第6話

私は瀬尾君と別れて教室に入ると親友のしーちゃんが抱きついてきた。

四季条四絵ちゃんは高校入学してからの初めての友達で親友。あと数人しか話せる友達がいない。

「はーちゃん。はっよー、会いたかったよー」

いつも彼女からはいい匂いがして元気が出る。

離れてもらってから挨拶をかわし、自分の席に座る。

「あの人はどうだった。運命の人は」

「付き合うこと、できたぁ。しーちゃんがいてくれたから成功できたんだ。ありがとー」

笑顔で返すと、そっかー、と笑顔で祝ってくれた。しーちゃんに瀬尾君の話をしてあっという間に授業が始まり、一日がスタートした。

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