第10話
俺の家に着いた。
俺は玄関扉を開き、中に入る。スリッパを用意する。牧さんが後をついてきて二階の自室に案内する。
中に入ると牧さんは感想を言う。
「小説が多いんだね。漫画はそんなに読まないんだ、瀬尾君は」
「そうなんだ。昔は漫画が多かったけど、最近は読まないんだ」
頭を掻きながら返す。
牧さんは部屋を物色して、本棚に興味津々の様子。見終わったようでベッドにちょこんと座る。
横に座ってほしいと俺に促す彼女。いいのかと一瞬迷ったが横に座ることにした。
本当にこんなに小さくて可愛い先輩と一緒にいてもいいのかと思ってしまう。
「瀬尾君っ、ゲームってするほう?」
「したいと思うゲームが無くて」
「そうなんだー。小さい頃はゲームしてたの?」
「してたほうかな。同級生を家に呼んだりしてやったよ」
彼女が腕にしがみついて、卒業アルバムを見してほしいと頼まれ二人で見ることにした。
楽しく会話が弾み暗くなってきた。
俺は牧さんを家まで送り届けた。
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