第73話5+1人で夏休み - プール3 -

5+1人で夏休み  ープール3ー

5人で夏休み  ープール3ー


ウォータースライダーを滑り終わった武村達は先に売店へ向かっており、4人で後を追う、かき氷、ドリンク、イモ、・・・を買ってビーチチェアへ。

ゆったり寝そべって、前に見える『波のプール』からは波の音。

6人でリゾート気分で気持ち良い。

実はこのプールは今年で閉園、ぎりぎり最後に楽しんだ。

結局1時間くらい寝そべった後、お昼を買いに、その前にトイレ。

去年と同じパターン

また去年と同じ・・・・・

でも今回は、しっかり女子トイレの前に武村と俺、皆がパラパラと出てくるとすぐに、傍に集まって話していると、奴らは近くに寄ってくる。

でもその風景を見てさすがに声はかけられない。

一番最後に純が出てくると、それでも奴らが寄ってくる。

なんであいつらって中途半端な髭はやしているんだろう、って思っていると純は俺の腕にしっかり絡んでべったりくっついてくるから、すっごいにらみと舌打ちは聞こえるけど声はかけてこなかった。

皆でお昼を買おうとして、純に気を取られてちょっと目を離した隙に普通の男子4人組に、田代さんと中野さんが声をかけられていた。

あわてて武村を見ると、武村も気づいていて4人で田代さん達の所に行こうとしたところ、田代さん達とその男子4人、お互いにお辞儀をして、男子は去って行った。

「どうしたの?大丈夫?」

「うん、最初、一緒に遊びませんか?って声をかけられたんだけど、あそこの人達と一緒に来てるんで、ごめんなさいって、言ったら、そうですか失礼しました。ってお辞儀してあっちに行ったの」

「そっか~、ちゃんとした男子で良かったね」

「うん」

「そうだよね、2人ともかわいいから気を付けないとね」

「そんな事、村井さんに比べたら・・・」

「ううん、田代さんも、中野さんも綺麗よ」

「うんうん、充分に・・・」と俺 チラっと胸を見てしまった。

「高谷君の目、何それーちょっと村井さん~今日の高谷君かなりエッチなんですけど~」

「かっちゃん、きょうはちょっとエッチすぎる!帰ったらお仕置き!」

「はい・・・」

「フフフ」

お昼ご飯を買おうと、ふと武村を見ると、恵ちゃんと2人の世界。

4人は、2人を見て「ふ~ん」「へ~」「ほー」

それから、またプールに入って、帰りに、田代さんと中野さんが

「今日は楽しかった、私こんなプールの楽しみ方したの初めて、こういうのは何回来ても良いね」

「うん、私も、こんなの初めて、今年で閉園ってもったいないわよね」

「ほんと」

「今日は皆で来てよかった」

「本当は高谷君と2人っきりがよかったんじゃない?」

「ううん、皆で来るもの楽しいよ」

「そう、よかった」

「本当だよ、6人で来てよかったよ」

「そうね」「うん」「そう」「ほんと」

武村と恵ちゃんは2人の世界から、やっと抜け出したようで

「皆さんは、大学受験、大変ですけど頑張ってくださいね」

「ありがと、恵ちゃんは来年?」

「いえ、私は中学受験で、そのまま大学まで行けるので、高校の成績さえ落とさなければ大丈夫なんです。」

「いいわね~、ちなみにどこ?」

「ボー女学院です」

「じゃあ、ゼイン・ボー大学?」

「はい」

「いいわね~、うちの高校だと全生徒上位50位以上じゃないと無理よ」

「いえ、そんな事ないです。姉の方がすごいです」

「村井さんは国立女子大志望だものね」

「あくまでも、志望だから」

「ううん、村井さんならいけると思う」

「そう、ありがと」

それから、プールめぐりをして一通り遊んで、満足して皆で、電車に乗って帰る。

それぞれ駅についたら、電車の中でさよならをして 俺達は純と駅の改札へ。

 4人で純の家の前に着くと武村が、

「高谷、お前、帰るのか?」

俺が答える前に純が「ううん、これから、お仕置き」

「そうだよな」

そう言って、恵ちゃんと2人で家に入らず、そのままどこかに行ってしまった。

純が恵ちゃんの荷物を預かって「かっちゃん?」「はい」

純の後ろについて行き、そして純の部屋へ、純はベッドに座り俺を見て横をポンポンし

それに従い、隣に座った。

「かっちゃん、恵の胸大きかった?」

「‥‥‥」

「田代さんと中野さんの胸も見てたでしょ」

「‥‥‥」

「私の胸じゃあ不満?」

「いえ・・・そりゃあ、純の胸が一番です」

「恵よりちっちゃいよ?」

「純の大きさが一番です」

「田代さんも中野さんも綺麗な胸よ」

「ほんと?」

「何、それ、またエッチな事考えてるの? 私のは綺麗じゃないの?」

「いや、田代さんも中野さんのも見たことないから」

「見たいの?」

「いえ、見たいのは純の胸だけです、一番きれいなのは純です」

「ほんと?」

「ほんと、純だけ」

そう言って、純を見つめながら純の服の上からしっかり右手で・・・・

うるうるした瞳の純、キスしながら1枚づつ・・・・・そうしたら純はしっかり準備ができていて・・・×××2人で天国へ。

夜8時を過ぎても恵ちゃんが帰らないので、RINEで晩御飯をどうするか聞いたところ、『いっちゃんと一緒』と返ってきたので、両親に『今日の晩御飯は皆バラバラ』のRINEをして、純と2人でファミレスに。

 いつものように違うメニューを頼んで、ドリンクバーでアイスティーとアイスコーヒー

向かい合って、俺は思い出し笑いをしていると「かっちゃん、何ニヤニヤしてるの?」

「いや~ 別に」

「今日のかっちゃん、昼間からすごくエッチ~」

「すみません」

「やっぱり水着見たから?」

「・・・はい・・」

「もう」

「そういう純だって、4回も天国だったじゃない」

「だって、今日のかっちゃん、すっごくエッチなんだもん♡」

「すみません」

「もう、私の体をこんなにしたのはかっちゃんなんだから、ちゃんと責任取ってね♡」

「はい、一生かけて責任取ります」

「じゃあ、許してあげる」

「ありがと」

「うん♡」


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