第2話ドッキリ下準備後編~少しのシリアスとを添えて~

確かに私は今まで学校内で彼女と関わった事は一度も無い。もちろん彼女と話した事も無いから、雄介が言ったようになぜこんな事をするのかと思うのは当たり前だよね。分かってもらえないかもしれないけど、説明してみよう。

私「…何て言えばいいのかな?理由は幾つかあるけど、強いて言うならこのドッキリを成功させることによって、彼女の性格を少しでも改善させるため…かな?」

雄介「どういう事だ?意味がよく分からないからそう思った経緯を話してくれ。」

私「了解。まず、彼女ってプライドが高くて一日一回誰かを煽る事をノルマとしているぐらい煽ったり馬鹿にしたりしているじゃん。でさ、誰もその事を咎めないじゃん。今は大変な事態になってないから大丈夫だと思うけど、大人になった時もあの性格が直っていなかったらいつか取り返しのつかない事態になると思うんだよね。まあ、今も殺伐とした雰囲気が漂っているけどいじめに発展したり病院送りになるような事にはなっていないから大丈夫だと思っている。けど、大人になってから陥れられたり報復を受けたりすることがあるかもしれないじゃん。今のままだったらさっき言った事になるかも知れないけど、今からでも性格を少しでも改善出来たら、私達はストレスを感じずに暮らせて彼女は今以上に人気者になれる。ね、お互いメリットがあるでしょ?」

…ふう、すっごく長くなってしまったけど、雄介分かってくれたかな?まあ、分かってもらえなくても強制参加させるけどね。

雄介「…その説明は一理あるな。確かにこのままだったらアイツに良い事は起きないだろうし、このまま放っておいて何か起きたら寝覚めが悪い。よし、このプランを絶対に成功させよう!!」

私「ちなみにプランドタキャンしたら報酬は1/5にするからね。」

雄介「この流れで断るわけないだろ。」

私「そりゃあそうだよね。じゃあ明日学校に着いてからプランを開始しよう。明日から頑張ろうね。」

雄介「おう頑張ろうな!明日やらかすなよ。」

これで準備(行き当たりばったりだけど)は整った。ぶっつけ本番だけど、成功しますように…。

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