22「万華鏡」への応援コメント
おぉぅ……。おぉ、うむぅ、上手く言葉が出てきませんが。
セヲォン殿下、一国の主、王としては名君、とは言えないか、苦渋に満ちた道のりだったのでしょうにゃ……。その決断の時にはまだお姉様いたのかなぁ。……何となく割とすぐ……将軍もエスターさんも居なくなっちゃってたら、張りあいなくなっちゃったのかもにゃー。
カロくんのお父様、なかなか渋とさもあって良いですなぁ。
そしてメリアちゃんの行動力。後世の悪魔か。人にはそれが同居している。ここでもセヲォン殿下の行動と言葉が効きますにゃあ。んーっ、堪らないっ。
作者からの返信
@hikagenekoさま
第二章読了ありがとうございました!薬草が見つかり花が咲くまでが第一章なら、花が咲いた薬草が滅びるまでが第二章です。台無し…。そう、台無しです…。
セヲォンはなかなかに複雑な人物ですよね。国の為政者として病人を助け、国を富ませる。となれば少ない犠牲で済む方法を取らざるを得なかった…でも本人もその非道さはわかっている。それでこその「余は悪魔であった」というセリフです。
カロの父はそういうことでした、ヴォーグ殺しが英雄と言われたり、セヲォンのしたことといい、メリアのラストの行動といい、いろんなものが複雑な見え方をしています。だからこの章のタイトルは「カレイドスコープ=万華鏡」なんです。
18「予期せぬ帰還」への応援コメント
そもそもの「疫病」の存在からして怪しく感じられますにゃ。国の力とは。
今は森の衆?さんに全部持ってかれてますにゃー、どういうことだー?
作者からの返信
@hikagenekoさま
第一章と比べて疫病も国のあり方もだいぶ変わっております。それをカロが探っていくのが第二章ですね…!
さあ、「森の衆」の正体とは?ここからですよ!
12 「誰がために」への応援コメント
薬草……なんですかね、コレは。元の廃墟の人々の骨、それの向いた先にあったモノ。
歌の謎も気になりますにゃ。副官さんにも注目。
……罪を背負った二人(いや、他の人達もか……?)でしたので、ここまでの結末は切なく、悲しくも納得……うにゃーっん、うわーん。続きも楽しみ、覚悟して追いかけますにゃ。
作者からの返信
@hikagenekoさま
つるの処女作にようこそ!とてもうれしいです!!
第一章はこういう終わり方です。なんともやるせないのか、仕方ないのか。…どっちもですね。複雑な生の話だと思います。
ラストまで読まないと真の希望が見えない話なので、ぜひお見届けいただきたく。よろしくお願いします!
33「夢のあと」への応援コメント
白い花が!!!!咲いた!!!!!!(* ゚Д゚)
やっぱりずっとセヲォンさんは赤い花栽培でたくさんの子を犠牲にした業を背負いながら、血を必要としない白いままで咲く花の研究を続けていたんですね……。
エスターさんとヴォーグさんが見つけた花を、恐ろしい方法で栽培してしまったこと、でもそれがあったからこそ白いままで咲く花の研究がされたのだと思うと全てがちゃんと繋がっていました。
たくさんの人たちがバトンを繋いできたからこそ、白い花が咲いたのだと思います。
エスターさんから始まって何十年もかけて、たくさんの人が疫病と向き合ってきた歴史作品を読んだ気分です。
たくさん印象的な場面はありましたが、私としては1章最後の結末があまりに辛かったのでグルーさんがエスターさんとヴォーグさんを一緒にしてくれたのが本当に本当に嬉しかったです!!(*'ω'*)
読書配信へのご応募ありがとうございました!
作者からの返信
みつなつさま
ここまで長時間の読書配信、ほんとうにお疲れ様でした!&ありがとうございました!
みつなつさんの鋭い読みの深さにドキドキしたり感動したりしながら聞いていました。
ラストは白い花が咲いて、終わります。ほんと、ラスト数行のここに辿り着かないとなんの希望もない話ですので、この世界の60年を見届けてくれたことが本当にうれしいです。
いろいろ悲惨なこともあったし、酷いこともたくさん起こる話なのですが、わたしは大げさながら、この作品は「人間讃歌」だと思っています。長い時間をかけて色んな人間が迷ったり、過ちを犯したりしながらも、懸命に生きたことがバトンとなり、白い花を咲かせる。
「だから人間はみんな星なんだよ」。
そんな思いを込めて書き綴りました。
たとえ白い花が咲いたとしても、グルーの道は多難でしょうし、その先にはまた花が間違った使い方をされる歴史もあるかもしれない。
だけどそれでも、人間が懸命に生きている限り、希望はある。
このラストから、そんなことを汲み取っていただけたら書き手としてこれ以上うれしいことはありません。
わたしの大事な処女作、大切に配信していただき、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げます。
32「没落の都」への応援コメント
エスターさんが罪人扱いでここに沈められたのがとても理不尽で悔しく感じていましたが、グルーさんのおかげでエスターさんとヴォーグさんが二人一緒に安らかに眠ってくれているのを想像することができました!
グルーさん、ありがとう(*'ω'*)
作者からの返信
みつなつさま
グルーは「自分は人の心をなくしてしまった」と感じていますが、ここでセヲォンの願いを叶えてエスターとヴォーグをまた出会わせてくれ、しかも短剣を「元の持ち主に返してやろう」と堀に投げ入れたこと…これをした彼はやはり立派に、ちゃんと人間なんです。セヲォンが彼に国を託せると思ったのも、それあってこそなのですよね。つまりは彼も立派な星なんです。
29「巡りあう」への応援コメント
一章の最後でエスターさんとヴォーグさんを一緒に弔って同じお墓に入れてあげて欲しいと、すんごい荒ぶってしまいましたが……まさか、ここで二人をこんな形で出会わせてもらえる奇跡に胸が熱いです!(*'ω'*)
作者からの返信
みつなつさま
そして短剣と帳面の出会いです。ここで物語が繋がります。そうなんです、ヴォーグはとんだロマンチストなのでした!いかつい手で詩を書き綴ってる姿を考えると、なんだかニコニコしてしまいますね。
エスターとヴォーグを再び出会うとしたらどんな可能性があるだろう?と考えに考えてのこの展開、書いた時はちょっと強引かな、と思ったのですが、あの二人を知る読者の方がジーンとなってくれればいいな、と願いを込めてこういう再会にしました。
28「セヲォンの館」への応援コメント
グルーさんがズームグで暮らしてた赤い花の平原!それが薬草なんですよ!!!と声を大にして言いたい読者( ゚Д゚)
ここでグルーさんとカロさん、セヲォンさんが出会うというのはまさに運命を感じます!!!!
