第2話 謎の少女
●宿屋の外観(朝)
●股間にテントを張るアレス
●それを眺めるリナ
リナ「なんだこれ?武器を隠し持ってるのか?」(眉間にしわ)
●宿屋の外観
響き渡るアルスの雄たけび「ぎゃああああああ」
●股間を抱えるアレス(泣き顔)
驚くリナ「。。。」
アレス「ひっぱんじゃねえよっ!!!」
リナ「何を?」
アレス「何をだと?俺のち●こ思いっきり引っ張っただろ!」
リナ「何?ち●こって?」(きょとん顔)
アレス「おまえ、何歳?」
リナ「18」
アレス「、、、、一っこ下だな」
●リナは目が点
アレス「高卒後Eスポーツのプロに?」
リナ「いいでしょ、ゲーム好きなんだから。ここをクリアしないとプロになれないし、、」
リナ「あんたは何歳?」
アレス「俺は19、目上なのでアレスさんと呼んでね」、
リナ「ふん、今時ふるっ、、年功所別って」
アレス「、、、クズに行っても無理か」(あきれ顔)
リナ「あなたには回復呪文使わないね!」(笑顔)
アレス「勝手にしろよ!!!」
●フィールドに立つ3人
●リナがモンスターを倒す
離れてみるアレスとオーガ
●アレスの頭の上のLV25がLV26に変わる
●オーガの頭の上のLV1がLV2に変わる
アレス「よし!」
●あきれ顔のリナ
リナ「2人ともそろそろスライム倒そうか?」(見下した笑みでアレスを見る)
アレス「うるせえな、、、」
オーガ「あれ、子供が泣いてる」(子供を指さす)
●泣き伏す少女
オーガ「どうしたの?」(子供に話しかける)
シーナ姫「城に魔物が、、」
リナ「城に魔物って、アスター城の子?」
姫「はい、、王がさらわれて、、」(涙を流す)
アレス「エクスってやつが向かった城だな、、、」
オーガ「城に向かおう!」
リナ「いや、あなたLV1でしょ?死ぬよ」(半笑い)
アレス「、、、」
リナ「どうしよう、、パーティー解散して私だけでも行くかな」
アレス「子供には優しいんだな」
リナ「黙ってなさいよ!」
アレス「、、、」
リナ「どうする?オーガ?レベル12のエクスが向かったから、そのくらいの力が必要だよ?」
オーガ「装備がレベル12に匹敵する程度あれば」
アレス「、、、、、」
リナ「アレスはどう思う?」
アレス「、、、、、」
リナ「何、黙ってんの?」
アレス「いや、おまえが黙れっていうから」
アレス「そーだな、俺の持ち金、全部突っ込んで、やれるだけやってみるか?」
リナ「、、そう。やっぱり勇者なんだね」(笑顔)
アレス「おまえこそ意外だな」
●武器屋に入る4人
店員「いらっしゃい!」
アレス「あの、一番強い武具見せてもらえます?」
店員「おお、いえ~す!」
●4人分の武器をテーブルに並べる店員
店員「これが勇者の武具」
アレス「お、かっこいい!黒い剣は見た事ないな、、」
店員「これが回復系魔導士の武具」
リナ「なんか、露出度高くない?」
アレス「悪くないな」
店員「物理攻撃は受けない距離で戦う魔導士に必要なのは、その魔力を高める
服なんです。」
リナ「これがそうなんだ、、分かりました」
店員「これが戦士の武具」
オーガ「これならどんな衝撃も受け止められる!」
店員「そして子供服」
姫「ちょっと!私も戦うの!」
店員「あ、そうですか、、JOBは何ですか?」
姫「え、、JOB?無いです」
リナ「いいのよ、戦わなくても」(笑顔)
姫「、、、、」(寂し気な顔)
アレス「全部でいくらですか?」
店員「8万ゴルドです」
3人「8万!!!」
リナ「あんた、いくらあるの?」
アレス「え、1200くらい、、、、」
オーガ「、、、」
アレス「えっと、じゃあ、外で考えます!」(半笑い)
●店の外でうなだれる3人
リナ「絶望的だね、、、」
アレス「すまん、、、」
オーガ(立ち上がる)
リナ「どこ行くの?思いつめて」
オーガ「おれ、スライムを倒してくる!」
アレス「、、、」
リナ「そうだね、少しでも強くならないと誰も救えない、、、」
アレス「俺も行く!」
リナ「あ、ちょっと待って」
リナ「私、パーティーから外れる
ね、今までありがとう」(笑顔)
アレス「そうか、、、」(悔し気な顔)
オーガ「分かった!アスター城で再会しよう!」
リナ(笑顔)
●3人に駆け寄るシーナ姫
姫「みんな、お店に戻って!」
リナ「ん?なんで?買うお金ないよ?」
姫「私が買ったよ!」(笑顔)
3人「へ?」
●装備を装着した4人
アレス「お、、重い、、剣が振れない、、」
リナ「それってLV15程度のユーザーじゃない振れないって言ってたよね、、」
アレス「俺、LV25だけど、、」
リナ「26でしょ?」
アレス「あ、そうだ、、」
リナ「30才過ぎると自分の年齢が気にならなくなるオッサンと同じだね。。」
アレス「失礼だな!」
