side:カシュー

 正直に言って、今目の前で起きたことは、僕の常識をひっくり返すには十分なほど、インパクトのある出来事だった。


 だってヴォイド・グリフォンが一瞬にして倒されたんだよ!?


 僕の知ってるヴォイド・グリフォンと言えば、一〇二階層の階層主だ。本来ならダンジョンの道中にひょっこり現れるレベルの魔物じゃない。倒すにしたってAランク冒険者のパーティで三〇人くらいは必要だ。

 ヴィーリア先生でさえパーティメンバーと協力しながら倒すし、仮に一人で相手をしようものなら、倒せないとは言わないけれど手こずるのは間違いない。


 それが一撃、ほんの一瞬で倒されてしまった。


 まるで冗談みたいだ。あり得ないって言葉じゃ物足りない。普通に考えれば不可能だ。

 それをこの人、調教士のイリアス・フォルトナーさんはなんの苦もなくやってのけた。


 ……いや、正確に言えば、イリアスさんが契約している聖獣フェンリルがやったことではあるけれど。

 場所によっては階層主でもあるヴォイド・グリフォンを、一撃で仕留める聖獣と契約してるってことは凄いと思う。けど、本人は特に何もしてない。


 これは、単にフェンリルが凄いだけなんじゃないか?


 そんな聖獣と契約してるイリアスさんは凄いけど、先生の凄さとは別物だと思う。

 なのに先生は、折に触れてイリアスさんのことを話題に出すんだけど……どういうことだろう?


「評価に迷うって顔をしてるわね、カシュー」

「うぇっ!?」


 イリアスさんの凄さをどういう風に判断していいのか迷ってる僕に、先生から急にそんな言葉を投げかけられて妙な声を上げてしまった。


「あ、いや、そういうわけじゃ……」


 って、先生相手に言葉を濁したってすべてお見通しだよな……。


「その……確かにイリアスさんと契約しているフェンリルは凄いんですけど……」


 実際、フェンリルが次に出てきたヴォイド・オルトロスも瞬殺しちゃってる。あれは確か、九十三階層の階層主だったかな?

