第25話スツーカの悪魔って何なんですか?
ポズンのナイフがサタンの腕に襲い掛かる!
「どうですか?私の毒は?まだまだ行きますよ!」
そう言い女性はまた速度を上げ、サタンに襲い掛かる。その間サタンは一歩も動かない
「あらあら、さっきまでの威勢はどこに行ったのかしら?本当に死んじゃうわよ?」
流石のサタンでも毒はきつい筈だろうに、そろそろ反撃に転じないとサタンの命が危ない・・・だが、そんな時でもサタンの口元が笑っていることに気づいた
「そろそろ、死んだ?」
そんな事を言った途端、余裕ぶっこいた事を言う奴が現れた
「なぁ、お前の力はこの程度か?」
さっきまで無口だったサタンが急に口を開いたのだ
「う、そ。貴方の体には毒が回っている筈!もう死んでいないとおかしいわよ!」
「馬鹿だよな、お前毒ってのはな、体に異常をきたすような物だろう?なら、その異常を通常に直せばいい」
「は?」
「つまりだ。毒ってのはな体の細胞組織に異常な働きをさせるものだろう?」
「そうだわ?だから何?」
「だから、その異常を通常に直せばいい。俺のスツーカの悪魔の能力は『再生』だ。つまり・・・俺を殺す方法は一瞬で生命活動を停止させるほどの攻撃で無いと俺は死なないのだ」
なるほど、つまりいくらポズンがナイフで切り刻もうと即座に再生し、毒が混ざった細胞組織も再生し元の状態に戻る。確かに悪魔と言うにふさわしい魔法だ。
「では、こっちから行かせてもらう。スキル:戦闘機召喚!」
その時、上空から無人の戦闘機が飛来しポズン上で爆弾を落とす、そこに分かっていたかのように正確無比と爆炎魔法を並列起動しより火力を上げポズンに直撃した。
「なるほど、確かに骨が折れそうですね、これは」
そう言い残し、ポズンは塵になって消えていった。
「よし。それじゃあ、い、く、か?」
スツーカの悪魔を解除した途端サタンはその場に膝から崩れ落ちた。
「麗佳!確認してくれ!」
「分かりました!原因は魔力の過剰使用ですね!一気に無くなったから、魔力を通る場所が一気に膨張して
「そうか、ならよかった」
ここでサタンが戦闘不能になったら俺達はほぼ終わりだ
「俺達も車の中でひと眠りするか?」
『賛成!』
「ちょっと待って、車を大きくするから」
「芽衣、サイエン何を・・・」
「いくぞ、精霊魔法:
「OK、スキル:錬金術 岩を使って鉄に等価交換、少し羽毛も」
その瞬間目の前に鉄と羽毛の塊ができた。
「じゃあ、輝樹頑張れ」
「そんな~」
こうして最終的には俺が作る羽目になったのだった。
~数時間後~
「皆おはよう」
『おはようございます』
「さて、記憶が戻ってきたことなので本来の目的である武御雷さんの所に行くぞ」
「記憶通りだと何処にある?」
「ここから東に二十キロ、北に三十キロの地点だ」
「結構近いなオイ」
「すぐ行けるのがまたいいだろう?」
「何が良いのか良く分からないけど、行くか」
それから約一時間
「ようやく見つけた、でもいいなこの古き良き日本の古民家みたいな感じ」
「ささ早く入ろう」
そういいサタンが入っってったその瞬間、サタンがありえないスピードで古民家から吹っ飛んできた。
「どの面下げて帰ってきてんだ!この〇野郎!」
「イタタタタ・・・」
「なんだなんだ!?てか、なんでこの作品は芽衣らへんから出てくるキャラ全員ほぼ裸なんだよ!」
「あ?なんだお前?」
「いや、朝っぱらからほぼ全裸で酒をがぶ飲みしてる女性にだけは言われたくわないな」
「は!生意気こきやがって誰だお前!」
「俺は、影薄輝樹16歳」
「そうか、私は武御雷、情報と真実と武術の神だ」
「あんたが!?嘘だろ!男だと思ってた!」
「とことん失礼な野郎だ」
そんな論争に水を差す奴が現れた
「すんません、武御雷の姉御」
サタンである
「だから、姉御って呼ぶな!」
そういいまた蹴られるサタン、むしろ望んでやってるようにしか思えない
「で、どうして今頃戻ってきた?それになぜお前らは人間だった頃に戻っている」
「ああ、話せば長くなるんですけど、この体ゴーレムです」
「なるほど、良く分かった。てか、短いな。まあ上がれよ、酒ぐらいしかないがな」
「ほんとに酒が好きなんですね」
「ああ、大好きさ」
そうして、武御雷さんの家にあがった
「で、どれにする?まあ、あれだよな」
「あれですよ。もちろん・・・」
『ハイボール!』
「当たり前だよな!」
「ほら全員分だ!飲め!」
「すみません、麗佳とサイエンだけ飲めません」
「それ以外はじゃあ、ワインの失敗作で良いよな」
「はい、いただきます」
「さて、本題に入ろう。何故今頃戻ってきた」
「それがかくかくしかじかで」
「なんだその言葉はかくかくしかじかじゃ良く分からんぞ!」
「ここにきてご都合展開がブレイクした!」
・・・説明中
「なるほど、良く分かった。ついに動くんだな」
「はい、そのつもりです」
「よし、輝樹とやら手を組もうじゃないか」
「もちろんです!」
こうしてようやく味方となる神と手を組んだ輝樹一行なのであった
~第二十五話終了~
第四回
一+四人の話:サタンについて
輝樹:「まあ、どこまでも中途半端だよな」
クリス:「まあ、女の敵ですね」
サイエン:「興味すらない」
麗佳:「死ねばいいです」
芽衣:「あれでも昔はモテててたんですよ」
輝樹:「へえ、どれぐらい?」
芽衣:「バレンタインデーに貰ったチョコを溶かしてホワイトデーに返すぐらいって言えばわかるかな」
輝樹:「羨ましいような、ないような?」
芽衣:「でも、クズだよね~」
輝樹:「じゃあそう評価は、クズって事で~」
他一同:「オッケー」
サタン:「作者覚えてろよ」
こうしてまた敵を作る作者なのであった
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