第159話竹下洋子

竹下洋子

竹下洋子


―SIDE竹下洋子

彼に対し、真剣に、だから慎重に、クリスマスイブに相手の真意を聞いて・・・・・・ホテルで・・・・・・と覚悟と期待を胸に、プレゼントは店頭に在庫がなかったので取り寄せてもらい23日にお店に取りに行き、そのあとドラッグストアでゴムを・・・・・・と思っていたら、彼氏が知らない女性と・・・・・・それだけじゃあ疑いはしなかった、よくある私へのプレゼントを買うのに相談相手と一緒に・・・・・・かも、でも2人あまりにべったりで手は恋人繋ぎ、胸騒ぎが。

こっそりあとをつけていくと、シティホテルのフロントでカードキーを、そして2人でそのエレベーターに。

最上階のレストランならフロントには行かない・・・ましてキーなんて。

彼にRINEをしてみても既読にならず、

信じたくないけど・・・モヤモヤしながらそのまま家に帰って、自分の部屋でスマホを見ると

『ゴメン、友達とボーリング・・・・』 うそ。

やっぱり・・・・・・せっかく彼氏ができて、明日期待していたのに、覚悟したのに・・・・・・ 

涙が止まらない、1人じゃあ耐えられない。

今一番仲が良い、安心できる友達、純ちゃん。

夜思わず電話をすると、うちにおいで って言ってくれ、高谷君がバイクで迎えに来てくれた。

うれしかった。私を慰めてくれた、一緒に添い寝してくれた。

2人って本当に素敵なカップル。

2人向かってその気持ちを言う。

「いや~それほどでも~」

「いやいや、それ純ちゃんだから」

「えっ? だってカップルって」

「まあ一応ね、でも、それ純ちゃん」

「はあ」

「フフフ」「フフフ」

「冗談よ、純ちゃんとかっちゃんよ」

「うん」

「ありがとう」

「ううん、こちらこそありがとう」

「じゃあ今日は3人であ・そ・ぼ!」

「えっ、どうして?今日はイブよ、2人でどこか行くんじゃないの?じゃましちゃ悪いわよ」

「いや~、まだ何も考えてなくて、だからどうせなら3人で、ねっ!」

「でも、悪いわ、せっかくのイブなのに、私帰るね」

「ダメ、竹下さんせっかくうちに泊まったんだから、このまま一緒にあそぶの!♡」

「・・・・・・」

「竹下さん、純は昨日から3人で遊ぼうって言ってたんだよ、今急に思いついたんじゃないんだ、だから一緒、ね♡」

「いいの?」

「ああ」「うん」

「じゃあ」

「かっちゃん、どこ行く?」

「あのさ、鎌倉に行ってみない?」

「鎌倉?」

「ああ、俺達まだ行ったことないよね」

「そういえば、まだ行ってないね」

「竹下さんは?」

「私も、小学生のころ1度、江の島水族館に行ったとき、帰りにちょっと寄っただけで、そんな小さいころのことだから」

「じゃあ、決定」

「車とってくる」

「うん」そう言って、俺はバイクで実家に、車に乗って戻って、3人で、いざ鎌倉へ!


そう言えば、大池A子も胸、大きいよなー、大学のOBで大御所のヤモリさんが、確か『男は皆おっぱい星人、自分に無い物にあこがれるから、それはいいんだ』って言ってたよな~。


いざ鎌倉



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