第4話 謎の建物とドール人形達

僕の名前は、柊 陽介30歳。身長168センチメートル、体重58キログラム。

髪型は短髪ストレートヘアーで顔は普通。体形も普通だ。

僕は休日の日には親しい友人と一緒にドライブするのが日課だった。

僕は駅前の株式会社巣鴨のオフィスで働いてる。

休日僕は新川駅前で友人と待ち合わせした。

この日1番最初に出会ったのは職場の同僚、作井 博信30歳。身長170センチメートル、体重60キログラム。髪型は角刈りで顔はイケメン。体形は普通だ。

博信「おはよう陽介、待たせたな。」僕「いやいやとんでもないよ。」

2番目に出会ったのは職場の同僚、坂之上 野乃花30歳。身長168センチメートル、体重40キログラム。

髪型はロングストレートヘアーで顔は美人。体形は細めだ。

この日最後に出会ったのは、臼高 悟30歳。身長168センチメートル、体重40キログラム。

髪型はスポーツ刈りで顔はまあまあイケてる。体形は細めだ。

この日運転するのは博信だ。博信は情報収集のプロである。

僕たちは博信が運転する車に乗ってワイ県ディー市の河川敷へ向かった。

噂によるとワイ県ディー市の僕らが向かってる河川敷は謎の建物がありその建物の中にはドール人形が大量にいるというのだ。

建物の大きさは高さ12メートル、幅1500平方メートル奥行きが500平方メートルの巨大な建物らしい。

博信「よし着いたぜ。ここだよ。」野乃花「道の駅みたいだけど。」

博信「言っておくが、道の駅じゃないからな。」

悟「だったらこのでかい建物はなんなんだ?」

博信「ドール屋敷といえばいいのかな。」野乃花「ドール屋敷?変なの。」

僕達が見た建物は古民家風な真新しそうな建物だった。

高床式で純白な漆喰で塗られた壁と直径が2メートルほどの梁と大黒柱が印象的な建物だ。僕「博信、ここ誰か住んでるんじゃないか。異様にきれいだぞ。」

悟「俺も誰かが住んでるようにしか思えねえ。」

野乃花「帰りましょうよ。見つかったら怒られそうよ。」

博信「この屋敷には誰も住んでないぞ。情報によればな。」僕「だといいけど。」

博信「まっ怒られた時は怒られた時に対処すればいいじゃないか。せっかくここまで来たんだからよ。中へ入ろうぜ。」

僕らは博信に言われるがままに真新しそうな古民家風の建物の中へ入る事に。

僕達が玄関に辿り着くとそこで待ってたのはとてもかわいらしい女の子だった。

身長110センチメートルほどでおそらく5歳児であろう。

髪型はおかっぱで顔はめちゃくちゃかわいい。体形は普通っぽい。

莉子「あれ、おじさん達どこから来たの?」野乃花「だから言ったじゃない。」

博信「おじさん達はティー県から来たんだ。」莉子「ふーんそうなの。」

悟「ところで君はどこから来たの?」莉子「私?私はここに住んでるの。」

僕「そうかい・・・。」僕は異様な空気を感じた。

さっきから屋敷の中のドール達が僕達を見つめてる。僕は不吉な予感がした。

この屋敷へ入った時に何かが起きる。この屋敷は普通じゃない。

博信「おいどうした陽介、中へ入るぞ。」僕「今行くよ。」

僕は結局屋敷の中へ入った。屋敷の中ではドール人形達が頻繁に動き回ってた。

博信「・・・まっ何とか大丈夫だろな。・・・・。」

野乃花「もう帰りましょうよ。ここは普通じゃないわ。」

悟「さっきドール人形が横切ったし怖~よ。」

博信「だ、だよな。・・・撤収だ、撤収するぞ~~~。」

僕と悟と野乃花は無事屋敷から脱出できた。

しかし博信は一向にも屋敷から出てこなかった。何かあったのか?

