第14話

6月上旬の木曜日。

幼馴染みに振られたのは5月。

俺は、幼馴染みに振られたが先輩に言い寄られ、付き合っている。

牧さんとの初デートは成功した。

俺の部屋にいる。

床に座る俺達。

「恥ずかしいよぉ」

「春香ばかりズルいよ、だめなの」

彼女の身体はやわらかくていい匂いがする。

彼女の後ろから身体を優しく抱きしめている。

「瀬尾君、今週の日曜日空いてる?」

「空いてるよ。どこか行きたいの」

「カラオケに行きたいの。瀬尾君と」

「カラオケか。行こうか、春香」

牧さんは微笑む。

「瀬尾君、大好き。愛してる」

俺も牧さんが大好きだ。愛おしいよ。

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