作者からの返信
みつなつさま
ここでカロとセヲォンの再登場です。カロがすっかり立派な大人になって、娘をもうけ、しかも敵であったセヲォンに仕えている…というのは個人的にすごく「エモい」んじゃないかな?とわたしは手前味噌ながら思っています。
26「病の者たちの国を」への応援コメント
病人だけの国を作ろうにも、病人がどんどん亡くなっていたら国として維持できない……。ズームグの赤い花(薬草)を上手く使えるようにならないかなぁ……(;´・ω・)
作者からの返信
みつなつさま
グルーの奮闘も、はたから見れば恐ろしい殺人であったり、彼の言うように健康な人への復讐だったりするので、結果として問題を解決することに繋がるのは、やはり、難しい。それでも彼はそうせざるを得ないところに追い込まれて行きます。でも、その原動力って、彼の「生きたい」という強い思いだと思うんです。そして、それはエスターから変わらぬ、この作中の登場人物に通じることなんですよね。
25「隻眼のグルー」への応援コメント
うーーーーーーん……。健康な人は伝染されたくないから病人を隔離しようとするのも分かる……。でも虐げられたり疎まれたりする病人側の苦痛・恨みだってすごく大きいと思います(;´・ω・)
分かるんだけど、でも!病人だけの国を作るというのが、いい方向に向かっているとは思えない……。
作者からの返信
みつなつさま
配信の時も触れましたが、この世界は疫病によって、人間同士が疑心暗鬼になり、徹底的に分断されてしまった世界なんですよね。他人のことを思いやる余裕もなく、ただただ自分の目先の希望だけを人は追いかけてしまう。エスターもそうでしたし、ヴォーグもセヲォンもそうでしたし、そしてグルーも。
24「呼び覚まされた渇望」への応援コメント
ただこの平原にいても死を待つだけなんだし、おなじ病気の者どうし協力したり助け合ったりするために一緒に住むというのはすごくいいと思います!
作者からの返信
みつなつさま
エスターの時代には患者は「やつら」になって村を襲っていましたが、この時代になると少し状況が変わってきているんですよね。うさを晴らすだけでなく、「国を作る」という建設的な方向へ進みつつある。人間は少し賢くなったのかもしれません。でも、そのやり方は…となるとそこまで賢くなってなくて。そこは薬草を求めて村々をひとり襲っていたエスターの姿に重なるものがありますね。
23「赤い花の平原」への応援コメント
そうでした……ズームグには赤い花が一面に咲き誇っているんでした!( ゚Д゚)
花の上でただ死を待つだけのグルーさん、第三章の主人公の彼は疫病とどのように向き合っていくのか……。
作者からの返信
みつなつさま
そしてついに最後の第三章です!ここまでほんとうにありがとうございます。
第三章は舞台をズームグに戻し、そしてまた20年ほど時代が進んで行きます。最後の主人公、グルーの奮闘を見届けてほしいです。
22「万華鏡」への応援コメント
疫病にかかった大勢の人の命を救うことができたとしても、犠牲になる子がいるというのはおかしい!!
国としてこういうシステムを組んでしまったことじたいが問題だったと思います。
この薬草を使って特効薬を作るにしても、犠牲になる子の命を奪わない方法を模索するとか、そもそも薬草に頼らない治療方法を開発するとか……そっちの方に注力して欲しかった(;´・ω・)
ヴォーグさんのフィード村の件でも、今回のメアリさんが薬草を燃やしてしまった件でも、立場によって善悪が簡単に逆転してしまう危うさ・恐ろしさを感じました。
作者からの返信
みつなつさま
第二章読了ありがとうございました!なかなかに衝撃的な展開だったと思います。
テセのやったことは本当に間違っているし恐ろしく、カロの言うように「悪魔」なのですが、とはいえ、国の繁栄と病人の救済を考えたとき、為政者としてセヲォンは、より少ない犠牲ですむ薬草を利用する道しか選べなかったとは思うんですよね…。人道的にはめちゃくちゃですけど。この辺の逡巡がこの章の最後のセヲォンの去り際の潔さだったりしますし、第三章のラストに繋がる部分でもあります。
メリアが薬草を燃やした時、セヲォンは心のどこかで、ほっとしたんじゃないかと想像してしまうんですよ…。
20「メリアの告白」への応援コメント
メリアさんが知ろうとしていることを、すでに知っている読者の私としては、真実を知ってしまう恐ろしさにメリアさんが耐えられるのか、真実を知ったらどう考えてどう動くのか……想像もつきません……。
作者からの返信
みつなつさま
ここでみつなつさまの洞察が正しかったことが明らかになりましたね。やはりお流石だと思います。連載時、リアタイしてくださっていた方でそこまで読み取ってくださった方はあまりいなかったように記憶しているので。みつなつさん、すごいです。
19「森の衆」への応援コメント
ヴォーグさんが殺された時には、ものすごく理不尽に感じて悔しかったけれど、それがフィード村の復讐だったのだと知って、ものすごく衝撃で複雑な気持ちです。
立場や見方によって、物事ってこんなにも違って見えてしまうんですね……。
カロさんのお父さんの事情にも驚きです。
私が想像してたより、ずっと因縁があって複雑でドラマチックでした……。
作者からの返信
みつなつさま
ここまで辿り着いてくださりうれしいです!
ヴォーグの死は悲惨で無念の死だったことに変わりはないのですが、ただヴォーグの手にかかった当事者からすると全く別の見え方になってくるという…。まさに万華鏡のように。
これは、歴史を描いた作品だから書けたということが大きいですね。実際わたしも現実の歴史を学ぶたびに物事の見え方の複雑さに考えてしまうことが多いので…。書いた時はそこまで深く考えてなかったのですが、長年の自分の考えみたいのが、避けて見える物語だなぁと今読み返してすごく思います。
18「予期せぬ帰還」への応援コメント
テセの薬草栽培の仕組みが想像以上に闇が深そう(。>_<。)
神官が生贄だったり、祈りの言葉に「赤い花よ、永遠に咲き誇り賜え」とか入ってて、薬草栽培のために必要な肥料を確保するために信仰で人の目を閉じさせているように感じる。
カロさんという存在が何か特別なもののようで、そこがすっごく気になります!
