出をしてはいけない」「男に媚びるなんて！」というようなもはや「女性のため」ですらない、むしろ女性を傷付けるようなものを皮肉の対象としています。ですから、エロが大好きな主人公たちも「女性が差別や性犯罪の被害を受けている」現実を受け入れ、葛藤しているシーンも多く取り入れています。最後の方にユリも言っていると思いますが、エロが好きなことと性犯罪を許さないことは矛盾しません。僕は表現規制には反対しますがフェミニズムという「女性のための運動」はするべきだと思いますし、応援もしています。

その上で言いたいことは「フェミニズムを進めるのはあくまで女性である」ということ。さっき「僕はフェミニストと言っても過言ではない」とは書きましたが、本来的には間違ってると思います。というのも、女性が何に困り、何を嫌い、何が過度だと思っているのかは男の僕には分からないからです。ですから、仮に女性の皆様が「フェミニストの言っていることはおかしい」と思うのであれば、貴女こそが「おかしい」と声を上げてほしいわけです。主張すべきなのです。その手段をもってしか、「フェミニズム」の向くべき方向性というのは誰にも分からないのです。

この作品には実は女性しか登場しません。悪党も女性、主人公もモブも全員女性です。そこには女性の皆さんに自らの意見を主張していただき、その上で議論していきたいという強い願いがこもっています。「フェミニズムなんて難しいこと言われても分からない」とか、「面倒ごとに巻き込まれたくない」とか、見て見ぬ振りをする方々も多いかもしれません。でもそうしている間にも「女性のため」という名目で自分の好きなものが壊されてしまうかもしれません。「女性」というくくりにいつのまにか自分が加えられてるかもしれません。これは他人事ではなく、女性全員の問題なんです。

…ちなみに、さっき過度な表現規制という言葉を使いましたが、それは僕の同級生、親、先輩後輩などの女子と話した上で出した結論です。言ってしまえば僕の周りの女性は「全員が」いわゆる「フェミニスト」の主張がおかしいと口を揃えて言っています。ただし、残念なことに彼女らもまた、それをわざわざ主張することはしていません。つまり、「フェミニストはおかしいとは思っているけどわざわざ言いはしない」というようにサイレントマジョリティ化しているかもしれないと思っているわけです。…もしかしたら、僕の周りの女性が一般的ではないだけで、一般にはそれらの表現規制が正しいと思われているのかもしれません。総合的に見れば女性にとっては本当にその表現規制が「正しい」のかもしれません。そうしたら僕のこの作品はフェミニズム的に間違っているでしょうし、そうなれば僕はそれを認めます。

しかし、それがどうかを確かめるためにも、まずはそれぞれが自分の意見を表明して主張しなければいけないのです。議論しなければいけないのです。この文章をどれだけの女性が読んでいるかは分かりませんが、もう一度だけ言います。

フェミニズムを作るのは女性です。フェミニズムは貴女に直接関わってくることです。どうか自分の意見を持ち、主張をしてください。

誰もが自由に生きることができる世の中がくることを、僕は心から願っています。

最後に

アンチフェミニスト男さんへ

さっきも言ったけどこの話の目的は「女性の皆さんは積極的に主張しましょう」という話なので。

仮に「この話に全部書いてあんだよｗｗフェミニストはまずこれを読めｗｗ」みたいな感じでフェミニストの方を意味もなく揶揄するためだけにこの作品が使われた場合は、作品の意図と異なりますので作者直々注意の上、場合によっては通報することも辞さないので弁えていただくようお願いします。