つまずき

何度も何度も

他人がつまずかないところで

ぼくはつまずいてしまう


一度つまずいてしまうと

恥ずかしさのあまり

しばらくのあいだ

立ち直ることができない


だから

前に進むときは

慎重に 慎重に

細心の注意をはらって

進むんだけども

やっぱり

どこかでつまずいてしまうんだ


そうして

前に進む勇気を

挫かれて 挫かれて

うずくまってる時間が

永遠とも

感じるようになって

進むべき方向も

わからなくなってしまった


そんなこと

しているうちに

潮が満ちてきて

ぼくのことを

押し流そうとしてくる


どうでもよくなって

流されるがままになる


うずくまることすら

許してくれない

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