 それも凄いんだけど、ヴォイド・グリフォンの後だと感覚が麻痺しちゃってるな。


「でも、イリアスさん自身は、その……特に何もしてないですし、先生がおっしゃってたような〝規格外〟にはとても見えなくて」


 以前から、先生はおっしゃっていたのだ。「私が強い? 馬鹿ね、私なんかとは比べものにならない規格外の強者は、調教士のイリアスちゃんよ」と。

 初めてその話を聞いた時は、先生の冗談だと思っていた。


 そもそも調教士とは、聖獣と契約できるだけで他に特徴もない職業なのだ。

 魔法が使えるわけでもない。

 攻撃力や防御力に秀でているわけでもない。

 聖獣がいなければ、ダンジョンとは無縁の生活を送る一般人と大差ない身体能力しか持っていない──それが調教士という存在だ。


 それが、ダンジョンの踏破記録を次々に更新し続ける〝守護者〟ヴィーリア・オルデマリーよりも強いなんて、思えるわけがない。


「カシュー……私が教えてきたことが、まだ身についてないようねぇ」


 うぐっ……先生の眼光が鋭い。


「本質を見抜く術を身につけないと、先は短いわよ」

「本質、ですか……つまり僕は、まだイリアスさんの本質を見抜けてないんですか?」

「それはそうでしょう」


 先生に、呆れ顔で断言されてしまった。

 むむむ。

 先生がそう言うのなら、実際にその通りなんだろう。

 けど、自分じゃよくわからない。

 これでも、かなりの実力者になれたと僕自身は思ってるんだけどなぁ……。


「いいこと、カシュー。まず大前提として、イリアスちゃんがフェンリルと契約を結んでいる時点で〝凄いこと〟なのよ」

「え? ええ、まぁ、それはわかりますけど」


 僕はそう答えたけど、先生は「やっぱりわかってない」と首を横に振った。


「そもそも、調教士がどのようにして聖獣と契約を結ぶがわかってる?」

「それは……あ」


 そうか、そこまで言われてようやく気づいた。

 調教士は、生まれながらに聖獣と契約しているわけじゃない。聖獣から認められなければ契約を結ぶことはできないんだった。

 ということはつまり、イリアスさんは契約している聖獣がいなくとも、フェンリルから認められる〝強さ〟があるってことだ。


「それにね、こういう言い方はイリアスちゃんが嫌うから、あまり言いたくないけど……調教士にとって、契約している聖獣は武器なの」

「武器、ですか」

「そう。私が持ってるナインエッジみたいなものなのよ。そして、自分で言うのもなんだけど、私の強さはナインエッジでなければ十全に発揮できない」


 確かに。


 先生は魔法戦士。大魔導士クラスの魔法を扱い、戦士のように多彩な武器を自在に操るオールラウンダーだ。そして何より強烈なのは、その大魔導士クラスの魔法を、切り付けた武器を通して敵の内側で炸裂させることができる点にある。

 ただ、それを行うには先生の魔法を伝導させられる性質と、耐えられる強靱さを併せ持つ武器でなければできない。

 それが可能なのは九つに形態を変化させる聖具武器、ナインエッジだけだ。


「つまり私は、ナインエッジがなければLランクの冒険者にはなれなかった。逆を言えば、ナインエッジがあるから私はLランクの冒険者になれた。それをズルいとか卑怯だと、あなたは思う?」

「いえ、そんなことは全然!」

「でもあなたは、イリアスちゃんの〝武器フェンリル〟を見て『使ってる本人はたいしたことない』と思ってるんでしょう?」

「で、でもその……先生は、武器がなくても凄いじゃないですか」

「イリアスちゃんもそうよ?」

「う、う~ん……?」


 それでもどこか納得できずにいると、先生は「私はそれを、一度だけ見たことがある」と言った。


「どうやらこの隠しエリアは、階層主クラスが跋扈する修行エリアみたいね。もしかすると、ここでならあの時のイリアスちゃんをもう一度見ることができるかもしれない。その時──」


 僕を見る先生の眼差しは、どこか挑戦的でもあった。


「あなたは、何を思うのかしらね?」


 僕が……思う? 何を?

 それは……冒険者としての在り方ってことなんだろうか。

 それとも別のこと?


 けど、現れた魔物を屠っていくフェンリルとティターニアの後を、あくびを噛みしめながら付いて歩くイリアスさんを見ていても、「ホント聖獣頼りだな、この人」と思うくらいで、何かしらの感銘を受けることは特にない。

 けど、先生がそこまで言うのなら──という、妙な期待もある。


 あるんだけど……。


 結局、僕が目を見張るほどの活躍を見せたのはフェンリルとティターニアであり、イリアスさんが何かすることもなく、気づけば分厚い鉄扉の前までやってきていた。

 この扉は、迷宮構造によくある特殊エリアだ。その中はだいたい三つのパターンに分かれていて、〝強大なヴォイド階層主〟の部屋、宝物庫、数えるのも嫌になるほど多くのヴォイドが出現する繁殖部屋モンスターハウスのどれかになっている。


 階層主の居住なら、倒せば次の階層へ進める《門》が出現するはずだけど、ここは二十三階層と二十四階層の間にある隠し階層なので、《門》を守る階層主の居住とは思えない。

 繁殖部屋の可能性もあるけど、それも違うような気がする。

 ティターニアが灯した〝目的地〟までの道標は、鉄扉の奥に続いているからだ。


「ふっふっふ……財宝はこの奥ね」


 笑ってそう言ったのは、イリアスさんだ。財宝の探索を〝かくれんぼ〟と称して探してもらっていたんだから、まず間違いないだろう。


「それじゃ、ここで少し休息してからアタックですか?」

「んー……フェンリルはどう?」

『問題ない』


 さすがフェンリル……かれこれダンジョンの中で半日近く移動して戦っているというのに、全然平気そうだ。


「それなら行こっか」

「えっ?」


 行くの? ホントに?

