第16話 ストランド
「……わたし、すべての謎が解けてしまったわ」
「……ええ、ブランシュ」
「そう……そういうことだったのね……」
「……ええ」
一度、大きく息を吐き出してから、神妙な表情を浮かべてブランシュは続ける。
「なぜ、
隣にいるブランシュと顔を見合わせる。姉は美しい顔を子どものように輝かせた。
「ああー! 幸せね!」
ここは、ストランド州ロンサール伯爵領。
どこまでも続く緑の稜線。
葡萄畑と、その向こうに点々と見える、農家の赤屋根と小さな白い教会。
緑に生い茂る木々。畦道に咲く色鮮やかな花。その間を吹き抜ける風からは、太陽が香る。
木陰の芝生に広げたブランケットの上で、わたしたち姉妹は夏の風物詩、ミラベルを剥いて食べている。
籠に山盛りの黄金色の果実は、さっき裏庭の果樹園で自分たちで採ったものだ。
トロリと熟したそれは、おどろくほど濃厚で甘い。
手のひらと口のまわりを果汁でベタベタにしながら、わたしは大きく同意して見せる。
「最高としか言いようがないわ」
ブランケットの上に座り、スカートの下でお行儀悪く胡座をかいて、ブランシュは両腕を頭の上で組んで大きく伸びをした。
はるか四方まで、見晴らしの良い庭。誰かが近づいたらすぐにわかるからと、騎士たちは少し離れた場所に立っている。近すぎず遠すぎず。ブランシュの息が詰まらないように、彼らの塩梅は絶妙だ。
「コルセットもしめない、メイクもしない、時間にも追われることもない。楽ちんなドレスを着てナイフとフォークを使わずに果物を好きなだけ食べる! ああ、自由な猫になった気分!」
「まったくね、あ、ありがと。アナベル」
ブランシュの明るい声につられたように微笑む、アナベルが差し出してくれた濡れタオルを受け取って、手と口を拭い、深呼吸して夏の空気を吸い込んだ。
もっとも本来、
しかし、この度は、できればそれも控えて欲しい――と護衛に残ってくれている騎士たちに申し訳なさそうに言われ、わたしたちはもちろんそれを了承した。
木漏れ陽が、膝の上で柔らかく揺れる。
ブランシュと一緒にこうして過ごしていると、ふと思う。
この世界からはもう、すべての憂いが消え去ってしまったんじゃないかしら――――
§
「今日は、どうやって過ごしたんだい? 二人とも、あまり一緒に過ごせなくてごめん。退屈してないといいんだけど」
夕食の席、シャツの袖をまくり、襟元を緩ませ寛いだ様子のランブラーが、鶏のガランティーヌを口に運びながら、どこか申し訳なさを滲ませて言った。
ストランドの領館に着いてからも、ランブラーはさっぱり休む様子がない。
日中は領館の家令、会計士たちと執務室に籠もっている。普段、政務官の仕事を優先しているから、この機会にやっておきたいことが沢山あるそうだ。
毎日、王都からもランブラー宛の手紙や書類がどっさり届いている。
わたしとダンスの練習をしてくれるという約束はどこへやら、である。
ここに来てから健康美を増したブランシュが、明るい声で返す。
「裏庭の果樹で採ったミラベルを食べて本を読んで、その後、パルマンティエ夫人と一緒にグロゼイユのジャムを作ったの。小さい頃の話をしながら。楽しかったわ!」
「明日はミズ・ヴィオレと娘さんと一緒にミラベルのアーモンドタルトを焼くから、楽しみにしていてね、お従兄様」
わたしたちの相手をする時間がないほど忙しくとも、この従兄が愛すべき人物であることは、もちろん揺るがない。
目の前の皿の上、鶏のガランティーヌは、素朴な味付けながら風味が濃厚で、肉の本来の旨味が中に詰まったナッツや野菜と混じり合う。ほんのり香るクミンが、野性味を際だたせていた。
