m06「深夜のハイウェイとサービスエリア」
こんばんは。今日も今日とて深夜勤務の薮坂です。なんとなくですが、徐々に涼しくなって来ましたね。気温はきっと、夏撲滅委員会の会長たる私に恐れをなしたのでしょう。ざまぁみやがれフゥーハハハ、というヤツです。まぁ私、真夏に生まれたのですけど。←
という訳で気がつけば、またひとつ歳を取ってしまいました。30歳半ばともなると加速度的に時の流れが早く感じます。人間的には何ひとつ成長していないのですが。
さて、日付も変わり9月も3分の1が終わりましたが、現在仕事で某サービスエリアに来ています。休憩中です。
私、夜のサービスエリアの雰囲気って大好きなんですよ。最近はコンビニが併設されたサービスエリアが多くて便利ですよね。もう閉まってますけど、スターバックスがあったりとか。良いですよね、サービスエリア。
ところでサービスエリアとパーキングエリアの違いって知ってますか?
ざっくりいうと、サービスが充実しているのがサービスエリア(SA)で、それの下位互換的な存在がパーキングエリア(PA)です。
と言っても実は明確な区分がある訳ではないんですよね。
トイレやコンビニ、フードコート、あるいはガソリンスタンドなどがあって、わりと規模が大きいのがSA。そして、それよりも規模が小さいものがPAという感じでしょうか。
私はどちらとも好きで、とくに真夜中のパーキングエリアなんて独特の雰囲気があって素敵なのですよ。好きすぎてサービスエリア名から小説のキャラの名前をつけたくらいです。滞ってる三木くんと愉快な仲間たちシリーズは、みんなサービスエリアあるいはパーキングエリアの名前から取っています。
たまに見かけるんですけど、スナック系の自販機があったりするのがパーキングエリアですね。たこ焼きとか売ってる、あんまりおいしくないヤツとか、あとはカップヌードルの自販機とか。これはほんと絶滅したんじゃなかろうかってくらい見ませんけど、とにかく、寂れた独特の雰囲気があるのです。なんとも形容しがたいのですが。
なんていうのでしょう、缶コーヒー片手にタバコを吸いながら、真夜中のサービスエリアで休憩なんてしていると、自分がハードボイルドものの小説の、登場人物になったかのような錯覚に陥ることができるのですよ。
目的はもちろん、とある事情から依頼された人探し。失踪したその女の子が物語のカギを握っていて、とにかく早く見つけなければならないのです。安否の確認と情報の確保が最優先。
数少ない情報を頼りに、とりあえずクルマを走らせる。目的地は遠く、スタート地点から200km弱離れた都会の街。
途中のサービスエリアで休憩をして、バディとジャンケンをするのです。次のサービスエリアまでの運転を賭けて。
てめぇ、後出しだろ! とか言われながらその人探しをするってほんと、ハードボイルドでカッコイイと思ってしまいますよね。2人は首尾良く対象を発見できるのか──。
なんて言ってますけど全部妄想ですよ、コレ。笑
さて。とりあえずジャンケンには勝ったので(2連勝!)、バディにもう少し運転をお願いしています。
現在、決して明るいとは言えない深夜のハイウェイを、指定速度でクルーズ中。目的地まではまだ100km強の道のりです。
理想と現実はかけ離れていますが、仕事なので仕方ありません。薮坂が無事に来週もエッセイを書けるよう、よろしければ祈って下さい。
取りとめのない文章ですが、本日はここまで。
それでは、また。来週も深夜にお会い出来れば幸いです。
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