第5頁「未開封の箱」

 私の親友はいわゆるです。

 その親友は、顔は可愛いし性格も良くて、男からも女からも好かれる子なのですが、誰も見ていない家の中ではという子でした。

 そんなな親友の部屋の片付けを手伝うのは私にとって当たり前のことになっていました。

 これはその当たり前の片付け中にあった出来事です。


「…ねえ、これ開けてないけど中身なに?」


 親友の部屋の片付けをしているとき、部屋の隅に山積みにされた洗濯物の下からのままの大手ネット通販サイトのが出てきました。


「何だろ?わかんない。」


「わかんないじゃないでしょ!」


 自らの部屋にあるの中身がわからないという親友に少し呆れたものの、元々なので私は気にもしませんでした。


物なのか物なのかもわからないし、開けるからね?」


 その箱は、宛名や商品名などが書かれたシールが綺麗に剥がされていました。

 いま考えると、それがまずでした。

 面倒臭がりの親友が宛名シールを剥がすことをするはずがありません。

 その時の私はそれに気付かず、封をしてあるテープを剥がして未開封の箱を開けました。

 箱の中身を見た途端に私は鳥肌がたちました。


 箱の中には、親友の写真と親友のものと思われる女性用下着と共に、が入ったペットボトルと一枚の紙が入っていました。


 紙には「ずっとそばにいてあげるからね」と書かれていました。


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