 フェンリルが問題ないからって、そうも簡単に、疲労を抜くこともしないで突入しちゃうの? そもそも、扉の奥で万が一のことを想定したり、策を考えたりしないの!?

 せめて何か一つくらいは想定して突入しようよ!


「あの──」

「ん?」


 うわ……僕が止める前に扉を開けちゃったぞ。

 その瞬間、扉の内部から目映い光が溢れてきた。

 黄金色の輝きは、内側に山積みにされた金銀財宝の輝きだった。


「これは……凄いですね」


 さっきまでイリアスさんの無策さに慌ててた僕だけど、室内の様子に圧倒されてあれこれ考えていたことすべてが吹っ飛んだ。

 すっごい財宝の量だ。とてもじゃないが、一人で運び出すには不可能なほど積み上げられている。ちょっとした小山みたいになってるぞ。

 しかもそんな小山が五つ。

 これだけで一生……いや、七代先まで左うちわで暮らせる財になるだろう。


「……やばっ」


 財宝の山に目を奪われていた僕の耳に、イリアスさんの焦ったような声が聞こえた。

 直後。


「ギャオオオオオオオオオオオオオオオッ!」


 耳をつんざく大音量の咆吼が響き、財宝と思っていた黄金色の山が一つ、のそり、と動いた。

 それを見て、僕は自分の目を疑った。

 なんでここに、あんなものがいるんだ?

 どうして二十三層と二十四層の間の隠し階層で、あんなものが出てくるんだ!?

 ダンジョンの上層部分、最高踏破記録を持つ先生のパーティに所属している僕でさえ、今まで一度も見たことがない魔物が、そこにいた。


「ヴォイド・ドラゴンかぁ~……参ったわね」

「ヴォ、ヴォイド・ドラゴン!?」


 そこにいたのは、ダンジョンの外でも滅多に姿を見せない聖獣、ドラゴンを模したヴォイドだった。


 これがドラゴン……お伽噺や伝説でしか聞いたことのない存在だぞ。


 今ここにいるのは魔物だけど、その姿は実在する聖獣や獣を模したもの。今まで僕が見てきた魔物は例外なくそうだったから、目の前のヴォイド・ドラゴンも実際のドラゴンの姿を模しているのだろう。


 てか、ドラゴンが実在している事実に驚きだよ!


 僕が記憶しているドラゴンとは、創世神話の話だ。

 この世は一匹の始祖龍から誕生し、その分身体である七匹の神龍が三つの大陸と二つの海、そしてあらゆる現象、様々な命を守護し、その七神龍から産み落とされた直径の子孫がドラゴンと言われている。

 言うなれば、ドラゴンは実質的に生物の頂点に君臨する生き物だ。さすがに七神龍や始祖龍を模した魔物はいないだろうから、ヴォイド・ドラゴンこそダンジョンの最強種と思って間違いない。


 この部屋は、宝物庫と階層主の部屋を混ぜ合わせた部屋だったんだ!


「や、ややや、ヤバイですよ! あり得ませんて! なんでこんな浅い階層にヴォイド・ドラゴンがいるんですか!? 先生、どうするんですか!」

「確かに逃げ出したいとこね。ちょっと戦うのは嫌だわ」


 Lランク冒険者の先生をもってしても、そう言わしめる事態なのか!


「だったら早く逃げましょう!」


 先生ならわかってくれる。撤退するのは恥じゃない。無謀な戦いに挑んで無駄死にすることこそ恥だってことを!


「私の判断なら即時撤退だけど、でももう、始まってるみたいよ?」

「……え?」


 そんな、まさか……嘘だろ!? フェンリルが、ヴォイド・ドラゴンに向かって攻撃を仕掛けてる! これじゃもう逃げられないじゃないか!