悟「博信がいね~ぞ。」僕「本当だ。」野乃花「誰かに捕まったんじゃない。」

僕「あれ、さっき見かけた女の子もいないぞ。」

野乃花「どうしよう。博信が出てこないと私達帰れないじゃない。」

しばらくすると博信がようやく屋敷から出てきた。

博信「あー、危なかった危なかったー。」野乃花「よかったー。」

悟「博信、お前何か見たんだろ。」博信「何が?」悟「何がって・・。」

野乃花「とにかく博信が無事帰ってきたのだからいいじゃない。」

僕達は何とか無事帰る事ができた。博信はあの屋敷で何を見たのか。

なぜ屋敷から出てくるのに時間がかかったのか。

翌日博信は何時ものとうり出勤した。

博信「陽介、悟、野乃花おはようさん。」僕「おはよう博信。」

いつもは寝ぼけながら出勤してる博信が異様に元気になりすぎてた。

野乃花「陽介、博信だけどあの屋敷へ入った時から変じゃない。」

僕「うん、変だよ。」悟「いつもならあくびばっかりしてるのにな。」

僕「そうよな。」博信は何時もと明らかに異なってた。

僕は屋敷に入る前に出会った女の子の事も気になった。

僕「昨日あの女の子の名前聞けばよかったな。」

昨日探索した真新しそうな古民家風の巨大な建物について気になる記事をネットで発見した。30年前にあの河川敷で古民家風のアミューズメント施設が完成してオープンした。今から5年前に豪雨による大規模の河川氾濫で建物の中にいた子供を含む70人の利用客が水死したらしい。アミューズメント施設は豪雨による河川の氾濫によって相当な被害を受けたため再建のめどが立たない事からそのまま閉鎖したらしい。僕「あの屋敷はアミューズメント施設だったのか。」

ここでさらなる謎が・・。その謎そう真新しそうな古民家風のあの建物。

真新しそうな古民家風のあの建物を誰が修繕したのか。

真新しそうな古民家風の建物の内部は檜敷きの廊下に畳部屋がいくつもあった。

屋根は光沢がある真っ黒い瓦で覆われてたしとにかく普通ではなかった。

博信があの真新しそうな古民家風の建物を探索してから異様なほどハイテンションなのも気になるがとりあえずアミューズメント施設であったあの真新しそうな古民家風の建物の事を調べる必要がある。

でも建物の中にいるドール人形が動き回ってる事を考えるとあの真新しそうな古民家風の建物へは近づけない。僕のスマートフォンにメールが・・・。

誰からのメールかは不明だ。メールの内容はこうだった。


メールの内容

あなたは昨日私達が住んでる屋敷の中へ入ったよね。私はあなた達が入った屋敷の主よ。あなた達を強引に誘ったあの男は昨日殺しておいたから。今いる作井博信という男は他の人物だと思ってね。それと今あなたも私の屋敷を調べようとしてるね。2回目は殺すわよ。


間違いなく真新しそうな古民家風の建物の中にいるドール人形からのメールだ。

僕はこれ以上あの真新しそうな古民家風の建物の中にいるドール人形を怒らせるわけにはいかないのでアミューズメント施設であった真新しそうな古民家風の建物の事は調べない事にした。

