第158話明日はクリスマスイブ

明日はクリスマスイブ

明日はクリスマスイブ


明日はクリスマスイブというときに、純が

「かっちゃん、竹下さんが泣いてる、どうしよう」

「竹下さんは、なんて言ってるの?」

「うん、はっきりは言わないけど、きっと会ってお話したいんだと思う」

「そっか、純は?」

「もうこんな時間だし、竹下さんさえよければうちに泊まってもらってお話聞いてあげようかなって思うんだけど・・・・・・」

「わかった、でもバイクしかないけど・・・・・・」

「しょうがないね、でも竹下さんにはちゃんと釘をさしておく、かっちゃん背中を意識したらダメ!絶対ダメ!」

「わかった、その代わり帰ったら純が」

話終わる前に純が

「もちろん、私がちゃんと上書きする」

そう言って竹下さんに連絡すると、

「いいの?ほんと?ありがとう・・・・・・うん、絶対高谷君には変なことしないから・・・・・」

俺は早速バイクで竹下さんの家の前へ、そこで連絡すると真っ赤な目をした竹下さんが結構早くに出てきた。

両親に挨拶しようと言ったところ、こんな時間に男の人が挨拶したらかえってややこしくなるから と言ってそのままバイクの後ろに、・・・・・・純より胸が大きいよな・・・・・・、なんて考えたら純に怒られるから、なるべく何も考えないようにして、まっすぐ家に。

バイクを降りると竹下さんは

「純ちゃんってほんと幸せよね、いいな~、私も高谷君が彼氏だったらよかったな~」って泣くなよ

「まあまあ、純が待ってるから、あがってよ」

純は俺のバイクの音がわかるみたいで、家に着くと1分もしないうちに玄関が開いて、純が迎えに、いつもは竹下さんがお姉さんみたいなのに、今は純が竹下さんの肩を抱きながら慰めるようにして2人で先に家に入っていく、

俺はバイクを定位置においてから家に。

「私と竹下さんは2階に行くから、かっちゃんはとりあえず1階で、ね」

「うん、わかった」

そう言って、純は竹下さんは2階へ上がって行った。

俺は2階の納戸として使っている和室に行って布団一式を敷いて竹下さんが寝れるように準備をする、

それから、また1階におりて、コーヒーを入れ、リビングのソファーに座って待つことにした。

竹下さん、目が真っ赤だったからきっと何かあったのだろう、明日はクリスマスイブ・・・・・・やっぱり彼氏?

スマホのBアニストアでアニメを見ながら3本目を見終わるころ、約1時間くらい?純が降りてきた。

「かっちゃん、明日のクリスマスイブは3人で遊ばない?」

「うん、いいよ、竹下さん大丈夫?」

「うん、まだショックで落ち込んでいるけど、さっきの電話で話していた時よりはお落ち着いてきたと思う。」

「そっか、俺どうしよう?」

「今日はこのまま竹下さんには寝てもらって、明日にしたほうが良い思う」

「そっか、じゃあ、俺が納戸部屋に寝よっか?」

「うん、私が竹下さんといっしょに寝るね」

「あっ、上書き」そう言って純が俺に抱き着く

「後ろ」そう言って立ち上がって背中向けると純が思いっきり抱き着いてきた。

「かっちゃん、竹下さんのって大きかった?」

「えっ?」

「だから、竹下さんの方が私より大きかったでしょ?」 

「いや、全然、わからなかったよ」

「・・・・・・うそ」

「ごめんなさい、でも、ほんと、その、竹下さん、目が真っ赤だったから、そういうのは全然・・・・・・」

「そう?じゃあそういうことにしてあげる」

そう言いながらも、おれの首に結構強く嚙みついてきたので

「純、痛いよ」

「これくらい我慢」

「はい」

「浮気はダメ」

「しないよ、そんなこと、大丈夫だよ」

「うん」

 純の手が緩んできたので、俺はそのまま純に向かい合って、純を抱きしめキス・・・最後は本気キスをずーっと、

「ダメ、これ以上続けると、かっちゃんがほしくなっちゃう」

「そっか・・・・・・きょうは我慢だね」

「うん」

「それじゃあおやすみ」

「おやすみなさい」

そう言って、純は2階寝室へ、俺は納戸部屋に行って1人で布団に潜り込む、そういえば、1人で寝るって何か月ぶり?