 魔物の特徴として、こいつらは一度狙いを定めた敵のことは階層を移動するまで追いかけてくる。


 加えて、この宝物庫がヴォイド・ドラゴンの住処のようだけど、いったん攻撃を仕掛けてしまえば部屋の扉は閉ざされ、階層主か手を出した冒険者が死ぬまで開かない。

 つまり、僕らが無事に生きてこの部屋から出るには、ここでヴォイド・ドラゴンを倒さなくちゃならないってことだ!


「いっ、イリアスさん! 正気ですか!? 相手は魔物と言ってもドラゴンですよ!? こんなの──」

「イリアスちゃん」


 慌てふためく僕を押しとどめるように、先生が割り込んできた。


「手を貸した方がいいかしら?」

「逆に聞くけど、ヴォイド・ドラゴンの素材って貴重よね? どこかの部位いる?」

「血があれば、ナインエッジシリーズの強化に使えそうだけど」

「一瓶三〇〇〇万」

「高いわね? 九瓶で一億くらいにしてほしいわ」

「二億。あんたの思惑通り、あたしの本気見せてあげるサービス付きよ? 値引きした上にサービスするとか、あたし優しすぎじゃない?」

「……仕方ないわね」


 な……何を言ってるんだ、この人たちは? なんで素材の値段交渉なんてしてるんだ!?

 確かにドラゴンの素材は貴重だし、手に入れられるなら億単位の金額を払っても惜しくないって人もいる。


 けど、それは倒せることが前提だろ? 今まで魔物を一撃で屠ってきたフェンリルなのに、ヴォイド・ドラゴンとせめぎ合ってるじゃないか。それどころか、僕の目から見ても劣勢だぞ。

 そんな状況で、なんでそんな倒した後の話ができるんだ!?


「フェンリル、とっとと倒すわよ!」

『あれをやる気か?』


 フェンリルはヴォイド・ドラゴンと戦いながらも器用にイリアスさんと会話している。もしかして、まだ余裕があるのか?

 いや、だからって油断できるわけじゃないけど!


「ヴィーリアがドラゴンの素材を買ってくれるって言うからさ」

『強欲なものだ』


 呆れたような声を出すフェンリルは、ヴォイド・ドラゴンから距離を取ってイリアスさんの横に戻ってきた。

 けれど、ヴォイド・ドラゴンはフェンリルと戦っていた。そのフェンリルが下がれば追ってくるのは必至だ。


「ティターニア、ちょっとアイツと遊んであげて」

「ええ、わかったわ。ふふふ、一緒に遊びましょう」


 ズゾゾゾゾッ──と、無機質な宝物庫の床を割って伸びて来たのは、丸太のように太い蔦のような植物だった。

 一本や二本じゃない、何本も絡み合い、束ねられ、獲物を狙う蛇のように蠢きクネってドラゴンの四肢に絡みついた。


 瞬く間にヴォイド・ドラゴンが束縛される。ドラゴンを束縛するって、それだけで人外の所業だ。実際、ティターニアは妖精女王で人外だけども。

 ただ、束縛したってそれが植物なら効果は薄い。鋼鉄をも溶かすブレスの一発では、あっという間に消し炭にされてしまう。


 てかこれ、もうヤバいんじゃないの!?


獣装宝術レガリア


 焦る僕の耳に、イリアスさんの声が聞こえた。


形態モード闇狼フェンリル

「……え? わっ!」


 闇が広がった。


 いや、それが本当に闇だったのかどうか、僕にはわからない。

 ただ、黒い閃光のような……衝撃、と言えばいいのか、手で触れることはできない、けれど物理的な力が広がり、そして収束した。


「へ……?」


 あれは……イリアス、さん?