「お従兄さまも少しはゆっくりされたらいいのに」
ブランシュがちょっぴり不満の交じる声を出すと、わたしも頷く。
ランブラーは申し訳なさそうな苦笑を浮かべて、軽く肩を竦めた。
「週のうち六日は小難しい書類を見てないと、なんとも落ち着かなくなるってこと、僕自身も初めて知ったよ。僕って奴は、仕事依存症で無趣味なつまらない奴だったらしい」
「「あらまあ……」」
自虐的な冗談に、ブランシュとわたしが呆れた声を出した。
香ばしく焼き上がったばかりの胡桃パンをちぎりながら、ブランシュが尋ねる。
「王都のお仕事もされてるんでしょう?」
「うん、新聞を賑わしてる酒の関税を増やそうって法案。僕はチェックしてサインして送り返すだけ」
「うえ」
小さく呻く声が、後ろから聞こえた。
振り向くと、「失礼」と咳払いして見せたのは、護衛として立ってくれているオデイエ卿である。眉間に少し皺が寄っている。
ランブラーが何か察したように、くすりと笑った。
「オデイエ卿は増税に反対かい?」
ええまあ、と少しばつが悪そうにオデイエ卿は苦笑いする。
ストランドは、のんびりしたところだった。時間の流れが王都と違ってゆっくりしている。最近、オデイエ卿の纏う雰囲気はさらに丸くなったように思う。
「わたし、ハーバルランド産のスピリットに目がなくって」
隣国の酒の名前をうっとりと口にしたオデイエ卿に、ランブラーが笑いかける。
「ああ、強くまろやか、風味も多種多様。人気だよね」
「いくらでもいけます」
わあ強いんだなぁ、とランブラーが感心したように言って、周りの騎士達も頷き合っている。
ブランシュときょとんと顔を見合わせる。わたしたちは二人とも、お酒を嗜まない。
「ここは形式や格式にうるさい王都じゃないんだし、騎士の皆さんも一緒に召し上がればいいのに」
ランブラーが空いている椅子を指し示すと、オデイエ卿と他の騎士達は胸を押さえて首を振る。
「皆様と食事ができるという誘惑は凄まじいですが、そう言う訳には参りません」
「食事中は、瞬発力が落ちますから」
「残念でなりませんが、護衛の任務を全うします」
残念そうな騎士たちの声に、じゃあまた別の機会にご一緒しよう、とランブラーは微笑む。
「ハーバルランドのお酒って、そんなに美味しいんですの?」
尋ねると、ランブラーは大人の余裕に溢れた笑みを浮かべる。
「リリアーナにはまだまだ早いけどね。飲ませたりしたら、ウェイン卿に怒られる。
ハーバルランドは蒸留酒作りが盛んなんだ。アルコール度数が高い高級酒で、換金性が高いせいで、よく盗難事件も起こる。運搬中の馬車なんて、昔はよく狙われて盗まれた。困ったことに、そういう組織があるんだよ」
最後の方は、ちょっと苦々しい響きを持った従兄の声に、へえ、と相槌をうつ。
ブランシュが途端に顏を顰めた。
「ただのお酒のために馬車が狙われるって、穏やかじゃないわ。馭者の身が大事なのはもちろんだけど、馬だって、骨折でもしたらおしまいなのよ!」
先日の、わたしとウェイン卿が乗っていた馬車が狙われた件を思い出したのだろう。ブランシュの声は鋭い。
うちの馬は幸い、安楽死させねばならないほどの怪我は負っていなかった。でも、一歩違えたらきっとそうなっていた。
ブランシュは馬たちを友人のように可愛がって大事にしている。
ランブラーがまあね、と神妙に頷く。
「――犯罪っていうのは、残念ながら、たいていそういうものだ。……ああ、だけど中には、伝説の怪盗の仕業としか思えない見事な手際のものもあったよ。――あ、そうだ、二人とも、退屈しのぎにちょっとした謎を解いてみる?」
「まあ、伝説の怪盗?」
それは、とても興味深い話題だ。
