m24「春の夜のスタンプラリーin神戸」


 こんばんは。気持ちのいい気候が続いてますね。何だか目が乾くというか、くしゃみも出てくるというか、空気が乾燥してるのかなと思いつつ待ちに待った春を謳歌する薮坂です。

 花粉症? フゥーハハハ、それはアレです。認めてしまったら花粉症なんですよ? つまりどれだけ目がしぱしぱしようと、くしゃみが出ようと、鼻がずるずるなろうと、それを認めぬ限り敗北ではない。

 ──私はイエローデビル(花粉)に決して屈しないッ! という気概で今春も乗り切りたいと思いまふぇっくしゅん!



 さて。ちょっとずつ時間が取れてきたので、ずーっと忘れてたあのイベントに参戦してきました。

 大人気RPG「ペルソナシリーズ」と、我が地元「神戸」がコラボレーションしたイベント、ペルソナシリーズ×神戸観光局の「Journey to KOBE」という拡張現実スタンプラリー的なイベントです。


 私、昔からペルソナシリーズが大好きでして。一番好きなRPGシリーズでして。もしドラゴンボール集めてシェンロンを召喚できたら、ペルソナの中に入れてくれってお願いしようと思ってんですよ。

 ペルソナはカクヨムのジャンルで言うと「現代ファンタジー」に分類されるストーリーだと思うのですけど、このゲームはシナリオが本当に面白いんです。


 特殊能力「ペルソナ」に目覚めた高校生達が、世界の(あるいは地元の)平和を守るため、日夜人知れずシャドウ(怪異)と戦う物語。なんというか私にはなかった青春みたいなものを感じられて面白いんですよねー。音楽もマジおしゃれ。ビジュアル関係もオシャレ汁出しまくり。

 いつかこういうガチの現代ファンタジーを描いてみたいんですけど、私が描くと途端に血と死に塗れそうな気がするのは何故なんだぜ?



 と言うわけで、このペルソナシリーズ×神戸観光局のイベントが開催されておりまして、3/31までということを思い出して昨日と今日、2日に分けてやってきました。

 イベント自体はシンプル。専用アプリをスマホに導入し、指定されたスタート地点に実際に赴くと、アプリと連動されたGPSが反応し、次の場所を指定される(クイズ方式)ものと、もうひとつは純粋に「ここへ行け!」というガチスタンプラリーのものでした。


 クイズのほうは神戸にまつわるものや、ペルソナにまつわるものがあって、いい塩梅の難易度でしたね。一問だけヤベー難易度のペルソナクイズがありましたけど、その他は神戸に住んでれば常識レベルのものと、ペルソナやってれば自然とわかるものでしたが、指定される次の場所がまぁ遠い! かなり遠い‼︎

 地元民でも「え⁉︎ 海の次は山ですかァ⁉︎」みたいな感じで、結局昨日、気づけば11kmくらい歩いてました。

 スタンプラリーの方はもう遠すぎて、文明の利器たるクルマを使ってコンプリートするというチートっぷり。

 勝てばよかろうなのだァァァ! とカーズ様みたいな捨て台詞を吐いてゴールしましたよ。


 コンプリート記念品はなんかポストカード的な物が貰えるらしいんですけど、それよりも良い体験したなぁと思いましたねー。

 この時期、神戸ではいろんなところで桜が咲いてるんですよ。海沿いのメリケンパークとか、北野の山とか、新神戸駅周辺とか。

 どんなところでも桜ってやっぱり存在感があって、やっぱり絵になるなぁと思いますよね。


 それに海沿いの桜を眺める見知らぬカップルたちがまた絵になること絵になること。2人して夜桜を眺めて、嬉しそうに笑い合ってんですよ。もうあれですよね、僕の存在とか目に入ってないよね? 通りたいんだけどなぁその道ィ! でもジャマしてんのは明らかにこっちだよね! ごめんね! 生まれてきてごめんね! と思わずにはいられないくらいの羨ましさ。いやぁ、それぞれのカップルにそれぞれの物語がありそうで、いいなぁ。取材させてくれないかしら?



 あとはですねー、知らない建物とかお店とか増えてたり、歩道がすごく綺麗になってたり、逆に知ってた店がなくなったりしてて、「やっぱ街も生きてんだなぁ」と改めて思いましたね。これって実際「街を歩くこと」でしかわからないんですよねー。

 日々仕事してると、いかに効率的に動くかってのを求められて、そして自分も楽したいから無駄なことなんてしたくないって感じで「いつも何かに急いでる」んですけど、こう言うふうに「まさに無駄」って行動をしてみると意外な発見があってとても面白いです。


 地元の街を歩きながら、頭の中でいろいろ話を考えたりして、そう言えば「神戸」を舞台にきちんと小説を書いたことないなぁと思ったんですよ。

 神戸は今、再開発が結構進んでて、街はキレイになって建物も新しいのが出来たりしてるんですけど、観光客も住む人も、年々少なくなってしまってるのが現状です。

 だからこんなイベントをして、少しでもお客さんを増やそうとするイベントは好きだし応援したいんですよね。


 コンテンツツーリズムが流行り出してる昨今、web小説界からそんな影響力のある神戸の物語を……、いや夢は大きく持とう! でもまずは書きあげないと意味ないけどな!笑



 さてさて、そんなこんなで結構楽しめたイベントでした。でもこれ3/31で終わりなんですよね。もう少し早くやっておけばよかったなぁと今では思います。あと、もう遅いけどクイズの方は絶対チャリでやるべきだったな! レンタルチャリンコの存在をすっかり忘れてたぜ! 今からやる人は絶対チャリをオススメします!