作者からの返信
みつなつさま
祈りの言葉でテセの神殿の闇深さがより明らかになってくるところです。何も知らずにこれを日々唱えていたメリアたち神官のことを思うと、なんともやるせなくなりますね…。
15「隠された素性」への応援コメント
お父さん……もしかして、テセの薬草栽培の秘密をご存じなのでは!?
恐ろしい方法で薬草を栽培して独占して国の力をつけていくやり方に対して、謀反を起こしたのでは!?とか、もうすごい色々と想像しています。
作者からの返信
みつなつさま
第二章はカロ、そして彼の父の素性が大きなキーワードですから、いろいろ思いを巡らせていただくのすごくうれしいです。わたしが思い当たらなかった考えなどもあって、ここでも、みつなつさんの洞察力すごいなぁとなりました!
12 「誰がために」への応援コメント
やっぱり赤い花は禍々しくも恐ろしい花だったんですね……。たとえ疫病にきく薬草だったとしても、こんなのどうやって量産するんですか!?
エスターさんとヴォーグさんの功績を考えたら、せめて!せめて!丁重に弔って同じお墓に入れてあげて下さいよ!!!!!(; ゚Д゚)
お父さんから命をもらって生きながらえて、ヴォーグさんのおかげで呪縛からもようやく解放されて、これからようやくエスターさんの自由な人生が始まるんだと思ってました……。
作者からの返信
みつなつさま
こうして第一章が終わります。薬草が見つかって花が咲くまでがここまででした。でもその花は希望の花というよりかは、恐ろしいギミックで咲く花だった…というオチ。
考えればひどい話です。でもこの話が引き継がれて行くことで、いろんな人間の側面が見えていくのがこの作品の主軸でもあります。だから、この作品の核は、ここからなんです。
11 「唇はささやく」への応援コメント
あぁぁぁああああ!!ヴォーグさーーーーーんっ!!!!(; ゚Д゚)
たとえエスターさんと結ばれなくても、また国境警備で遠くに行くことになっても、生きてて欲しかった……。
セシリアさんが約束を違えたわけではないとしても、セヲォンさんの部下が勝手にやったとしても、許せない……悔しい!!(; ゚Д゚)
私がエスターさんだったら、テセの薬草園ぜんぶ焼き払ってやる!ぐらいヤケッパチになっちゃいそう……。
「お前の好きに生きてほしいんだ……呪いを解いて。お前の生はお前が決めろ。自分の意思で生きろ。死ぬも生きるも、お前が決めろ……」
このヴォーグさんんのセリフでエスターさんの「呪い」が解けると思ったのに、これからエスターさんが自由に生きていくのに傍にヴォーグさんがいなくてどうするんですか!?(; ゚Д゚)
作者からの返信
みつなつさま
はい。そしてこうなっちゃいます…。ほんとしあわせにしてあげたかった気持ちはあるんです、言い訳ですが。でも…なんですよね…。ここはみなさんあっけに取られますね…。
そしてここでぽっと出と思われた副官が…また話のキーになっていくのです…。
最後にふたりが交わさなかった会話はどんなものだったか、と考えるとほんと切ないですね。
10 「対峙」への応援コメント
ここでヴォーグさんの「呪い」というものが明らかになって、すごく複雑な気持ちです。ヴォーグさんがやったことは酷い事なのは間違いないけれど、やりたくてやったわけでもないし、部下に押し付けるのではなくその「呪い」を自分で背負っていて、どうしてもヴォーグさんを責める気持ちにはなれません(。>_<。)
作者からの返信
みつなつさま
配信でもコメントしましたが、わたしはこのシーンがすごく好きで…。今でもよく書けた…と手前味噌ながら思っています。
ラスト、ふたりが違う方向に歩いていくのは、察していただいた通りふたりの決別なんですが、それでもこの後ふたりが生きて会うことはなかったと思うと、切ないなぁ…と。長い友情の結末が、こんな別れだったなんて。
そして、ヴォーグの罪が明らかになったことでどんどん話が不穏に、急展開していきます。彼もまた手を汚しながら、苦しみながら、生きてきた人間なのですよね。
9 「廃墟の薬草園」への応援コメント
無事、薬草の種を採取できた!!エスターさん、お疲れ様です(*'ω'*)
ヴォーグさんがもう助からないのかと思っていたので、エスターさんが間に合ってすごく嬉しいです!!この二人は単純な恋愛感情というのではない、絆のようなものも感じています。
作者からの返信
みつなつさま
ここでヴォーグが助かってよかったー!ってなりながらこの先が…というのが本当にやるせないのですが、ここはヴォーグとエスターの心が通じた大切な場面なんですよね。ヴォーグは最初はエスターに自分と同じ「呪い」を見出して、恋というよりかは「共通の痛み」からエスターに心近づけていって、ここでようやく彼女が大切な存在だと気づいたんです。
しあわせにしてあげたかった…( ; ; )どの口で言うか、って感じですが。
7 「ふたり旅」への応援コメント
ずっとお父さんからの「生きろ」という言葉が、エスターさんにとって責任感のように重くのしかかっているように感じていました。
これを「呪い」と表現したヴォーグさんにすごく同意しちゃいます!
そしてヴォーグさん自身も何らかの「呪い」のような枷を心にはめているんですね……(;´・ω・)
作者からの返信
みつなつさま
この話を書き始めた時、エスターの「呪い」…つまりは生きようとする気持ちが人を殺める道へと通じてしまい、がんじがらめの人生になっていく矛盾…が話の主軸になるんじゃないかな…と思っていたんですが、こういうかたちで書き表すことになりました。これ以降「矛盾」というのがわたしの創作の大事な一要素になっていくので、今読むと感慨深いです。
6 「セシリアの提案」への応援コメント
ずっと一人でやみくもに薬草を探していたのに比べれば、薬草発見に向けて希望が出てきて良かった!エスターさんが重要な役割を果たすことができて、一番に薬草を使わせてもらえたら、きっと天国でお父さんも安心してくれると思います(*'ω'*)
作者からの返信
みつなつさま
ここから大きく話が動き出します。わたしはこの話のラストの「旅の支度をするふたりを見ることもしないセシリア」がすごく好きなんですね。女としてはヴォーグとエスターが連れ立って旅に出るのに心乱れないわけがないのに、統治者としてはそうせざるを得ない哀しさ。彼女も立場に翻弄された人間なんですよね…。そしてセヲォンは姉の恋心に気づいていて、なんなら姉には幸せになってほしい…と思っている、という。
5 「尋問、牢にて」への応援コメント
エスターさんのやり方は確かに酷いから、ヴォーグさんが思わず感情的になってしまったのも分かります……。
セシリアさんはエスターさんをどうするつもりなんだろう(´・ω・)
作者からの返信
みつなつさま
ヴォーグが怒ってしまうのも、あとから振り返ればわかるように、自分の罪をエスターのなかに見てしまったからなのですが…。
このときは彼もそのことは告白できずにただ怒りまくることしかできなかったのですよね。
4 「賊を捕らえる」への応援コメント
国でもトップクラスに強いヴォーグさんと対等にやり合えるエスターさん、すごい!
