第7話
俺は牧さんと別れて教室に向かっていると、楠木乃(くすきの)が後ろから声をかけてきた。
「せおっち、今日は元気かーい。」
今日もくっきーは元気なようだ。羨ましいことだ。コイツが落ち込んでいるところなんて想像できないぐらいだ。
彼氏がいて、いつもは一緒に登校しているが今日は違うらしい。
「まあまあ。くっきー、彼とは一緒じゃないんだね。今日は」
「そーなんだー。今日は寝坊したらしくて、今走ってるとおもう。」
くっきーは、真顔になった。
俺はくっきーの話を楽しく聞いていた。
俺の後ろの席がくっきーで楽しく日々を過ごしている。
午前の授業が終わり、昼休みになった。
くっきーに昼食を食べようと誘われたが断り、教室を出る。
くっきーにアイツとかー、と言われた。くっきーが思い浮かべている人ではない。くっきーにはまだ牧さんと付き合っていることは話していない。
小動物のような可愛い先輩、牧さんの教室に向かう。
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