●ブンブンと大剣を振り回すオーガ、
アレス「すっげ~、、武器の熟練度はLVには比例しないな、、」
リナ「みたいだね!」
●リナの装備をじろじろ見るアレス
リナ「見ないでくれる?」
アレス「なんで?いいじゃん、力がみなぎるし」
リナ「最低野郎か、、」
姫「城に行こう!」
アレス「ごめん、この武具使いこなせないから、少しこの辺でレベル上げさせてくれる?」
リナ「いいよ、城に行こう!こいつは隠れるのうまいし」
●リナの装備をまじまじと見るアレス
リナ「ちょっと!きもい!」
アレス「うるせえ、今おまえに受けた精神的ダメージを回復しているところだ、、、」
(半笑い)
姫「回復のたねも買ったよ!」
リナ「本当に!いい子ね!」(笑顔)
アレス「これは相当いいとこの出だぞ」(オーガとこそこそ話す)
オーガ「そうだな」
●こそこそ話す2人に近寄りたねを渡す姫
アレス「おお!ありがとう!」
オーガ「ありがとう!」
姫「これを飲むとHPとMPがかなり回復するらしいよ」
アレス「かなり?あいまいだね」(笑顔)
●スライムLV1が現れる
アレス「俺にまかせろ!!」(剣を引きずって立ち向かう)
●いい勝負のスライムとアレス
リナ「前より弱くなってない?」
オーガ「、、かもしれない」
姫「、、、」
●ぶっ倒れるアレス
●回復のたねを飲むアレス
リナ「しょうがないね、、」(代わりに倒そうとする)
オーガ「いや、おれが!」(前に出るオーガ)
●相対するオーガとスライム
●オーガに突進するスライム
●大剣を振り、その風圧でふっとぶスライム
●スライムがポン!と消える
リナ「お!」
●号泣するオーガ
リナの心「やっぱりパーティーから抜けるべきだったか、、」、
(姫は拍手)
アレス「先をこされた、、無念、、、」(がっくりと力尽きる)
●空中に消えたはずのスライムが浮かぶ
リナ「何?あれ!」
アレス「ん?あれは仲間を呼ぶスキルだよ」
リナ「どんなスキル?」
アレス「たましいがしばらく空中に残存して仲間を
呼んだら消えるよ」
リナ「へえ、、、」
●スライムLV7が現れた
リナ「赤いスライム!初めて見る!」
アレス「ファイヤースライムだ、やべえな、、誰も水の攻撃魔法なんて無いしな」
リナ「どういう事?その魔法しか倒せないって事?」
アレス「分からないけど、クリアした時にいたパーティーに攻撃系魔導士がいて、
水の魔法で倒してたから、、」
オーガ「おい!来るぞ!」
●リナに押しかかるスライム
●杖で払うリナ
●地面に着地し、ファイヤーを拭くスライム、
●まともに攻撃を受けるリナ
●地面に倒れるリナ
リナ「く、、」(回復魔法を自分にかける)
●スライムに襲い掛かるアレスとオーガ
●2人ともまともにファイヤーを受ける
●地面に倒れる2人
●立ち上がるリナ
リナ「やば、、どうすれば、、、もう全滅?」
●リナに駆け寄るシーナ姫
姫「これを!」(古びた魔導書をリナに渡す)
リナ「これは?」
姫「レベル8用の魔道テキスト!」
●ページをめくるリナ
リナ「でも私レベル6だよ、、」
アレス「お、、おい、、レベル2も上の魔導書なんて使えば死ぬぞ、、、」
リナ「そうなの?」
アレス「ああ、先のレベルの魔導書を無理に使って来たやつはだいだい死んでる。
高いレベルの呪文を唱えるには、その分脳に負担がかかる。
まだそのレベルになってない奴が先の呪文を使えば脳の中枢が破壊され即死する」
リナ「、、、、、、」
●ファイヤーをリナにかけるスライム
●リナの前に飛び出るオーガは攻撃を受ける
●気を失うオーガ
リナ「オーガ!!!」
アレス「!!!」
●気を失ったオーガを見たリナは覚悟を決めた表情
●本を自分の前に出し呪文を読み上げだすリナ
アレス「ばか!やめろ!!!!」
姫「!!!」
●呪文を読み終え、本をぶらりと下げるリナ(笑顔)
リナ「ごめんね!あとは頼んだよ」(笑顔)
アレス「、、、、」
●リナの前につむじ風が起こり始める(しゅんしゅん)
●スライムはかまわずそのつむじ風に吹く火をがつむじ風に吸い込まれる
●つむじ風から顔が浮かび上がる
顔「おまえか、私に攻撃したのは」(スライムをにらみ付ける)
●おびえるスライム
●逃げ出すスライム
顔「あ、逃げやがった、、じゃあな」
●消えるつむじ風、倒れるリナ
●リナに駆け寄る姫
姫「リナ!!リナ!!」
●ぐったりとするアレス
●気を失っているオーガ
●ポケットからワシの羽を取り出した姫は、天に羽をかざす
姫「アスター城へ!!」
●パーティー全員は浮き上がり空に飛ぶ
アナウンス「2日目にして全滅寸前のアレスのパーティー、リナは助かるのか、
それとも」
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