鬼気迫る様子からもずっと一人で孤独に病と闘ったきたのかと思うと胸が痛いです(;´・ω・)
作者からの返信
みつなつさま
エスターは強いんですよ。でもそれもあって多くの人を殺めてきてしまったことを考えると、これもまた、業が深いと言うか。でも、ここから孤独だった彼女の行先が変わり始めます。
3 「テセの王宮」への応援コメント
エスターさんはお父さん亡きあと、ずっと一人で疫病と戦っているんですね……。村を解放しても情報がなければ村人を斬り捨てたりと、頑張る方向性は本当にそっちでいいのかな?と思ってしまいます(;´・ω・)
ヴォーグさんとセヲォンさんの二人との出会いがエスターさんに何か変化をもたらしてくれるといいなぁ……。
作者からの返信
みつなつさま
ここで第一章の主要人物である4人が揃います。ヴォーグ、セヲォン、セシリア。この3人はずっと幼い頃から仲良く過ごしてきていての今この時なので、エスターにより運命の歯車が動いていくのを考えると、このへんはなんともやるせなくもありますね…。
1 「少女、エスター」への応援コメント
読書配信へのご応募ありがとうございます!
エスターさんはお父さんと一緒に村の用心棒として頑張っているんですね!
今の時点では疫病に対してそれほど危機感を抱いているというより、日々の生活が充実しているようにも見えます。きっと疫病というものが日常の中に当たり前に存在している世界なんだろうなぁ……。
疫病とは別に「やつら」というのがちょっと気になります!
作者からの返信
みつなつさま
このたびはありがとうございます。
みつなつさんに読書配信で読んで頂けてほんとうにうれしいです。お話ししましたように長い長い間、わたしの頭に秘めていた大切なお話しですので…!
33「夢のあと」への応援コメント
そしてラストの章!メリアが亡くなっていたことに少しだけ心に痛みを感じつつも、カロが元気に過ごしていて良かったです。三章すべてに登場してくるのはセウォンですが、彼はすごいですね。この一連の歴史を見届けた唯一の人物ですもんね。
グルーの奮闘もカッコよかったのですが、もうこの章で一番刺さったのが、短刀と帳面の再会(?)ですよ。・゚・(ノ∀`)・゚・。もうもうもう!この演出は泣きます!!!薬草を見つけた二人の物語が、何十年の時を経てここで本当に終わりを迎えたんですね。
なんだか壮大な歴史の一幕を垣間見たような、映画を一本見たような読了感でした。この本を狙って買ったかいがありましたね(笑)
とても読み応えのある作品をありがとうございました!これが処女作とはすごいですね(゚∀゚)
つるさんの作品、好きなものが多いので他の作品もまた覗きに来ますね!
作者からの返信
結月花様
ラストまでありがとうございます!!
カロがいいおっさんになって出てくるのに萌えてほしい・・・と思いながら最終章は書きました(笑)カロとセヲォンの関係性も好きなんですよね。敵として出逢いながらも、20年後にはよき理解者とお互いなっている・・・という。
ここでどう話を繋げるか、で短刀と帳面が出てくるんですが、書いた当初はちょっとこじつけ、というかわかりにくいかなあと思っていたので、刺さってくれてよかったです。ありがとうございます!!
ある大陸の三国のおよそ60年の歴史を個々人の視点から追うかたちで書いた作品でした。またこういう話も書きたいですね。お心に響いたら何よりです!
22「万華鏡」への応援コメント
前エピソードで二人の結末にOh…と泣きながら読み始めたのですが、エスターの物語と繋がっているのですね!
カロの父がまさかヴォーグを殺った相手だったとはびっくりです(゚∀゚)この繋がりはめちゃくちゃ興奮しました!
王も世代交代してセウォンになっていましたね。結局セシリア女王はヴォーグへの想いを抱きながら生涯独身で過ごしたのかな…(物語に関係ない部分に思いを馳せる読者)
実はエスターとヴォーグとセシリアの関係も好きだったりする🌸です(*´∀`*)
薬草を燃やしちゃうメリア、思ったより大胆なことをしますが、ある意味で読んでいてちょっとスカッとしたシーンでもあります(笑)彼女の言う通り、後世の人間からしたらメリアのしたことは許せることではありませんが、彼らには彼らの戦いの物語があったことを読者は知っていますのでね。
病に侵されて老い先短い人生なのに、人生をともにする約束を交わす二人もすごく素敵だなぁと思いました。
三作の中ではこのお話が一番好きでした!(推しカプはエスターとヴォーグですが笑)
作者からの返信
結月花様
引き続きありがとうございます。
第二章がいちばんお好きですか!それ、花さんが初めてかもしれないです!うれしいです。特にカロみたいに年若い少年を主人公にした話この後書いてないので(おっさんばかりw)うれしいですね・・・。
カロの父ちゃんはそう、実はそうなんです。第二章はヴォーグ殺しが「英雄」とされたり、薬草は燃えちゃうわで、第一章の成果を見事にぶち壊す話なのですが、こういう矛盾展開がわたしは大好きなんですね。人間が変わればすべての意味が変わっていく皮肉、みたいな。メリアがしたことも後世になれば理解されない、ってことも、まさにそうですね。
セシリアについては書いてないんですけど、はい、仰るとおり生涯独身で、ヴォーグからもらった詩など読みながら若くして死んでしまったんだろうと。彼女も切ない人です。
12 「誰がために」への応援コメント
つるさーーーーん!!紙で購入させていただいたご本!!読みました!!もうめっちゃ好きな作品だったのでこっちに感想落としますね!(TдT)
まずこちらのエスターの物語。病に侵された彼女に寄り添うヴォーグですが、このヴォーグが好きすぎて悶えながら読んでいました(笑)いやもう、軍人っていう設定だけでも刺さりまくるのに、エスターに寄り添ってやる心が優しくて…。
ラストの悲恋は初読で読んだ時は「うわぁぁぁぁ(´;ω;`)」と泣きましたが、この後の物語を読むことで二人の死には意味があったのだなぁと思いました。
本格的なハイファンタジーの空気もすごく素敵でした。魔法も人外も出てきませんが、まるで本当に実在するどこかの国の歴史を覗いているような重厚なファンタジー、大好きです!時には残酷な世界で美しく咲く花の描写がとっても印象的でした(*´∀`*)
作者からの返信
結月花様
このたびはありがとうございました!