 あ、ちなみにさっきクルマでスタンプラリー指定ポイントを回ってたんですけど(神戸周辺の駅、全部で9つ)、路肩にクルマ止めてGPSを起動させてたんですけどね、すげぇ人通りの少ない駅が2つほど指定されてたんですよ。地下鉄海岸線って沿線の駅なんです。まぁ、夜はマジ人が少ない。道路も独り占めくらいの勢いです。


 で、私のスマホってもう5年くらい使ってる古いヤツで、GPS測位に時間かかるんですよねー。そんでクルマ止めて電話をブンブン振りつつ(多分意味ない)、クネクネ動きながら「GPSよ来たれ!」ってやってたらはい、案の定お巡りさんに職質されました。笑


 しかし私とてある意味職質のプロ(笑)ですので、もう慣れたものでお巡りさんが次に何をしたいのか手に取るようにわかります。踏んだ場の数が違うんですよ、これでも20代前半は毎日のように職質されてましたからね!←

 それではここまで読んでくれたみなさんに、どうすれば最短で職質を終えれるかお教えしましょう!


 初手:身分証提示


 これをするとしないとでは5分くらい差がでます。私の場合、免許証を常に携帯していますので「ドロー! オレのターン! 免許証をこの場に提示!」から始めます。お巡りさんも「お、おう……」みたいな感じで受け取ってくれますので、そのタイミングですかさず住所氏名生年月日を言いましょう。

 いや免許に書いてんじゃね? と思うと思いますが、で免許証記載の通りの事項を言えるかがキーポイントです。言える=コイツは免許証通りの人物、ということが裏付けられるということですね。


 次手:車検証の提示


 次は間髪入れず車検証の提示(クルマの時のみ)です。道路運送車両法第66条で車検証の携帯義務が定められているので、クルマに乗る時は携帯していなければなりません。

 しかし不思議なことに、道路交通法で罰則はないので不携帯でも点数は引かれないんですよね。交通ってマジ難しいわ。

 とりあえず車検証まで出せばほぼ大丈夫。私のクルマはこう言う時のためにほとんど荷物を積みっぱなしにしてません。積みっぱなしにしてると、「なんか危ないモンでも入ってんじゃないの?」って追加攻撃が来るんですけど、積荷がほぼカラなら余裕で躱せます。

 それでも私のように凶悪なツラしてたら、車内検索が始まることもあるんですけどね……。


 三の手:ここにいる理由等を説明する


 後は「なぜここにいたか」とかを聞かれますので、嘘偽りなく答えると完璧。ほぼゴールです。ちょっとお巡りさんに文句を言ってやろうとかダメです。百害あって一利なし。基本、お巡りさんは最初敬語で話しかけて来ますが、なんでお巡りに時間取られるんだよクソが、って感じでオラつくと向こうも同じことして来ます。マジ時間の無駄。


 当然私はこう答えました。「ペルソナと神戸市観光局がコラボしてまして、スタンプラリーを実施中です。ここはそのチェックポイントであり、故に私がいる理由です」

 当然お巡りさんは「……はぁ?」の一言。まぁそらそうですよね。笑


 最終手:お疲れ様でした


 その後、「運転気をつけてくださいねー」って感じで終わります。悪いことしてなければこんなもんです。あと私みたいに悪いことしてなくても、言うタイミングが遅くて「はよ言えや!」って怒られることもありますが、一般の方なら大丈夫。普通に接すれば普通に接してくれるし、あの人たちは結構忙しいので、ネタのために長引かせてやろうとかホントやめといた方がいいです。関わらぬが吉!



 ……と言う感じで、まとめると、


 免許証提示→車検証提示(言われないこともある)→ここにいる理由を説明→さよなら


 このコンボで最短5分程で終わります。クルマの中に余計なものは積んどがない、これも大事! そんなワケで、突然の職質が来てもこのコンボで終われますので、何かの参考(?)にしてみてくださいね。それと、人気ひとけのない道で路肩に停車しないこと。今回はこれに引っかかったので、というか普通の人はこんなことしないと思いますけど、ライフハックにしてみてくださいねー。


 いや、なんの話してたのかわかんなくなりましたけど、ペルソナコラボはよかった! 春の夜の散歩は職質されない程度にしよう! ということでした。


 10エピソード更新まであと1エピソード! 更新できるかわかりませんが、また直近の夜にお会いしましょう。それでは、また。





 





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