――予告状、いわくつきの宝石、変装の名人、午前零時、厳重な警備の中、博物館から予告どおりに宝石は消える……。まさしく煙のように。
――大怪盗の物語に思いを馳せ、輝くわたしの顏をみて、ランブラーがふふっと軽い笑いを浮かべた。
「リリアーナが想像してるのとはちょっと違うかも知れないけどね。
国境の税関を通る時、確かに馬車の荷台に積まれた箱の中には、スピリットの瓶が詰まっていた。ところが、王都に着いて箱の蓋を開けると、中身のスピリットの瓶だけが忽然と消えていたんだ。
箱は閉じられたまま。馬車は襲われてもいない――ちょっと不思議だろう?」
「まあ、魔法みたいね」
ブランシュが目を丸くする。でも、その顔は興味深そうに輝いていた。
謎解きは素敵な娯楽。
わたしたちは自分で思うより、退屈していたのかもしれない。
ランブラーが頷いて続ける。
「消失マジックみたいだって、当時はそこそこ話題になった。しかも、一本二本じゃなく、大量に、何度も抜かれていた」
へえー、と感心したように漏らした声はブランシュと重なった。
泥棒は決して許せることではないが、誰にも気付かれず、怪我を負わせずやり遂げる泥棒とは――世界一有名なあの華麗なる大怪盗の仕業のよう。
傍で聞いていたオデイエ卿が、わたしたちの内心を読んだようにふっと表情を緩めた。
「オデイエ卿も、ご存知の事件ですか?」
ええ、とオデイエ卿は微笑んで頷く。
「わたしがまだ小さい子どものときに起きた事件ですけど、よく覚えてますよ。だけど、伯爵、ヒントなしに解くのは、ちょっと難し過ぎるんじゃないですか?」
言われて、ランブラーは我が意を得たりという風に頷いた。
「うん、疑わしき登場人物は三人。国境警備隊に長く勤める四十代の男。馭者として雇われたばかりの若い青年。小売業者で働く女性だ。
関わった人間のうち、機会があったのは彼らだけだった。他の人間のいないところで箱に触れられた者は、他には一人もいなかった。そして、三人とも揃って金に困っていた。さあ、誰の仕業だったと思う?」
にこにこ笑うランブラーに問われて、わたしとブランシュは顔を見合わせた。
答えを知っているらしい騎士たちは、意味ありげな微笑を浮かべている。
最初に口を開いたのは、ブランシュだった。
「うーん、さっぱりわからないから、当てずっぽうで行く。馭者の青年かしら? 機会が一番あったんじゃない? 人目につかない山道かどこかに馬車を停めて、仲間に引き渡したのよ」
「なるほどね」
ランブラーは大きく頷いてから、「リリアーナは?」とこちらに視線を向けた。
「そうですねぇ……」
わたしは首を傾げて、自分の顎先を人差し指でなぞる。
「この事件を紐解く最大のヒントは、お従兄さまとオデイエ卿、騎士の皆様が揃って、この事件のことを覚えてらっしゃるってことだと思います」
途端に、ランブラーの瞳は愉快そうに輝いた。
「と言うと?」
「子ども頃のことだったと言いながら、皆様ちゃんと覚えていらっしゃるようです。
当時、よっぽどセンセーショナルに騒ぎ立てられ、なおかつ劇的な幕切れを見せたってことでしょう? そうすると考えるべきは、タブロイドがどんな話を好んでよく載せるかってことです」
「ほう」
意味ありげな微笑を浮かべて、ランブラーが頷く。
「……考えられるうち一つは、小売業者で働く女性が、はっとするほど美しかった。それで、第一容疑者は彼女だったんじゃありません? 『美しき犯罪者――何が彼女をそれに駆り立てたのか?』そういうの、いかにも載っていそうですもの」
言えてるね、とランブラーは少し肩を竦めた。
「それじゃ、リリアーナは小売業者の女性が犯人だと?」
ふぅむ、とわたしはさらに首を傾げた。