一日ずーっとご感想読んでにへにへしてました・・・はーしあわせです。
しかも章ごとにありがとうございます!!
エスターとヴォーグ。結末は悲恋なんですけど、このふたりの近づいていく関係いいなあ・・・って自分でも思います。わたしの推しカプでもあります(笑)特に「果物買って見舞いにいってたいしたこと話さず帰っていく」を繰り返すヴォーグかわいすぎか!って思いますね。幸せにしてあげたかったなあ・・・。
処女作だけにwebで流行っているものとかなにも分からず書いたファンタジーなんですけど、わたしのなかのファンタジーってこういう感じなので、投稿時は結構わたしも読み手の方も「え?」「え?」って感じでした。それだけにわたしの「忖度しない好き」が詰った大切な作品なんです。
33「夢のあと」への応援コメント
政争の具に、戦争に火種にされた薬草を正しく扱える人物へと王位とともに継承され、セヲォンの為すべきことが終わったんですね。いつ、だれがどのようにその白い花を用いることができるのか。それを見定めたセヲォンはきっと満足な、あるいは最後のけじめとしての死を遂げたのだと推察します。だれでもいいわけがない、しかしセヲォンは花園の秘密を守り通すことができた。疫病収束のため、戦争回避のため、勘案すべきことも懊悩すべきことも沢山あったことでしょう。グルーへの譲位で、秘密を守り通す義務から解放されて、エスターの父からラストに至るまで、これまで血で染まってきた物語が晴れて白日のもとへ出てきたように感じました。
『見よ、わたしたちは生きている!』――そんな声が聞こえてきます。
作者からの返信
煙 亜月さま
読了ありがとうございます! めちゃくちゃ嬉しいです。
最後はセヲォンが花を託すべき人の手に渡して、静かに去って幕を下ろすものがたりとなりました。セヲォンはこの話を書き始めときは、そう重要なキャラクターではなくて(というかエスターひとりのキャラクター造形だけを30年くらいやっていたような話なので)書き終えてみれば、狂言回しのような役目を演じてくれました。ですので、わたしはこれはセヲォンのものがたりでもあると今は思っています。救いの花が見つかり、滅び、そして最後に真の白い花が花ひらく3部構成のストーリーでしたが、その果てにはやはり希望を描きたかったのですね。それだけにラストにそれぞれの人間の「生」の証を垣間見て下さって、感謝に堪えません。
どうぞこの作品が煙さんのなかで、長く花ひらくものでありますよう!
32「没落の都」への応援コメント
こんばんは。通読してからのコメントかレビューをと思っていましたが、短剣を『元の持ち主に、返してやろう。』としたグルー、この物語で命を落としたすべての星たちを『還らせる』という、と哀悼と餞別、そして望郷の象徴ともいえるシーンに煙はもうなんというか鼻水止まらないくらいむせび泣いております。最終話は少し時間をおいてから拝読いたしたく……ッ!
作者からの返信
煙 亜月さま
こんばんは。ここまでお読み頂けてとても嬉しいです。わたしの処女作をお目に掛けて頂き本当にありがとうございます。仰るとおりここでのグルーの行動は「哀悼と餞別」なのですが、それをエスターとヴォーグふたりだけでなく、他のキャラにも向けた行動であると、受け取って頂けたのは存外の喜びです。また彼ら彼女らを「星」となぞらえていただけたのも。
みな、地を這う星なのですもの。ここで登場する全ての人物、そしてわたしたちも。
最終話を読了して、どのような感想が煙さまのお言葉で頂けるか、楽しみにしています。本当にありがとうございます!
編集済
22「万華鏡」への応援コメント
続きを拝読いたしました。
薬草にまつわる秘密が明らかになりましたね。
神官の犠牲によって成り立っていたテセ王国が、同じ神官のメリアによって滅亡するという顛末が悲哀を感じさせます。
セヲォンの去り際は潔いですね。
一章でも登場していた彼が悪役に回ってしまった展開は切ないですが、自国を守るには仕方がなかったのでしょうね。
森の木々のざわめきや、薬草が燃え広がるシーンなど、今回も情景描写が印象的でした。
時に森の描写は、カロの父の秘密が明かされる場面ということもあって引き込まれました。
もしお時間あれば、企画に挙げた私の作品もお読みくださると喜びます。
本作と同じく、複数視点から成る群像劇のファンタジーです。
作者からの返信
瑞樹さま
引き続き第二章お読み下さいまして本当に感謝です。
また、細かいところを挙げてご感想をくださるのは、それだけ深く読み込んでくださってのことだな、とお見受けしますので大変に嬉しいです。
薬草が見つかる第一部のあとは、薬草が滅ぶ第二部でした。
第一部と第二部は合わせ鏡のような内容にしたかったんです。一部ではヴォーグを殺す大役を務めながらも、悪役モブキャラに過ぎなかったカロの父が大きな役目を担い、そちらの視点からみると、その世界はどう見えるのか? という観点から練った話でした。そのなかでセヲォンは狂言回し的存在として、ストーリーの主軸になってくれてます。損な役回りなんですけど。
第三章は最終章、また20年ほど時間は動きます。主人公も新しいキャラが担います。
どうぞ最後まで見届けて頂ければ、幸いです。
編集済
12 「誰がために」への応援コメント
「大人も楽しめるファンタジー」企画への参加ありがとうございます。
ストーリーがシンプルで、登場人物も少ないので内容がすっと頭に入ってきました。
また、話のテンポもよいので1章丸ごとさっくりと読めました。
一方で戦闘シーンは迫力がありました。特に赤い花のシーンで、ヴォーグに背中を押されたエスターが薬草の元へ向かう描写にはとても疾走感がありました。
結末は悲劇的ですね。エスターとヴォーグのロマンスが始まるのかと思っていたので驚きです。
薬草や歌の秘密が気になります。
近況ノートも拝見しました。新作の投稿も応援しています。
作者からの返信
瑞樹さま
このたびは企画の立案、ありがとうございます。
そして拙作に足をお運び頂き感謝に堪えません。
こちら、当方の処女作になります。なかでも第一章は30年近く心に秘めていた物語で、これがなければわたしは一生小説を書くことは無かったと思います。その部分を楽しんで頂けたのは、殊の外嬉しいです。
第一章はエスターの死で終わり、また次の章は別の人物が引き継いでいくスタイルの物語になります。勿論、薬草や歌の謎も引き継がれていきます。ぜひ、この世界の行く末を見届けて下さればこんなに嬉しいことはございません。
新作の方も応援ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
1 「少女、エスター」への応援コメント
『女性作家が描く、冒険サバイバル・ファンタジー』の企画者、押羽です。
3話、読ませていただきました。いいですね!男前ですね!^-^
ストーリーもわかりやすく、文章も読みやすく、レベルの高い良作とお見受けしました。つづき、楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
押羽たまこさま
このたびは素敵な自主企画のご立案ありがとうございます。
主旨を拝見して「あ、これは、この作品を参加させるしかない!」と思いまして……それだけに企画趣旨に合っていた作品と感じて頂き嬉しいです。こちらはわたしの原点となります処女作です。思い入れ深い作品に出逢って下さり感謝いたします。どうぞこの先もお楽しみいただければ幸いです!
