第20話新たな大罪の目覚めって何なんですか?

「壊す、壊すの終わり」

「ざんね~ん!」

「俺たちが、その程度で死んでいるとでも思ったか?」

「なめてんじゃねえぞ!!」

その瞬間、二人が同時に攻めてきた、一人は手に魔力を、もう一人も剣を構えた、二人の攻撃が当たるすれすれで世界が止まった、そしたら頭に直接声が聞こえてきた、

[俺の力を信じて受け入れろ]

いやだ、

[じゃないと勝てないぞ?]

だとしても、

[チッ!ここで殺されちゃあ俺の計画も終わりだ!無理矢理行かせてもらう!!]

や、やめ、

「ふぅ、やっぱり光は生に限るな」

「何だこいつ?多重人格なのか?」

「関係ない、殺させろ!俺はこいつに殺されかけたんだ!!」

「はいはい、じゃあ、あれ、やりますか」

「当たり前だろ!」

「神理解放」

「神理開放」

「神衝撃拳」

「剣神術」

「は~あ、早く終わってくれないか?待ってるこっちもめんどいんだ」

「舐めやがって!!」

「ぶっ殺してやる!!」

一人は、空間を斬り、一人は、空間を叩く、この威力は、この世界の人々からしたら世界の終りのような破壊力を持っている…が、

「地味に良い威力してんのな」

「何者だ貴様!」

「さっきとは明らかに違う!!」

「俺か、そうだな、じゃあグレーとでも呼んでくれ」

そういうと、グレーに侵食された、輝樹の体は急速に魔力の循環がとても滑らかになった、魔力が可視化するぐらい。黒い輝樹の魔力と白いグレーの魔力が混じり体に灰色のオーラが全身を覆い隠すそこからできたのはもうこの世の物とは考えられないほどの魔力を秘めたグレーが現れた、まるでねじれた角の生えた伝説上の生物――悪魔、

「じゃあ、俺の体を殺されたくないのでね、君たちには死んでもらう。

憎悪魔力具現化:憎悪の鎖」

パチン!また、指を鳴らす。その瞬間、地面からどす黒い魔力を纏った白銀の鎖が一直線に二人を殺しにかかる一見そこまでの魔力が籠っていないように見えるが、それが間違いだ、

「そんなの効くかー!」

「どこまでなめてるんだ!」

二人の拳、剣が鎖に触れた瞬間――霧散した。残ったのは、その武器、その器官に宿っていた魔力の残骸だけだった、

「グ、グアアア!」

「貴様あ!」

「そんなにも神の眷属とやらは弱いのか?」

「舐めやがって!神式33型 復元再生、何!!治らない!!」

「神の御業ぞ!何故再生できない!?」

「さよなら」

パンッ!

「あー、あー、手刀で簡単に首が飛ぶなんて案外脆いなでも、首からでる血液はいつ見てもきれいだな!」

まるで、無邪気な笑顔、その中にある、恐怖、狂気、殺意いろんな感情を合わせたような形容し難い顔をしていただろう、

「結構この体に馴染んできたな、そろそろ仮面も出せるかもな」

「油断大敵とはこのことだ!」

「来た!」

ガキンッ!

「は?なんでランク:世界ワールドの神剣が折れるんだ。完璧に項を斬った筈なのに」

「ありがとう、君たちのおかげで元の力を取り戻せたよ」

そういい、グレーは、黒と白の陰陽の仮面を着けた。

「お前は、何者だ!!」

「俺はグレーだ」

「違う、そういう事じゃない」

「…新たなる大罪。お前たちの言い方で言うと、憎悪のグレーだ」

「何だと!!」

「じゃあな、死ね」

パンッ!

「本当に人の死ぬときに出る独特な魔力が俺は好きだ。人の生きた証を感じられる。俺とお前の違いは、制約をしているか、していないかだ。心臓に、感じるだろ?心臓が軽くなった感じが、それが制約、またの名を、禁制と言う、でもやるかやらないかはお前次第だ。いつでも俺の魔力領域に来い。最後に俺からの贈り物だ。怠惰魔力具現化:回復の杖」

ブチブチブチ、バキッ!プシュー、

輝樹は、血管が破裂し腕があられもない方向に向いている更に生命力の次に重要な、魔力が枯渇している状態だった、更に最悪なことに輝樹の魂すら消えている状態だ。これも大罪状態の究極体、罪魔一体ざいまいったいそれの反動は、死に至るほどである。輝樹程でなければ。この力が取り巻く台風の目何処までも大きく大きく規模を大きくしていくことはまだ輝樹達は知らない。

~第二十話終了~


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