2章まとめ

《2章物語まとめ》


 神父を倒した次の日の朝、朝食を食べていたティルテの元に、メイド服姿のミリアンが現れる。ヴァレットと軽いいざこざを起こしつつも、彼は冒険者ギルドへと向かった。


 ティルテはギルドで受付嬢に引き止められ、そのままギルド長であるハイゼに呼び出されてギルド長室にて、クエストの依頼をされる。


 内容は新人冒険者育成。ティルテは自分には向かないと断るが、渋々引き受けることとなる。


 またティルテのことが貴族に耳に入ってしまい、ティルテは『クローツェペリンの街』の領主と面会することとなった。


 冒険者を辞める辞めないなどの話し合いをしたのちに、今回の件の原因となった受付嬢が貴族の娘であることが判明する。


 その後、ティルテはゲラーデルとルナという名の2人の冒険者育成のクエストを開始した。


 最初はギクシャクしていたが、ティルテに瞬殺された2人は素直に修行を受けるようになった。


 そして10日後の試験ではゼファー、アリサが試験官として立ち上がる。互角の勝負を見せていたが、2人が本気を出したことで決着がつく。その後無事昇格したことで飯を奢る。


 次の日、ティルテは『ニンギュルの森』の一等域へと突入。そこで〈森精霊(ドライアド)〉と出会い、【神獣ニンギュル】と呼ばれた存在が封印されていることを知る。


 また、その封印を解こうとする男を頼まれる。


 翌日、同じ冒険者仲間などにその男のことを伝える。1人だけ伝え切れていなかったルナと出会い、変な誤解をしたのちにルナはその場を去ってしまう。


 ティルテが慌てて追いかけると、その男とルナが出会ってしまっており、やむなく男と戦闘へと発展。なんとか追い返す。


 その後ルナと宿にて和解。ヴァレットが少し不機嫌になるも、ティルテは天然で解決。その後ルナを宿まで送り、ルナは消息を断つ。


 同じ頃、【唯一神】が魔獣ニンギュルの復活を感知。勇者を召喚させて戦わせようと画作する。そして『神子』と呼ばれる存在によって、この世界に勇者が召喚された。


 次の日、ティルテは〈森精霊〉にミリアンとシーナを会わせるために『ニンギュルの森』に向かう。そこで挨拶を交わし、〈森精霊〉が〈契約〉を持ちかける。


 ティルテはそれを断り、色々あってシーナに稽古をつけることとなる。凄まじい成長を見せるシーナに、ティルテは驚愕を隠せなかった。


 夕方になり、シーナの敗れた服を直しにハンナの店を再び訪れる。そこで彼女が元Sランク冒険者であることを知る。


 次の日、ギルドでゲラーデルと再会したティルテはルナがいないことを知る。ギルド長室に呼ばれ、そこでギルベルトの手紙を受け取り読む。


 それと同時刻、ギルベルトは魔獣ニンギュルを復活されるために、ルナを生贄にしていた。〈森精霊〉はティルテに助けを心の中で求めた。


 ニンギュル復活を感知した人たちによって討伐隊が組まれる。その間に、ハイゼの目的は『暁の廃城』の壊滅という事実が知らされる。


 そして魔獣ニンギュルと激突する。冒険者たちが交互に攻撃を繰り返す中、ニンギュルの放ったレーザーのような一撃でティルテとゲラーデル以外の人間は戦闘不能となる。


 同時刻、メイドのミリアン対ギルベルトの戦いが行われていた。ミリアンの強さに驚き本気を出すギルベルトだが、ミリアンはそれを軽く上回り、うっかり情報を聞き出すことなく殺してしまう。


 同時刻、ティルテはゲラーデルを逃し本気を出す。魔術を無詠唱で発動させ追い詰めていくが、ルナの意識があると分かり動揺した瞬間を狙われてしまい、一撃をモロに喰らう。


 そしてすんでのところで〈森精霊〉も〈契約〉したティルテは魔獣ニンギュルを撃破することに成功。その際、ルナを助け出すことにも成功する。


 ハイゼ、ゼファー、アリサが怪我を負いつつも会話をしている中、力の反動で倒れたティルテの元に美少女たちが集合し看病をしていた。


 その後目覚めたティルテに挨拶をして去っていく人たちだったが、ヴァレットはティルテと再会する約束をする。


 次の日、ティルテはヴァレット以外の誰にも言うことなく街を去り、王都に向けて出発する。


 それを知ったルナは涙を流すが、ゲラーデルの機転によって自分たちも王都に向かうことができるクエストを得ることに成功する。ヴァレットはそのために冒険者登録をした。


 同時刻、【唯一神】は怒り狂っていた。自分の計画を失敗させられたから。


 また勇者は王城を抜け出し、スラム街で果物をガキに恵んでいた。


***


《2章時点の登場人物の簡易説明一覧》


 セルシア・クローツェ(受付嬢)・・・Fカップ。茶髪。


 ガーデルド・クローツェ・・・茶髪でちょび髭が生えている。ガタイもよく、冒険者として活躍していてもおかしくはない体付き。


 セバスチャン・・・執事。


 ゲラーデル・・・自称最強で自信過剰発言をするが、実は努力家。アリサ以上に真っ赤な髪をしている。

 武器は盾と片手剣。防具を多く装備している。


 ルナ・・・ツンデレロリ体型貧乳。13歳ほどの見た目をしているAカップ。「〜です」が口調。実は銀狐人。銀髪。緑色の魔石が埋め込まれた杖を持つ。


 〈森精霊〉・・・ドライアド、小さくロリ。無乳。若緑髪。


 ギルベルト・・・魔獣ニンギュルを復活させる、神父の使った魔道具の回収、ティルテの勧誘などを任された『暁の廃城』に所属する幹部の1人。


***


《魔術一覧》(2章)


 《魔力纏》・・・魔力を物体などに纏わせて強化する魔術。


 《魔力障壁》・・・込める魔力に比例する障壁を展開する。


 《炎爆》・・・触れると爆発する炎の玉。


 《氷雪月花》・・・氷で出来た花の盾。


 《氷膜》・・・氷の膜を張る。


***


《その他》


〈精霊眼〉・・・ティルテが〈森精霊〉と〈契約〉する事で得た新たな力。魔力を《探知》の魔術を使わずとも認識できる。


 他にも様々な力がある。使いこなせるかは使い手次第。

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