 イリアスさん、なんだろうか。


 すぐに断言できなかったのは、イリアスさんの装いががらりと変わっていたからだ。

 黒い狼の毛皮を羽織り、まるでお伽噺に登場するようなアマゾネスのような姿。手と足も獣人のような毛皮で覆われており、伸びる爪はサーベルのよう長く鋭い。


「がおー」


 イリアスさんがふざけているとしか思えない獣の鳴き真似をした──直後。


 姿が消えた。


 僕の目には、消えたようにしか見えなかった。

 けれど次の瞬間、ヴォイド・ドラゴンの首が落ちた。


 すっぱりと、綺麗に……胴と頭を繋ぐ首の部分が空間ごと削り取られたかのように、消えてなくなったのだ。


 それをやったのは……たぶん、イリアスさんだ。


 ヴォイド・ドラゴンの上、空中に居るのだから、たぶんだけど、もの凄い速さで移動して、すれ違いざまに首を掻き切ったのだと……思うわけだけれども。


「は……? はぁ? はあぁぁぁぁぁっ!?」


 意味がわからない。

 何なんだ、いったい?

 なんでヴォイド・ドラゴンの首が……えっ、それをイリアスさんがやったの? ていうか、あの姿は……?


「相変わらず凄まじいわね。……自信なくしちゃうわ……」

「せっ、先生!」


 聞こえて来た先生の声に、理解が追いつかない僕はすがるように声を荒らげた。


「なんですかアレは!? ヴォイド・ドラゴンが一撃で……いっ、いったい何が……!?」

「あれが獣装宝術──イリアスちゃんの秘術よ。聖獣を霊化させて武具にすることで力を数十倍に高め、聖獣の力を術者本人が身にまとうんですって」


 聖獣の力を数十倍? それを術者が身にまとう!?

 そんなの、聞いたこともない!


「なんですかそれ!? そんなの……そんな、デタラメじゃないですか!」

「そうね、デタラメな話よ。そんなデタラメな力が使えるイリアスちゃんなら、私たちがパーティを組んで数ヶ月掛かりでようやく一層ずつ突破しているダンジョンも、さしたる苦労もせずに短期間で踏破できるでしょうね」

「せ、先生……」


 どこか自虐的な先生の言葉に、混乱の極地にあった僕は少し冷静になった。


 羨ましい……いや、悔しい……だろうか。


 理由はわからない。けど、先生はダンジョン踏破に執念を燃やしている。

 自分こそがやり遂げなければならないと、強く思っているようだ。

 そんな先生にしてみれば、イリアスさんの力は羨ましくて仕方が無いものなのだろう。喉から手が出るほど欲しいに違いない。


 僕は単に驚き戸惑うことしかできないけれど、先生はイリアスさんの力に嫉妬し、羨み、それでいて闘争心を燃やしているようだった。

 ヴォイド・ドラゴンを一撃で屠る力に、対抗心を燃やしている。


「覚えておきなさい、カシュー。ダンジョン踏破の最前線を征く私たちヴィーリア小隊は、だからといって最強なんかじゃない。強者を目指すのなら、私のパーティに入っている程度のことで満足しちゃ駄目よ。あなたが目指すべき頂は、ヴォイド・ドラゴンを散歩ついでに倒すような場所なんだから」


 僕が目指す……場所。

 そう、僕はそんな強者に──何者にも屈さず、何事にも怯まない真の強者になりたい。


 そうならなければならない理由が、僕にはあるんだ。


 今でも十分戦えると思っていたけれど、それがまだまだだと言うことが、ヴォイド・ドラゴンを一撃で倒したイリアスさんを見て理解できた。

 僕はまだ、理想の自分になる入口にさえ立っていなかったってことを。


「……わかりました、先生。僕は少し、うぬぼれていたみたいです。けど、イリアスさんを見て自分の未熟さを思い知りました。これからも、よろしくお願いします」

「頑張りなさい、カシュー。まだまだ先は長いわよ」

「はい!」

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