33「夢のあと」への応援コメント
初めまして。国の衰退や疫病への対処を、長い時間をかけて追う群像劇、拝読しました。美しいものは醜いものなしでは生まれない、光あるところには陰がある、それらをしっかり書き出した物語がリアルで、とても好ましく感じました。
希望として見つけられたものが、非人道的な方法で生産されて流布して、しかし結果的に多くの人を救うという流れは、現実世界でも歴史上でも知られていないだけで、珍しくもなく存在していると思うんです。そんな光景が日常という人がいることも。でもその多くは、第三章で語られた地を這う星のように、生きたいと精一杯あがく人々の軌跡でもあり、醜いと切り捨てるのは難しいのだと、改めて思わされるものがありました。
最後には希望が花開いていて、救いがある締めくくりとなっているのも良かったです。後世、過ちを犯す結果が引き起こされても、未来を見据えた美しい思いが、再び希望を残してくれる光景が、朧気ながら見えるようでした。
重苦しい感想になってしまい、申し訳ありません。暗い中でも、だからこそ輝く星々の物語、本当に素敵でした。
作者からの返信
葉霜深海さま
はじめまして、この度は「誰がために花は咲く」最後までお楽しみくださり、誠にありがとうございます。
この話は30年くらい掛けてずっと頭にあったものを吐き出した、わたしの処女作なのですが、拙いながら自分の以後の作品の礎となるような存在なので、なおさら嬉しいです。
とくにわたしの書きたかったこと、またそれ以上の思いを、物語の中から汲み取っていただけて、感無量です。仰るとおり、美しいものや救いにはそれぞれの陰や代償があって……それでもそのなかで人はもがくことしかできず、それの連続が歴史である、というような作品です。
花が咲く第一章・花が散る第二章・そして真の救いの花が咲く最終章という構成で、希望をもたらしてこのものがたりは終わるのですが、ご指摘の通り、引き継がれる歴史のあとで、また人は間違いを引き起こすのかも知れないですね。でも、そうでないかもしれない。
その逡巡が人の生きる意味であり意義であるのかな、など、葉霜深海さまのご感想を読んで、改めて思っているところです。
こちらこそ重苦しくとりとめない返信になってしまい申し訳ありません。ですが、いただいたお言葉のひとつひとつが、輝く星々のようで、ありがたいです。この作品に出逢って下さったこと、感謝に堪えません。本当にありがとうございました。
33「夢のあと」への応援コメント
聞こえた、聞こえました(´;ω;`)種の弾けて飛ぶ音が(´;ω;`)
2人が再びひとつの場所に、そしてセヲォンが本懐を遂げ、本当に薬が必要な人物に花が託される……!
とっても素敵でした(´;ω;`)
ありがとうございました!!!!!!
作者からの返信
@micco-sさま
うわー最後まで見届けていただき感激です!
最後まで読まないと希望が見えない物語、っていうのは
こういうことだったのです。
この先ももちろん国を継いだグルーに困難はあるだろうけど
希望が最後に生まれた。というラストにしたくって。
希望の花が咲いて、滅んで、そして再生する。それぞれのキャラクターの運命も重ねて、そういう物語でした。
お読み下さり本当にありがとうございました。
編集済
15「隠された素性」への応援コメント
あぁ、あの後治癒薬は無事に出来上がったのか!
そしてあれから歳月が経って、情勢が変わったのですね……。
カロ、純朴でとっても好みです(笑)
作者からの返信
@micco-sさま
コメントありがとうございます……!
各章の間は大体20年経過しているという設定です。
カロはよい子ですよね^^
第二章は趣を変えカロのジュブナイルとして書いています。
11 「唇はささやく」への応援コメント
あぁ、すれ違う想い。辛い。゚(゚´Д`゚)゚。
セヲォンは彼なりにヴォーグを、エスターを国を思って人質に……
この副官めぇぇぇぇ!!!!!!先走りやがってぇぇぇぇ!!!!!
作者からの返信
@micco-sさま
一気に読み進めていただき本当にありがとうございます!
すれ違いですねえ……セヲォンは台詞にもあるとおりヴォーグを無二の親友と思っているわけですから。ただ性格が素直じゃ無いんですけど。
ちなみにこの副官は、この話の先の先の方でひょこり出てきたりします。果たして、その正体は、真の狙いは。
この先もお楽しみいただければ幸いです。
24「呼び覚まされた渇望」への応援コメント
思えば、ここまで誰もが「生きたい」とあがき続けていたのだと、グルーの渇望に触れて彼ら彼女らのことを思い出しました。
そしてやはり、人の営みなんか遥か彼方に置き去りにするように、自然の景色が、世界が美しくて、それがより一層切ないです。
この先もゆっくりにはなってしまいますが、楽しみに読んでいきます。
作者からの返信
くれはさま
丁寧に読み進めていただき、本当にありがとうございます。
疫病に代表される、「自然」という人が敵わぬ存在の中で、
「生きたい」ともがく人間の群像劇なのかもしれないです。この話は。
……と纏めてしまうと一気に野暮になりますが
グルーはそれが一番色濃くでている人物かも知れないです。
今後もどうぞじっくりお楽しみいただければ嬉しいです。
1 「少女、エスター」への応援コメント
はじめまして、柚子です!自主企画からおじゃましました。
タイトル、そして各エピソードのお題にすごくひかれています。ご参加本当にありがとうございます!ゆっくり拝見させていただきますね
作者からの返信
柚子さま
ようこそおいでくださいました。
そして素敵な自主企画の立案、ありがとうございます……!
