第166話婚約してから
婚約してから
婚約してから
元旦の朝、純の家に新年の挨拶をして、2日に俺の家に純と2人で新年の挨拶。
3日、純が振袖、俺は・・・普通の服、武村は着物、恵ちゃんも振袖といういで立ち。
純って何着ても似合うっていうか目立つ。
回りの皆が振り向くし、今だに、「モデルの村井さんですか?」って
なんでこういう日でも男4人でうろうろしているんだろう、って、なんで純にからむんだ?ここは神社の境内だぞ神聖な場所だろ・・もう。
ほんと全国レベルのトップカーストの彼女もとい婚約者をもつと大変。
おれの愛車で(スミマセン、父さんの車です)4人で初詣の帰り、一旦家で着替え、都心にでて予約しておいたレストランで食事。
俺は運転だから、でも3人は・・・
純は俺より強い、っていうか滅茶苦茶強い、全然酔わない。
(まあ、その方が安心なんだけど)
恵ちゃんもさすが純の妹、強い。
武村がなんとかついて行ってる感じ。
俺は弱いし運転手だから、相変わらず一見ワイン風のボトルの炭酸ブドウジュース。
2人が酔っぱらって気持ちよくなって、純は寝不足みたいで、3人とも車で寝てしまい、俺が1人車を運転。
さすがに3日になると、交通量も多くなって、1人無言だと・・まあ皆寝てるからいっか、
スマホをセットし、音楽をかけながら運転。
ようやく見慣れた街並みになってきたころ、純がごそごそ動き出した、目をさましたみたい、俺の方にすりすり寄って来て頬にチュ。
「起きた?」
「うん、1人で運転させてごめんね」
「ううん、いいんだよ、どうせお酒弱いから、飲まなくても十分楽しいし、平気だよ、
それより、純が気持ちよく飲んでくれた方がうれしい、でも純って全然酔わないね」
「ううん、酔ってるよ、でも回りの言うようにはならなくて、気持ち良いくらいなの」
「そっか、すごいね、まあ、その方が安心だけどね」
「ん?」
「いや~、これから社会人になって、お酒付き合わなきゃいけないようなとき
絶対純を酔わせて×××とか 悪い奴がいると思うんだ。
その心配はないから、その分安心なんだ」
「そう?」
「ああ」
「でも、私かっちゃんと一緒じゃないと飲まないよ」
「でも社会人になると、きっとそういう場面があると思うよ。
だから酔わない純は安心なんだ。」
「そっか、それなら良かった♡」
そうこうしているうちに、武村の家について武村と恵ちゃんを降ろし、純の家についた。いったん車を実家においてバイクで純の家に戻る。
これから、俺はここで暮らす。
今までとあまりかわらないけど・・・事実婚?
さっそく結婚式の予約を。
大学2年と4年に2回行ってとても気に入った沖縄石垣島。
9月のシルバーウィークをうまく使って、石垣島の穴インタコンチを予約、クリスタルツールチャペルで結婚式。両家族全員と武村と武村の母さんと弟、田代さんと中野さん、プラス大事なお友達が1人増え、さらにもう1人追加になった、まあ当然と言えば当然だけど。
費用は全部うちで持ちますってって言ったら、
その話を聞いた武村の親父さんが私が全部出すからと言って、何故か来ることに、
将来の息子の嫁の姉で、自分も小さい頃から知っている息子の幼馴染。
その相手は息子の高校時代からの友達で息子を更生させて大学受験も一緒にいてくれ、そのおかげで息子が自分の跡を継いでくれることになり、将来息子の義理の兄となる。
そして4月からうちに入社してくる従業員にもなってくれる。
だからかな~。
それよりも、その頃は俺達の勤めている会社の社長だから・・・急遽変更。
さすがに俺達の結婚式、費用はこちらで持ちます。って頑固に自分と息子の分は出す という事で収まった。
俺達は結婚するから特別休暇というのがあるって聞いてから、それを利用しシルバーウィークと併用する事で5泊。
田代さんと中野さんは仕事があるからシルバーウィーク内で3泊と残念がっていたけど、 父親軍団は2泊、ハハハ
武村は父親に無理言って恵ちゃんと5泊、お義母さんも一緒。
さやかと母さんも一緒、こんな機会は滅多にないからとフルに泊まって遊ぶそうだ。
さらに武村のお母さんと次郎君が親父さんが帰るのと入れ替わりでやってくる。
そして、洋子さんは最初から最後まで俺達と一緒だから日程上1人部屋。
1人部屋は寂しいとかつまんないとかブツブツ文句言ってたけどじゃあおじさん軍団と一緒に帰る?って言ったら、イヤ!
なんとかそこで落ち着いた。
柴田先輩も呼ぼうと思って連絡したら、国際電話に切り替わって、今ヨーロッパにいるんだって、超有名なサッタインウェイで研修中、1年は帰って来ないらしく、帰ったら会いに来てくれるって。
あの2人はアメリカだから無理
「おめでとう!」って相変わらず明るいよ。
結婚式と旅行と、そしてそこで皆で石垣島で遊ぶ というスケジュールで旅行会社に予約。
まだ社会人になってないけど、楽しみ。
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