それにしても、竹下さんがあんなになって、驚いた、大丈夫か?

なんて思っていると、いつのまにかウトウト・・・・・・

スマホのアラームで起きると、朝~

ルームウェアのまま1階リビングに降りると、純と竹下さんがキッチンで朝食を作っていた。

「おはよう」

「おはよう」

「高谷君おはよう、昨日は急におじゃましてごめんなさいね」

「いやそれくらい、いいよ、昨日よりは落ち着いた?」

「・・・・・・うん・・・・・・」そう言って、

朝食をダイニングテーブルに運んでくる

(失敗シタ・・・・・・そんなにすぐには無理だよな・・・・・・)

そうこうしていると、恵ちゃんが「おはようございます?」

「紹介するよ、純の妹の恵ちゃん」

「はじめまして、純ちゃんの親友の竹下洋子です」

あれ?いつのまに親友に、ま、いっか、いっぱいお世話になってるし。

「はじめまして」

「純ちゃんの妹?武村君の?」

「はい」

竹下さん、そんなにじろじろ見ない

「そう、ふ~ん、かわいい!」

「えっ」

恵ちゃんが、真っ赤になって、驚いてるよ

「ほら、ごはんでしょ、竹下さんもこっち来て」

「だって~、恵ちゃんって武村君の婚約者なんでしょ」

「はいはい、わかったから、ホラ、早く」

純にせかされて、ダイニングテーブルの席に。

昨日の目を真っ赤にして悲壮感漂っていた竹下さんがニコニコ(にやにや?)

理由はどうであれ、ちょっと安心して、皆で朝食。

竹下さんは恵ちゃんに興味があるようだけど、いろいろ聞きたいようだけど、今日はそういうことじゃない。

「竹下さん、恵のことはまた後で落ち着いてから、それよりねっ」

「は~い」よかった、竹下さんがいつものように戻ってる。

ふと竹下さんを見る・・・・・・純のルームウェアを着ているんだけど・・・・・・下着つけてないよ・・・・・・

う~ん、順番は恵ちゃん、竹下さん、純だよね~。

純も十分大きいし俺にはちょうど良いくらいに気持ち良いんだ(大満足な大きさだよ)、

改めて見ると、竹下さんくらいだとどんな感じかな~

恵ちゃんのは俺には大きすぎて・・・・・・

やっぱり純のが一番だよな~

「かっちゃん!何考えてるの!」

ドキッ

「あっ、いやっ、その・・・・・・」

「あれ~、高谷君、私の触ってみたいの~?高谷君なら、 ぜーんぶいいのよ~」

そう言って、自分の胸をモミモミ

下着なしでそれは・・・・・・

「高谷さん、軽蔑します!」って恵ちゃん、そんな~

「いや、そんなんじゃなくて」

「竹下さん!」純が、

「高谷く~ん、どう?まだ1人しか触らせたことがないんだから、高谷君ならいいのよ」

「もう、竹下さんってば」

「もう、冗談よ冗談。

高谷君は純ちゃん一筋だし、それにヘタレだから大丈夫よ」

「・・1人? 彼氏は?」

言った後に気づいた、まずい、言っちゃいけなかった・・・・・・

「・・・・・・」竹下さんの顔が曇った

「ごめん」

「かっちゃん!」純が怒ってる

「ごめんなさい」平謝り

「・・・・・・いいの、もう」微笑んでるけどやっぱり寂しそうな顔

「竹下さん?」純が心配そうな顔で竹下さんを見ると

「純ちゃんありがと、大丈夫よ」

「かっちゃんは後でお仕置き!」

「はい」

申し訳なくしょんぼりしながら食事を終え、恵ちゃんが気を利かせてくれ、あとかたずけをお願いし3人で2階へ。

着替えてから2人のいる2階リビングに行く。

純が1階から2人分の紅茶と俺のためにコーヒーを。

3人でくつろいで・・・・・・竹下さんがゆっくりと話はじめた。

竹下さんは、根は真面目で一途、以前から自分でも言っているように付き合うなら真剣に、って考えていた。



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