タイトル、エピソードの題に惹かれていただきうれしいです。
それぞれ思いがこもったものですから……。
どうぞゆっくりでもお楽しみいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
33「夢のあと」への応援コメント
セヲォンさん、最後にこんなものを残していたとは。
血を必要とした花を育てていたからこその決断と死でしょうか。
何も犠牲としない白い花が広々と育って欲しい。
たしか第一章の最中か第ニ章に『読み終わった後にタイトルを二度見する』とレビューさせて頂きましたが、二度見どころか何度も見返すことになるとは。
カロの涙には、妻の決断の先の希望が見えたことによるものもあると思います。
長い旅路の先に、綺麗な最後をありがとうございました。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
最後まで見守って下さりありがとうございます。
セヲォンの真意は想像にお任せするとしても
彼は狂言回し、かつ、影の主役だったなあと書き終わって思います。
カロの涙は仰る通りかと。
素敵なレビュー通りに、
この物語を何度も振り返って下さったのがなにより嬉しいです。
心から感謝いたします。
33「夢のあと」への応援コメント
穢れの無い、白の花。
セヲォンの死も驚きでしたが、最後にとても感動しました。
エスターの登場した一話から、まさかこんな結末になるとは・・・
素敵な話をありがとうございました。
今後も、つるよしの様の作品が楽しみです。
作者からの返信
𠮷田 要さま
感動をお届けできて本当に幸せです。
思えばエスターの物語から、長い刻が経ちましたね。
物語の中では60年が、リアルタイムではたった3ヶ月ですが、
穢れのない花が咲くラストにもってこれてほっとしています。
こちらこそ最後までありがとうございます。
次回作の予定が全く立っていないのですが、
もしまたなにか書き始めたらお立ち寄りくださいね^^
編集済
30「地を這う星」への応援コメント
いい考えだなあ。
罪のために地上に墜ちざるおえなかったというと、『かぐや姫』を思い出しますが、
この作品の場合、お迎えは来ない。
人生を終える時に、天の星に還れる人生だったかと自分自身に問いかけて、答えられるといいな。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
(まずは近況ノートにご指摘、ありがとうございました。
仰るとおりでございます、感謝いたします)
……このシーン、自分で言うのも何ですが、好きなんです。なのでありがとうございます。
そう、この作品は魔法のようなことは起こらない
生臭い人の世で。お迎えは、来ません。
只自身に問いながら日々を生きるしか無いという。
深く、書きたかったところをくみ取って頂き、本当に嬉しいです。
28「セヲォンの館」への応援コメント
ここでカロとセヲォンが出てくるとは…亡くなった妻とは…
何があった!?とすごく気になりますね💦
作者からの返信
黒須友香さま
はい、ここで二人が再登場です^^
亡くなった妻とは……すみません、グルー編は
物語をどこで切って章立てするかがとても難しく
意味深なところで話がつづく、になってしまってますね。
何があったか、これに懲りずまた物語にお付き合い下さればうれしいです。
28「セヲォンの館」への応援コメント
まさか、カロさんとセヲォンさんが同時に出てくるとは思いませんでしたよ。
そして、メリエラってメリアとカロの子供!?メリアさん、頑張ったね。
拍手!パチパチパチ。
あ、グルーさんの反応がどうなることやら。カロさん殴られそう。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
はい!待望の?カロ、セヲォンと一緒に登場です^^
メリアもがんばりました。
……流石に「薬草の秘密を知ったからにはもろともじゃー!ズッシャア!」
とはできませんでした。
次回、グルーにカロがボコボコにされようと、何が起ころうと
……それはきっと悪霊の仕業です。ふふふ。
24「呼び覚まされた渇望」への応援コメント
井の中の蛙が、一歩外へ!
知らなかった世界を知ることは、彼にとって吉か凶か。
何が起こるのか楽しみです♬
作者からの返信
黒須友香さま
いつもありがとうございます^^
なかなか一筋縄ではいかないのが、この疫病広がる世界ですが……
後々グルーは重要な役目を果たすキャラですので、
ご注目いただけると嬉しいです!
26「病の者たちの国を」への応援コメント
おお、あれから20年ということは、カロは生きてて出てくるかな。
薬草の秘密を知ったところで、犠牲がいるから・・・
うわあ、そんな殺生な。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
ふふふふおんふおん…いつもコメントありがとうございます。
「秘密を知ったからには……ズッシャア!!!(不吉な音)」って
カロ、なってなければいいんですけど。
……いやあ、心配ですねぇ……(素知らぬ顔で言ってみる)
25「隻眼のグルー」への応援コメント
不穏だと思ってたら、こういう展開!
グルーさん、もうダーク面。薬草がない世界って残酷ですね。
と思うと2章の最後の暗黒面だわ。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
ふおんふおん…
はい、不穏極まる展開になってます…ふおんふおん。
そう、こうなってくると2章の終わりも救いがないこと
このうえなくなる……という。
読後感最悪な物語にお付き合い下さりありがとうございます…感謝。
24「呼び覚まされた渇望」への応援コメント
諦めが怒りに変わった時、何が起きるのだろう。
不穏な気がちょっとします。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
いつもありがとうございます。
ふおんふおんふおん……不穏ってひらがなでかくとなんか良い感じ…
(すみません、日々真面目な話書いてると、反動が……)
はい、ストーリーはここから、ふおんふおんしていきますよ!
楽しんで下さいませ。
20「メリアの告白」への応援コメント
第一章とは違う側面を描くことで、物語世界がグッと広がりましたね!
カロとメリアは共に応援したくなる、読者の心を掴むキャラクター。
二人がどうなるのか、とても楽しみです♬
作者からの返信
黒須友香さま
はい、全く逆の側面から書いてみました!
世界が広がったとのお言葉、めちゃくちゃ嬉しいです。
カロとメリアは感情移入しやすいキャラとして設定したので、それも。
どうぞこの先もお楽しみ下さいね!
23「赤い花の平原」への応援コメント
三章はまた違った雰囲気ですね。
ズームグということは、また一章と関連性があるのかな。
時系列もどうなのか気になります。
病と自分の死を悟った状況を淡々と語っているのが、悲しいです。
今後、なにか彼を揺さぶることが起こるのでしょうか。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
章ごとにまったく違った雰囲気で書きはじめ、
あとで一気に話をつなげるように意識をしているので、
そう言って下さるとうれしいです。
諦めきったグルーの人生が次回から大きく動いていきますので、どうぞご注目いただけますよう!
