二章~新たなる大罪と神々の使徒~

第24話一難去ってまた一難とかめっちゃいやなんだけど?

今俺は、治時の命令で深い森の中を全速前進中


「で、治時今どこ向かってるの?」


「ちょっとな。それと今頃治時って呼ばれてもなんか違和感しかないからサタンのままでいいぞ?」


「じゃあ、そのままで」


「えっとな説明すると、俺たちが勇者だった時に唯一俺たちの味方をしてくれた神だ。確か情報と真実と武術の神だった筈だ」


「あんなクズども中でもまともな人がいたんだな」


「まあ、あの人のおかげでこの世界を壊さずに済んだしな」


「どゆこと?」


「いやな、暴走しかけてた俺達を止めてくれたのが武御雷さんだったからな」


「なるほどな~」


と、和気あいあいとそれぞれで雑談し始めた。


~数時間後~



「な、なあ?サタン一体どこを目指しているんだ?」


「う~ん、忘れた」


『は!?』


「いや~、結構前だったから忘れちゃった。てへぺろ」


「・・・」


なんだろう、凄くぶん殴ってやりたい。顔に穴が開くぐらい思いっきり殴ってやりたい。

すると、ベルフェゴールが名案を出した。


「皆~、サンタは頭が疲れたみたい~。川に放りなg、ゲフンゲフン。休ませてあげよう」


「なあ、ベルフェゴール。なんで、急に饒舌になったんだ?それに何か言いかけてたよな?放りなgって言ってたよな?な?な!?」


「ちょっと何言ってるか分からない」


「なんで分からねんだよ」


「そこのサンドウィッ〇マン?ちょっとは働けよ」


「そうだぞ?サタン」


「そうですよ!サタンさん!」


「なんという、集中爆撃!!」


「馬鹿しかいないの?」


ホントにサタン馬鹿すぎるだろ!計画性が全くない!ふざけてる!


「サタンどうしてくれんだ!」


「ふん、しらんな」


「開き直りかよ~」


「アハハハハ」


すると、突然芽衣が笑い始めた。


「どうしたんだ?芽衣。気でも触れたか?」


「いや、昔を思い出して。昔の七人もこんな感じで話してたな~って」


「確かにな」


やはり、散りじりになった仲間が気になるか。まあ無理もないよな。

その時、サイエンが何かに気づいた。


「それよりも気になるのがさっきから空気が体に纏わりついているような感覚に襲われているんだが?」


「確かに空気が詰まってきましたね。喚起しましょう」


俺が車の窓を開けようとした途端ベルフェゴールが開けようとしていた手を止めた。


「どうした?ベルフェゴール」


「いや、多分だけど今俺達・・・幻惑魔法を掛けられてる」


「何!?それは本当か!ベルフェゴール」


「うん、さっきからおかしいと思ってたんだ、あのサタンが道を間違えるなんておかしいよ」


「つまり、来たか。神の使徒が」


「らしいな、でもどうする?外は多分だが神経を狂わされるガスで覆われている」


「ガス?ガスか」


「どうした?サタン」


「多分だが今の状況俺のスキルと魔法で打開できる」


「何!?サタン本当か?」


「ああ任せろ輝樹スキル:正確無比と魔法:爆炎魔法を並行発動」


そしたら、外で爆音が鳴り響いた。その時、やはり神経毒だったようで大爆発したが正確無比でギリギリ爆発の影響を受けないようにしている。サタンって意外と器用なんだな


「よし、これでいいだろ?」


「ナイスサタン!皆すぐ外に出るぞ!」


そうして俺達は車をでてすぐ攻撃できるように身構えた。

その時、茂みの奥から女性の声がした。


「へぇ、今の全部爆発させちゃうんだ~。意外と大胆なんだね?」


「誰だお前は」


「おっと、失礼しました。私は女神ヘラ直轄部隊第三席ポズンと言います」


「で、わざわざ俺達に何故姿を出した。お前の攻撃パターンを見る限り前に出て戦うタイプじゃないだろ?」


「何を言ってるんですか?私が持ってる毒がガスだけだとお思いで?案してください液体状の致死毒も持ってきているんで案してあの方の元へおかえりできます」


「は!勝手にかえってろ!醜女」


あ、サタン死んだなこれ、だって、聞こえないはずの人が切れた時の音が今一瞬聞こえたもん


「では、まずはあなたから殺してあげます」


ああ、あの人キレちゃったよ凄く分かりやすくだって血管浮き上がっちゃてるもん


「え?俺が悪い感じ?」


それ聞いた、女性陣と言うと


「流石に敵でも醜女は無いですよ、先輩」


「最低だな」


「いっそ殺されちゃえばいいんですよ」


「何という絨毯爆撃俺死んじゃうよ?」


「死ね」


「グハッ!」


いくらサタンでも女性からこんな罵詈雑言を言われると傷つくんだ


「サターン頑張って~」


「ああ、じゃあ試してみるか。魔法:スツーカの悪魔」


その瞬間、サタンの体から黒みがかった紅色の魔力がサタンを覆うように出てきたそれは、サタンの体に纏わり硬質化した。最後にやはり悪魔と言う名前の通り頭の右側からねじれたように紅い角が生えてきた。


「おお、体が軽い!」


「じゃあ、行きますよ?」


「ああ、来い!」


神の使徒であるポズンは、サタンへ一直線に飛び掛かってきたそれが、勝負の決め手になるとは知らずに

~第二十四話終了~



第三回

   三+四人の話:最近のラノベ(電撃編)

輝樹:「やっぱり、最近のラノベは面白すぎてついつい爆買いしちゃうよな」


サイエン:「確かにな、やはり私は『魔法科高校の〇等生』が好きだな」


輝樹:「主人公かっこいいすもんね」


麗佳:「私は、『ソード・アート・オンライン』かな」


輝樹:「あれは、読んでいくとどんどんその世界にのめり込んじゃうよね」


サタン:「俺は『異修羅』かな。キャラ一人一人にストーリーが有って面白い!」


ベルフェゴール:「僕は『七つの魔剣が支配する』かな~。あれは泣ける」


芽衣:「私は『魔王信長の転生スローライフ』かな~。明智光秀がいい味でしてるんだよね」


輝樹:「やっぱり、皆好きな物が違うねぇ~」


クリス:「あの~」


他一同:『ん?』


クリス:「ラノベって何ですか?」


他一同:『あ、なんかすみません』


クリス:「何故謝罪!?」


~第三回終了~

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