翌日、博信「おはよう陽介。どうした朝から浮かない顔して。」

僕「な、なんでもないよ。」博信「そうか。」

野乃花「博信、今日もテンション高いね。」

悟「何かいい事でもあったのか?」

博信「いやいやいや3人とも冷たい目で見ないでくれよ。」

実は悟と野乃花もあの真新しそうな古民家風の建物の中に住んでるドール人形からメールがあったのだ。昼休み、野乃花と悟と話し合った俺。

悟「昨日宛名不明のメールが来たよ。」野乃花「私も。」僕「僕もだよ。」

悟「お前にもメールが来てたのか。」

僕「恐らくあの真新しそうな古民家風の建物の中で住んでるドール人形からのメールだ。」悟「博信の事書いてたよな。」僕「あー、書いてたよ。」

野乃花「ひ、博信が後にいる。」僕「博信。」

博信「やあそこの3人、俺の事気になってたか?俺は実は言うと作井博信じゃないんだよ。」野乃花「ど、どういう事?」

博信「実はな、作井博信という男はあの真新しそうな古民家風の建物の中でドール人形に殺されたんだよ。作井博信がどのように殺されたかは夢の中で教えてやるよ。ちなみに俺は5年前に水死した大股博信だ。よろしくな。」僕達3人は凍り付いた。博信であるが作井ではなく亡くなった大股博信だったとは。

仕事帰り野乃花が、僕のアパートまでついてきた。

僕「あれ、野乃花は僕の帰る道と逆方向だろ。」

野乃花「ごめん、私1人暮らしだから怖いの。だから今日は陽介の部屋に泊めてお願い。」僕「しゃあないな。」悟は家族と一緒に一軒家で暮らしてる。

僕「ここが僕のアパートだよ。」野乃花「以外にも広々してるじゃない。」

僕「そうかー。」野乃花「ねえ、今日出会った大股博信さんなんだけど。」

僕「5年前に水死したと言ってたよな。アミューズメント施設であった真新しそうな古民家風の建物の中で。」野乃花「なんだか気味悪いね。その話。」

僕と野乃花は2人で抱き合って寝た。僕と野乃花は夢の中にいた。

そして夢の中で悟と大股博信に出会えた。

博信「おう、そこの3人さんこっちだよ。ここが昨日あんた達があの哀れな男と探索した屋敷さ。」僕「これが僕達が探索してた屋敷?」

僕達が夢の中で見た屋敷は洪水被害を受けてボロボロになった大きな屋敷だった。

博信「これが昨日あんた達が探索してた屋敷の本当の姿さ。」

野乃花「こんなにボロボロの屋敷を探索したの私達は。」

悟「嘘だろう。俺達が見た真新しそうな古民家風の建物がこれだったなんて。」

博信「そうなるよな。今から作井博信がどんな殺され方をしたかよーく見とけよ。」僕達はどんな光景を見るのか。野乃花「あれ私達じゃない。」

作井博信と悟と僕の野乃花が屋敷の中へ入った後ドール人形達が慌ただしく動き回ってた。しばらくすると僕と野乃花と悟は屋敷から無事脱出した。

屋敷の中には作井博信だけが取り残されていた。

次の瞬間、作井博信の背後からドール人形がとてつもなく大きな斧で作井博信を真っ二つに切り裂いた。博信「という事なんだよ。」

僕と野乃花と悟はあまりにも恐ろしすぎる光景に言葉を失った。

僕と野乃花は夢から覚めて気づけば朝だった。

僕「はあはあはあ、作井博信がドール人形に殺された事がこれでわかったよ。」

野乃花「それにしてもすごく怖い夢を見たね。いっぱい汗かいちゃった。」

僕「気づけば僕も汗びっしょりじゃねえか。」

作井博信はもうこの世にいない。

夢の中で5年前にアミューズメント施設内で水死した大股博信が親切に僕達が見た真新しそうな古民家風の建物の本当の姿と作井博信がドール人形に殺された証拠を見せてくれたから。僕と野乃花はシャワーを浴びてから出勤した。

僕「悟、おはよう。」悟「おはよう陽介。」野乃花「悟、顔色悪いよ。」

悟「まさか作井博信がドール人形に殺されたなんて信じられねえよ。」

悟も僕達と同じ夢を見たそうだ。

僕達は作井博信が使ってたパソコンと机といすを見た。

もうそこには作井博信の姿はない。

作井博信がドール人形に殺された後どうなったのかは定かではないがまだあの屋敷の中にいるのであろうか。









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