22「万華鏡」への応援コメント
メリアとカロとの時間が短いものの、やすらぎのあるものになるだろうなと思うとちょっとは救いがあるのかな。
セヲォンは、潔い去り様にもしかしたら薬草に関して罪悪感を抱いていたのかも、と思いました。
薬草をもたらした一章に対して、薬草を根絶やしする二章。
三章がどうなるのか楽しみです。
ですが更新されるかどうかは、ご自身のことを最優先にされてくださいませ。
後ででも読みに来ますので。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
「第1章ぶち壊しストーリー」を温かい目でお読み下さいまして
本当にありがとうございます。感謝に堪えません。
そして最終章を楽しみにしてくださいまして、本当に嬉しいです。
書き上げあがってはおりますので、微調整しながらアップするだけでは
あるのですが、そうですね、無理なく進めます。
お心遣いありがとうございます。でも、必ず更新しますので!
18「予期せぬ帰還」への応援コメント
森の衆、不気味な感じがいいですね!
何故カロを知っているのか、カロの父にも関係があるのか…
謎が膨らみますね^^
作者からの返信
黒須友香さま
いつもありがとうございます^^
この辺からだんだん謎解きが始まりますので
どうぞ「そういうことか!」と読み進めていただければ嬉しいです。
20「メリアの告白」への応援コメント
ついに真相へとですね。
あれ、これ怖ろしい生贄行為にセシリアとセヲォンが関わっているということじゃあ。
(父はセヲォンと思ってました)
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
はい、第2章も大詰めになってきました。
そしていいところにお気づきです、お流石です。
(そうですかー「父ちゃんセヲォン説」でしたか………!)
どうぞ今後も楽しんで下さいね。
18「予期せぬ帰還」への応援コメント
どういうことなの?という台詞は私のものだ!
あれ、疫病?テセには薬あるんでは・・・
続き、続きを待ちます。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
では、
どういうことでしょう~?と私からはお答えしておきます。
あ、いいところに気が付いてらっしゃる…続きもどうぞお楽しみください。
いつもありがとうございます!
17「出立」への応援コメント
ここまで読ませていただきました。
前章では、絶望で始まり絶望で終わる展開、憎悪の連鎖が描かれていてとても面白かったです。
そして、新たに始まったこのカロの章もまた激動の展開ですね。目指す村では何があるのか。また、最後に残されている章もどうなるのかと、期待が膨らんでしまいますね。
設定も凝っておられて、面白かったです。企画への参加もありがとうございました!
作者からの返信
よんそんさま
お読みいただきありがとうございます。企画もありがとうございました。
まったくもって今のところ、救いが見えない展開なのですが、そこをとても面白いと評して下さり、ほっとしています。
勧善懲悪の話にはしたくなかったし、人の業とは何か、みたいなテーマを自分のなかにおいてこの小説には寄せているので、そこをくみ取っていただき嬉しく存じます。
もしよろしければ、今後の物語の行く末もお楽しみ下さいませ。感謝申し上げます。
12 「誰がために」への応援コメント
こうなってしまいましたか…💦
謎の多いまま終わりましたね。
歌の謎、気になりますー。
作者からの返信
黒須友香さま
こうなってしまいました…
やはりハッピーには手放しにできなかったんですよね。
謎は伏線として、続きの話に生かせていきますので、
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
10 「対峙」への応援コメント
ヴォーグ、エスター、共に納得できないような理由で多数の人間を殺していますね。
互いに重い闇を抱えた者同士、というところでしょうか…。
どう決着されるのか、楽しみにしています。
作者からの返信
黒須友香さま
……そうなんですよ。くみ取っていただきありがとうございます。
この章、セヲォンとヴォーグの会話は、一番力入れて書いた箇所です。
(ここらあたりについては一日くらいぶっ通しで語れるほど思い入れがありまして…)
戦いの話である以上、勧善懲悪の話にはどうしてもできなくて。
一言でまとめちゃうと陳腐な表現になりますが、私が書きたかった
「人間の矛盾・不条理」が一番出てる箇所のかなと、
自分で言うのも何ですが思っています。
どうか彼女ら彼らの行く末を見届けて下さいませ。
人はどうあれ、死ぬときは死に、生きるときは生きてゆきます。
15「隠された素性」への応援コメント
父親って・・・想像しておいて、ここでの言及はよしときます。
(他の人もコメント読むことできますし)
とかいって、たぶん外れている。
作者からの返信
lachs ヤケザケさま
…いや、ご想像の通りかも知れませんしそうでないかもしれませんし!!
それも楽しみにお読みいただければ!!(当たっても何も出ませんが)
いつもありがとうございます!
6 「セシリアの提案」への応援コメント
ズ-ムグへの旅が始まるんですね。
どんなことがわかるのか、楽しみです^^
作者からの返信
黒須友香さま
お読み下さってありがとうございます!!
ここからすこーしアクション&恋愛要素も入ってきますので
より楽しんで下さい!!
12 「誰がために」への応援コメント
なんとなく予測はついていたけれど、なんとも切ないですね……。
2章以降も楽しみにしています♪
作者からの返信
鬼無里 涼さま
ここまでお読み下さってありがとうございます!!
幸せに終われないのは作者の底意地の悪さとお思い下さい……。
どうぞ2章以降もお楽しみいただけると嬉しいです。
4 「賊を捕らえる」への応援コメント
ストーリーがテンポよく進んで、面白いです(*^^*)
作者からの返信
黒須友香さま
わぁ!ありがとうございます!!
ひとつひとつの情景を丁寧に書くのと、
テンポよく進めるのの両立は難しいですが
そのお言葉を励みに書き進めますね。
これからもお楽しみいただければ嬉しいです。
29「巡りあう」への応援コメント
私のイチオシはカロのお父様こと副官殿に決まりましたにゃ。詩を書くような男はロクなヤツにならん!
まさかヴォーグさんの自作だったとは!
作者からの返信
@hikagenekoさま
オオッ、副官殿が推しでございますか!渋い。
そう、カロの父の「詩嫌い」はヴォーグを見ていたからなんですね。ヴォーグが詩が書くことは、何気に国境警備隊員には有名で、赴任前にはいい感じだったセシリアに詩を贈ることもあったのですが、セヲォンには恥ずかしくて隠し通してた……なんて裏設定があります。