※第一幕終了時点の登場人物紹介※
第一幕終了時点でのキャラクター紹介です。ネタバレですのでご注意ください。
基本的に、本編で判明している内容のまとめです。
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《イリアス・フォルトナー雑貨店》
・イリアス・フォルトナー
主人公。
「イリアス・フォルトナー雑貨店」の店長を務める商売人にして、〝トレジャーハンター〟の称号を持つBランク冒険者。自身が立ち上げた雑貨店では
逆に冒険者としての実力は折り紙付きで、特に契約している聖獣と融合する『
思いつきと行き当りばったりで行動するのが玉に瑕。それでもなんとか乗り越えてしまう実力と強運の持ち主でもある。
・ルティーヤー・クレアベル
イリアスのパートナー。
店長であるイリアスが留守中に『イリアス・フォルトナー雑貨店』に食事処を設置し、一人で切り盛りしている。結果、雑貨店よりも周辺住民に受け入れられ、連日大いに賑わっている。
その正体は世界を創造した始祖龍ルティーヤー。イリアスと最初に契約を結んだ聖獣でもあるが、自身が始祖龍であることは教えていない。
・ヨルムンガンド
イリアスが契約している聖獣。本体は連なる連峰よりも巨大だが、今はヒューマンの幼女という分体で喚び出しに応じている。幼女の姿なのは本人やイリアスの趣味ではなく、「この格好なら多少の失敗でも許してもらえるから」という打算によるもの。
その正体は始祖龍から権能を授かりし七神龍の一柱……だが、あまりにも威厳がないせいか、イリアスには信じてもらえていない。
《聖獣》
・フェンリル
〝終焉の獣〟と呼ばれる黒衣の巨大狼。大食漢であり、一説には『月をも飲み込む』とさえ言われているが、そのモフモフっとした毛並みと他に類を見ない俊足を見込まれ、イリアスの騎馬ならぬ騎狼として頻繁に喚び出されている。
・ティターニア
フェアリーやピクシーといった妖精たちを統べる女王。その性格はイタズラ好きで享楽家。イリアスのことはとても楽しい遊び相手と思っている。
・マスタースライム
生物以外ならなんでも取り込み、一割を代償として保存もしてくれる便利なスライム……だが、本当にスライムなのかどうかはわかっていない。ぷるぷる。
・ヴァルキュリア
勇猛なる魂を持つ戦士を冥府へ導く聖獣であり死神。個体の聖獣ではなく、総数四〇以上の軍団が本来の姿だが、イリアスの力量不足もあって軍団まるごと喚び出すのは難しい。
《冒険者ギルド関係者》
・ミュール・ユグラーヴァ
冒険者ギルドの受付嬢でイリアスの担当管。種族はエルフ。年齢は一六〇歳くらいだが、実際のところは不明。二〇〇歳はいってない。
・レイヴ・ウォーケン
冒険者ギルドのギルドマスター。種族はヒューマン。年齢は五〇代に差し掛かったくらい。スキンヘッドで威圧感ある面持ちと肉体を誇っているため、冒険者たちからは割と恐れられている。
かつて、〝勇者〟の称号を与えられたイリアスの父、アイン・フォルトナーとパーティを組んでいた冒険者でもある。
《商業ギルド関係者》
・ダラカブ・ラッド
イリアスの製作技術に関する師匠。種族はドワーフ。商業ギルドの役員でもある。
職人としての矜持と商人としての才覚を併せ持っている。第三前線都市でも有数の大店の経営者で、イリアスが唯一頭の上がらない相手でもある。
《冒険者》
・ヴィーリア・オルデマリー
冒険者ランクの最上位であるLランクに認定されている魔法戦士。イリアスの義姉で、先代勇者アイン・フォルトナーの実娘。既婚者。
総勢五〇名ほどの大規模冒険者パーティ〝ヴィーリア小隊〟のリーダー。亡き父の後を継ぎ、ダンジョン踏破を目指している。踏破記録の保持者であり、現在まで仲間を誰一人死なせていないことから〝守護者〟の称号が与えられている。
・カシュー・レン
パーティ〝ヴィーリア小隊〟の分隊長の地位に就く冒険者。それなりの実力と実績はあるものの、なかなか貫禄が身につかない。
ダンジョンの最前線を往くヴィーリア小隊で分隊長を務める。本来は長大な刀を扱う侍だが、今回は出番なし。それなりに実力が身についたと思い、祖国へ戻ろうと考えていたが、イリアスの桁外れの実力を目の当たりにしたことで実力不足を痛感。時期尚早と判断し、今しばらくヴィーリアの下で修行を続けることにした。
どこかの国と深い関わりがあるらしい……?
・ルシェッド・オルデマリー
大規模冒険者パーティ〝ヴィーリア小隊〟のサブリーダー。ヴィーリアの夫であり、イリアスの義兄。重鎧戦士で、パーティのメインタンクも担っているが、最近は常に最前線で戦うヴィーリアに代わり、パーティの指揮を執る指揮官ポジションに就いている。
・ハーキュリー・オルダナス
若くしてAランク冒険者まで上り詰め、〝救済者〟の称号も持つ冒険者。冒険者ギルドでは、将来的に〝勇者〟の称号を与えようと考えている勇者候補の一人。
超が付くほどのお人好しで、他の冒険者が受けないような依頼も率先して受けるほど。時にその善意が危うさもかんじさせる。
物心が付くか否かという頃に命を救ってくれた勇者アイン・フォルトナーにあこがれて冒険者になった。
・ディーガ
コルテオ、ルティナとパーティを組むBランク冒険者。ダンジョン地下三十一階層に生息するエリキュールの花を収穫するため、一時的にハーキュリーと組んでいた。だが、そこで異形の怪物グリゴリに襲われ、片腕を失う大怪我を負う。
・コルテオ
ディーガ、エルティナとパーティを組むBランク冒険者。双剣士。
ダンジョン地下階層三十一階で異形の怪物グリゴリに襲われ死亡、後にヴォイド・デーモンに転じた。
・エルティナ
ディーガ、コルテオとパーティを組むBランク冒険者。治癒術士。
ダンジョン地下階層三十一階で異形の怪物グリゴリに襲われ死亡、後にヴォイド・デーモンに転じた。
《その他》
アイン・フォルトナー
イリアスの義父でありヴィーリアの実父。
かつて〝勇者〟の称号を得ていた冒険者。十数年前にダンジョンで消息を絶った。
《???》
・グリゴリ
ダンジョンに巣食うヴォイドとは別系統の怪物。フェンリル曰く〝異形のもの〟。
身体構成は犬類に近く、全身に棘を生やした犬型のハリネズミに見える。その全身を覆う棘はグリゴリ本体から増殖したもので、本来であればいずれ千切れて新たなグリゴリへと成長するはずだった。
自身は始祖龍バハムートに生み出された世界の支配種と思い込んでいたが、すべてまったくのデタラメ。一応、バハムートという架空の存在を広く世に認知させ、始祖龍ルティーヤーの権能を複製しようとする目的もあったが、成功すれば儲けもの、くらいにしか思われていなかった。
・クユーサー
世界を創造した始祖龍ルティーヤーが言うには〝この世界の礎〟として封じられた存在。
ダンジョンに封じられているようだが、その目はあらゆる所まで届くようで、ルティーヤーとイリアスの関係も知っているようだ。それでもイリアス本人についてはよくわかっていないようで、故に興味を抱く。
そろそろ退屈に過ごす時間に飽きてきたらしい。
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