第21話輝樹復活!
苦しい、熱い、痛い、此処はどこだ?クリス?サイエンさん?麗佳?どこにいるんだ?そんな言葉しか出ない。目の前は真っ白。情報量が少なすぎる、脳の機能が低下していく、そんな今際の際に立たされているこの状況下で不意に声をかけられる、
「よう、案外早く会えたな、輝樹」
その瞬間、ようやく止まっていたと勘違いするほど停止していた体が、正常な動きをし始めた、
「おっと、今効果を弱めるぜ」
「ぷはあ、ようやく喋れる」
「では、話を…」
「ちょっと待った!」
「…なんだ?」
「お前誰?お前更に俺の体乗っ取ったよな?」
「俺は、お前の憎悪の感情があまりに強すぎ、行き場を失い、一つの可能性を得てお前を安定させるために作られた存在だ。つまり俺はお前の一部に過ぎないがこの世界では皮肉なことに感情が強ければ強いほど力も強くなるそれが、正の部分でも、負の部分でも。な」
「良く分かった。だが、何故俺の体を乗っ取った?」
「俺も受肉したいしな!」
「そんだけ!?」
「そんだけ」
「しょーもない」
「何をー!俺は一度死んで魂になって一生懸命探したんだぞ!依り代を!更にこれがなければお前は仲間も殺していた!!」
!、そう、だよな。俺はあの時間違いなく
「そうだよな、考えたくないよな。俺も死んだときのことは思い出したくないよ」
「で、俺は死んだのか?」
「いやぁ~死ぬはずなんだけど君おかしいことに体に魂があと二つもあるんだよね。どうして?」
「多分それは、サタンとベルフェゴールの魂の事だな」
「あ~、先輩方ね」
「?、先輩?」
「ああ、日本にいた時の先輩。私も同じ学校だった。運悪く先輩達のクラスに用事で入ってて」
「?、わたし?」
「あっ、口が滑った。ああもういいや…よう!」
「えっ!その声、女!?」
「どーも、本当の名前は、井沢芽衣です。死んだときは17です。じゃあ本当の姿に戻っていいよね?」
そう言い。井沢から煙が出てきた。そのあと、長く艶やかな黒髪で長身、細身で健康的に発育された体、更に引き締まった筋肉、声が凄く可愛い、ん?なんでそこまではっきり分かるかって?それは、
「頼みますから服着てください!!」
「えー、一度死んでるしどうでもいい」
「俺は、無理!」
「君さぁーあんなに可愛い子連れてるのにまだ一線超えてないの~?」
「うるさい!」
「で、君禁制はするの?」
「します。あれだけの力が手に入るなら」
「よろしい、男はこうでなくちゃ」
「なんかこの人最初とキャラ違くない?」
「小さいことは気にしない気にしない」
「…ハァ、じゃあどうやって禁制を?」
「こうするんだよ」
そういい、彼女は俺の心臓部分に手を入れた、その瞬間、心臓部に危機感が襲った。それは、まるであの戦闘の時みたいな極限状態と同じく心臓に刃物を向けられ心臓が今にでもつぶされそうな緊張感、押しつぶされそうな緊迫感がそこにはあるが、魂が命の危機を感じて力の
「おおー、これを耐えるの?私これ十回ぐらいやり直したんだけど?」
「知りませんよ」
「そんな、凄い子にはお姉さんがご褒美を与えよう」
「お姉さん?」
「あ、そこ疑問に思っちゃう?でも」
ビュン!
「ヒィ!」
「レディーにそんな事言っちゃ駄目だぞ?」
おいおい、殺す気だっただろう!喉元に刃が向けられてるんだが!?
「あとはこのカードに輝樹に血で自分の名前を書いて」
「はい」
影薄輝樹っと、
「はい、完成」
「お疲れー、おお結構力増したね。でも私の魔力具現化には勝てないけどね?」
「いや、俺のステータスにもう魔力具現化を使えます。って表記されてます」
「嘘!!」
「どうですか?」
「・・・。死ね!!!!」
「いや、ちょっと待って嫌。嫌ぁぁぁぁぁぁあああ!」
そのあと、何故か魂でも死にかけるのであった、その数時間後、クリス、サイエン、麗佳の三人に膝枕されているところに目を覚ましまた輝樹はボコボコされるのであった。
~第二十一話終了~
あとがき
四人の話:最近の輝樹
輝樹:「最近俺の扱い酷くね?」
クリス:「だって私たちに心配しかさせないし」
サイエン:「無論、その通りだ」
麗佳:「そうですね。心配しか掛けてません。なので輝樹が悪いです」
輝樹:「(´・ω・`)しょぼーん」
麗佳:「そのネタ、クリス分からないでしょ」
クリス:「その言葉は、かのニ〇〇コ聖典に乗っていた」
サイエン:「はい、規制音」
輝樹:「じゃあ、今度作者に言ってみるか」
三人:「作者って?」
輝樹:「え?」(作者の存在を知っているのは輝樹だけです)
最後に投稿遅れてすいませんでしたああああ!!ガチでこの話の展開が思いつきませんでした!!ごめんなさい!!
これからも「この職業よくわからないのですが何なんですか?」応援していただけると幸いです。
あとがき終了
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