◇考えたこと。思ったこと。書き残しておきたかったこと◇
昨日は結局、徹夜明けのまま子供と街へ。
正直、仕事の期限も迫ってて、PCの不安定さ(今の所は大丈夫なんだけど)も気になるから尚更焦るんだけど。
それでも、楽しみにしてる顔見れば、約束だもんね、と思う。
いつものコースを歩きながら時々意識が遠くなりかかる。アブナイアブナイ。
とりあえず、一通り廻って子供達も満足の笑顔。
そうなんだよなぁ、この笑顔が見たいが為。
しかし帰り着いた時にはグッタリだった。
ほんとは、そのまま布団に倒れこみたかったんだけど、此処でそれしたら、当分動けそうもないと思ったから。
敢えてPC立ち上げて仕事続行。
居眠りしつつも、かなり進められた。
まだ、残ってるけど、とにかくひとまず。
さすがに限界。
少し布団で寝ようと思う。
首から肩、背中がガチガチ。
うう……当たり前だけど、モウワカクナイモンネ(ションボリ)
少し落ち着いたら、歯医者さんにも基礎検診にもいかなきゃ。
◆◆◆
そういえば すごく気になる記事をネットニュースで偶然見た。
従軍慰安婦問題について。
この問題について書かれた日記、発言、本、新聞記事などいろいろな立場から書かれているものを読んでみて、一番、怖いなと感じたのは、普通の年配のご婦人などが
「従軍慰安婦は公娼制度による正当なもので強制連行したのではないし、お金を出して貧しい親から娘を買ったのだから日本側が問題になることではないじゃないか」
と、堂々と憤ってらっしゃるのを読んだ時だ。
非国民だとか愛国心だとかいう言葉が普通に出てきているのにも正直、違和感を覚えた(自分の国に誇りを持って愛することは大切だし必要だと思うが。少なくとも、それに固執するあまり、偏った本なり情報だけに影響されてしまうことは、とても危険な気がする)
何よりもショックだったのは、お金を出して貧しい親から娘を買うという行為に対する認識。
この方には子供さんはいないのだろうかと思った。
いや、子供がいるなしではないだろう。
兄弟姉妹でも大切な友達でもいい。
自分だったらと考えてもいい。
お金を出して、人間まるごとを買い取るという行為に違和感はないのだろうか。
お金を出したのだから、それはビジネスだったでいいのか?
強制連行では無かった?慰安婦の人達とは良い関係だった。言われているような悲惨なことなどなかった。でケリをつけてしまいたい?
人間は物じゃない。感情はそんな簡単なものなの?
右とか左とかそういう問題じゃなくて、どんな問題でもそうだと思うけれども、物事には色々な側面があると、わたしは考えている。
一方的に日本が責められる必要もないだろうが、日本という国だけが罪を犯さなかったわけではない。
実際に人権と誇りを踏みにじられた人を目の前にして
「でも、お金を払ったのだから文句をいう筋合いじゃないでしょう」と
その人達は平然と言えるんだろうか。
自分が、自分の大切な人が、そう言われても平気で納得できるんだろうか?
それが愛国心で国の誇りを守ることなら、わたしは、まっぴらごめんだ。
別に何処かの国の擁護をしようというつもりもない。
ただ戦争というものは、たとえどんな大義名分があっても、美化されるべきではないと思う。
国を守る為に死んでいった人たちというが、それはそういう教育、洗脳を受けたからで、彼ら彼女らが本当に守りたかったのは家族であり恋人であり友人だったと、わたしには思えてならない。
自分だったら、そうだと思うから。
何故、面子や形にばかりこだわるのだろう。
どの国も日本も例外ではなく。
何故、みんなが全て同じ考えに統一されるのが望ましいと思うんだろう。
それから外れた人間は非国民?
見当はずれの話かもしれないが
もう昔、子供が小さかった頃、大きな病気をして入院したことがあった。
病院の先生が子供の状態を診て、その入院は決まった。
でも子供の場合は24時間親の付き添いが必要だ。
これは他の子供達を抱える母親で父親の協力が望めない時には、かなりの負担になる。
入院が長引けば尚更。
そんな時に当時の義母だった人は、ある一冊の医学書を読んで、わたしに簡単に、こう言い放った。
「そんなに大変なら退院させたら?この本には、この病気は自宅療養も可能だと書いてある。本を書いたお医者さんは権威のある人だから間違いない。そうしなさいよ」
子供の状態を実際に診てくれたお医者さんが入院が必要だと判断したのに、ソノヒトは、もう昔に書かれた(確かに昔の本でも名著はあるけれど)一冊の本の文章の方を信じた。
確かに、そんな例もあるんだろう。
でも何冊もの色々な偏りの無い本ではなくて、たった一冊の本のみの情報で、何をしてくれるわけでもないのに(口だけ出すけどノータッチ)そう言ったソノヒトの神経をわたしは疑った。
有り難いことに経過は順調で、思ったよりも早く子供は退院できた。
わたしにとって、この昔の出来事は苦い思い出だが、思い出したのは今回の事と、どことなく重なったから。
いつも思っていることがある。
正しいことって一つしかないのかな。
後は全部マチガイになるのかな。
確かに、みんながテンでバラバラの方向ばかり向いてるばかりでは国というモノが成り立たないということはあるだろうし、それはわかる。
でも真実や正義なんて人の数だけある。
100%の正しさが無い代わりに100%の間違いだってない。
見る方向が変われば、ま反対にすら、なり得る。
信念を持つことと盲信することは違うと思う。
それぞれをお互いに認め合うことが出来たらいいのに。
絶対なんて無い。
迷いながら探しながら疑問符を持ちながら生きることこそ、今、大切なことのように思えてならない。
◆◆◆
※言葉足りずの上に、この問題についての勉強不足もあるから語る資格はないかもしれないけれど。
少なくとも、根本的な自分の中の伝えたい部分だけは、どうしても書き残しておきたいと思ったので此処に。
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*この頃のこと*
まず、改めて、わたしは右でも左でもないです。
そして、従軍慰安婦問題もだし、その他の議論がある問題についても、これが絶対に正しいのだ!と言いきれる知識も自信もない。
そんな人間が一人前に語るな!と不快に思われる方がいたら、すみません。
けれど、少なくとも、
>絶対なんて無い。
迷いながら探しながら疑問符を持ちながら生きることこそ、今、大切なことのように思えてならない。
>信念を持つことと盲信することは違うと思う。
この考えは今も変わっていません。
そうして、一方的な誹謗中傷や罵詈雑言でなく、お互いに穏やかに尊重し合いながら意見交換できる日本という国であって欲しいと思っています。
小さな声が弱いものが、大きな声に力に、かき消されてしまうような世界であっては欲しくない。
それだけです。
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