それゆけサメ軍団

サメは大隊を統率する

 一連の発端は、侯SharkJawsクリスティナが《婚約破棄エンゲージメント・キャンセレーション》を突きつけられたコトにある。

 視点カメラはふたたび、そのサメ化クリスティナシャークリスティナをとらえる――


 王城しろに人の気配はない。当然だ。猛鮫注意あぶないからね

 サメの気配のみがある。それも莫大おびただしい数の。式典用のホールにシャークリスティナと、大量たくさん配下サメ配下サメ配下サメ


 サメが、マイワシめいて群を成うようよしている。シャークリスティナが召喚しとりよせ手勢てしただ。

 侯爵令嬢サメ大隊バタリオンを統率する――貴族を取り逃したくだりの轍を踏まないKAIZENのためには、頭数が必要だったのだ。


 そう、が必要だった。


 シャークリスティナの風貌ナリは、先刻さっきと変わっている。具体的には、

 花弁はなびらめいてひろがる頭は、もちろん並列マルチコア化されている。数千以上の群勢サメべるヒミツはこれだ!


 指揮系統コマンド・ヒエラルキー部隊編成オーガナイゼーションを確立したサメ群、いや、もはやは、市街への侵略を開始する――そう、前回までのサメたちは先駆けにすぎぬ。人類エサども絶望なげきは、あらたな幕をあける!

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ワンス・サドン・ア・デス ~ 沈黙のサメ令嬢 ~ ViVi @vivi-shark

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