第2話 2度目の戦闘
「あんた何時代?」
グラウンドに向かう途中聞かれた。俺は答える義理はないと思いまた無視をしていた。
「また無視?幸人君は私の第二時代なのも知っていて私がどんな力を持っているかも知ってるでしょ?ならずるいよ、私だけ知らないのは、フェアじゃなーーーーい。」
変顔しながら煽ってくる冥を見て俺はイラッとこないし煽りに乗っかったわけじゃない。でも、今言ったほうが何の時代を持っているか探られないですむか。
「第一時代」
俺はそう答え歩く彼女は安堵の表情を浮かべていた。
彼女は強い
だから色々な人を傷つけてきたのだろう。遠くから訓練を見ていても彼女の能力が強いのはよくわかる。俺が傷ついても治ることがわかって少しホッとしたのだろう。また彼女は、無駄話をしてきた。
「幸人君ってさー、何でサングラスかけてるの?それもゴーグルっぽい。幸人君は白髪だし、サングラスかけて、ま・る・で・おじいちゃんみたーーーい。サングラス似合ってないよぉーーー」
また煽ってきた。何なのこいつ。お前もいいパーツしてんのに髪も服も全然整ってなくて汚い。男か。
グラウンドはかなり広い。いろんな能力が使えるようにと広く作られている。
「よし、着いたー!!第一時代なら手加減することなぃゲホォ!、、、」
お腹に一発打ち込んだ。もう勝負は始まってるのを彼女はわからなかったらしい。彼女の手のひらを地面につけさせるのはヤバイ。
彼女の能力は触った半径2メートルの生物以外のものを1分間自由に改造し操ることができる。長さも形も硬さも全てを変えられる。彼女は、スポンジですら凶器になる。それがすごい勢いで向かってくる。それもたくさんに触れば操るのが難しくなる代わりに、複数を一斉に操ることもできる。
1番恐ろしいのはそこが見えないもの。深さは操る長さ制限がない。だから地面に触られたらはるか遠くに行っても追いつかれる。
勝てるわけない
だから一気に畳み掛けるしかなかった。
二発目のパンチを顎に決め彼女の脳を揺らし、とどめに首を絞めようとしたが間に合わず逃げられてしまった。
ヤバイ
すかさず、蹴りを加えようとしたがその蹴りは地面に当たっていた。俺の下にあるはずの地面が。クソが。
積みか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます