第6話 めんどくせえ二日目ログイン

まぁ大変! スマホと連携すればゲームの容姿確認できるってよ奥さん。


まぁ! なんてこと! カップラーメンとおにぎりをキメながら拝見しましてよ?



真っ赤な髪に、そこそこの身長につり目な美人だねこれ、うむ、これで鞭をペシペシするのは絵になるのではないだろうか。


あ、胸、ない……注文してなかったな。




ペタペタだなこれ。


あちっ、汁溢れた





ーーー




『初心者応援スタートダッシュログインボーナス二日目を獲得しました』

『週間ログインボーナスを獲得しました』



「ふう……」

フリーダムセカンドリアルオンラインプレイ二日目、張り切って参りましょう。


場所は昨日と変わらず初期地点【始まりの平原】、青い空にこれまた良く映える草原と来た、これはもうアルプス、疲れた体に良く染みるね。


「さ…てと、まずは」


明るい空が眩しく近くの木陰で体育座りをした俺……私はまず、液晶テレビのようなメニュー画面を開き、自らのステータス画面を確認する。




★★★


【レオにゃん】



職業「テイマー」


レベル1

STR 3

INT 4

DEX 0

AGI 1

DEF 1

VIT 10


【保有スキル】


テイミング

モンスター強化


「スピードアシスト」

「パワーアシスト」

「プロテクトアシスト」



【装備】


「馬用鞭」

「布製服」

「布製ズボン」


【称号】


怠惰を望む者 新米冒険者




★★★


……ふむ、なにがどれなのかさっぱりわからん。


数字に関してはなんか違いある程度、なんじゃこら。


「.....この英語の、数字の書いてるやつってなに」

『STR 自らの持つ力の数値、

多ければ多いほど対象に与えるダメージが増えます、INT 自らの持つ魔力を表す値、

数字が大きければ大きいほど魔法が強力になり、

傷を癒す魔法の効果量を増やす値

DEX 魔法を発動する速度、敵の弱点に技を当てる確率をあげる値

AGI 早く動き、移動するための値

DEF 身を守る力の値

VIT 自らの体力の値 でございます』

「へぇ、初めて知った」

『一つレベルが上がる事にステータスを強化するポイントが付与されます』

「ほうほう」

『現在【レオにゃん】様はステータスに割り振れるポイントを10持っています』

「......振れってか」

.....こういう計算て頭使うから嫌なんだよなぁ......。


『現在装備されている鞭ですとSTRを少し、AGIを多く振ることをおすすめします』

「へぇー……」

一発一殺より手数で攻めるってか……ほうほう。


……んん。



「これってポイントとっとくことって出来る?」

『可能ですがレベルアップの際ステータスの変化が乏しくなります」

「ほーん、……それじゃ保留で」

右も左もわからんときそこまで意欲が無いときに振って失敗したら目も当てられん


ある程度ものが分かって気力がある時に振ろう。



んで……職業は【テイマー】


野生の敵モンスターを捕まえて従わせてなんやかんやするやつ……だったきがする。



アシスト系列がモンスター、ペットを強化する奴……。


可愛いやつだったり見てて楽しいやつを侍らせたいな……。


初めて二日だとこんなもんか。


進めたり色々したら増えるかな……鞭系統も所得したいけどよくわからん。


『チュートリアルミッション【ステータス】をクリアしました』

「ん? あぁ」

『獲得報酬をボックス送りました』

「……めんどくさいな」

グレーな仕事で疲れきった心にただ少し、指を動かす。

それがきつい、


「……ちょっと待ってからにしよう」

その作業そのものが嫌になる……。


空でも眺めとこ。










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