第2話『しゃぶしゃぶの解説』

今回の話のキーワードはタイトルにも鳴っている「しゃぶしゃぶ」です。

舞美は主人公に「覚醒剤しゃぶ」を奢って貰えると誤解してしまいました。

それほどまでに重度の麻薬中毒者であったということです。ボイスメッセージでは約束事を破られたと言う強い憎しみを送っています。

悲鳴が轟くシーンでは覚醒剤の副作用である幻覚、幻聴を表現しています。

舞美は自宅に不審者が入って来たという幻覚を見てパニックになってしまいます。

「ぐさり」と、刃物が肉に刺さるシーンは、詳しく書いていませんでしたが、鏡に映る自分が、部屋に入って来た人間に見えて自分自身を刺してしまいます。

さて、感のいい方はお気づきかもしれないですが、この物語にはもう一つの謎があります。もし舞美が自殺をしたのなら水音が鳴っている時点でかなりの時間が経っているはずです。メッセージは舞美が送った物なのでしょうか?もしかしたら、この事件は他殺かも…。そう思った主人公が警察に通報してこの物語は終わります。その真実はメッセージを送った者だけが知っているのでしょうね。

この物語の解説を終了したいと思います。

ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る