「だけどそれだけじゃ、子どもの心に記憶として残るでしょうか? ……逮捕された小売業者で働く女性は、さんざん暴きたてられて――それこそ、生い立ちや過去のちょっとした失敗、好みの食べ物まで新聞に載せられた挙げ句、ずっと後になって別の真犯人が見つかったんじゃないですか?」
「わあ」
オデイエ卿が思わずといった風に声をあげて、その口元を指で押さえる。
「それで行くと、犯人は国境警備隊の隊員でしょうか? だって、その人は取り締まる側であり、少なくとも初めのうちは疑われもしなかったでしょう? 後になって、証拠のようなものが見つかったんじゃありません? 一方で、雇われて間もない若い馭者の方は、最初から厳しく調べられたでしょうから。もし彼が犯人なら、もっと早くわかったように思います」
「すごい、令嬢ったら、まるで見てきたみたい」
オデイエ卿が感じ入ったような声を上げるので、わたしは思わず俯いた。
「そんなことは……」
そう、そんなことはない。だって――
「実際のところ、小売業者で働く女性への暴き立てられようときたら、令嬢が仰ったのより百倍はえげつなかったですけど。人目を惹くってことは、時に諸刃の剣ですよ。わたしはあの事件で、幼な心に群集心理の怖さを知りました」
「まあ、お気の毒にねえ……」
他人事とは思えないといった風に、ブランシュは眉をひそめた。
「僕が覚えてるのには、別の理由もある。
その国境警備隊員が金策に走ってることは、仲間内では有名な話だったらしい。ところが事件の後、彼は急に羽振りが良くなって、調べると自宅に大金が置かれていた。数本のスピリットの瓶と一緒に隠されていたらしい」
「まあ! 疑わしい」
ブランシュが言うと、オデイエ卿は苦々しく眉をひそめた。
「『限りなく、黒』『国境警備隊、墜ちた威信』新聞は初め、そんな風に書き立てましたよね。だけど……」
言葉を濁して溜め息をついたオデイエ卿の後を、ランブラーが引き取った。
「だけど、彼はあっさり、証拠不十分で無罪放免になった。今も国境警備隊で働いてるんじゃない?」
ランブラーが言うと、オデイエ卿は憮然と口を尖らせて応えた。
「そのはずですよ」
「まあ! どうしてです?」
驚いて尋ねると、オデイエ卿が怒りを通り越して呆れた、というような口調で続ける。
「シラを切り通したんですよ。『自分はやってない』の一点張り。酔っぱらってふらっと入った店で知らない相手とポーカーをして、ビギナーズラックで勝った、とかなんとか。その癖、どこの店だか、日にちも何にも覚えてなかった」
「……まあ。そんな怪しい言い訳が通るとは思えないけど……」
ブランシュが不思議そうに首を傾げると、ランブラーは軽く肩を竦めて見せた。
「その男の叔母だったか誰か、とにかく親族の一人が、ある枢密顧問官の邸に乳母として勤めていたらしい。口利きを頼んだんだってさ。世間の反応もね、盗賊の正体が美しくか弱い女性だった場合には熱狂するけど、見るからにいかにもな男性で、怪我人も何もいない事件だった場合……新聞の風潮を見る限り、言うに及ばずだろう? それで、事件は幕引き」
「まあ、まさか」
ブランシュが少し怒ったような口振りで言うと、ランブラーはよくわかるよ、と頷いた。
「――今よりは昔の話だし、スピリットの被害の方は保険が下りて、被害者らしい被害者はいなかったっていうのもあるけど、あの時に騒がれた小売業者で働く女性は、間違いなく被害者だよ。
どんな犯罪にも、被害者が生まれるものだってことを感じた事件だったな」
「まったく、毒蛇の一派ときたら、今も昔もやりたい放題なんですから」
苦々しく顔を顰めている騎士たちの様子から、今の話に出てきた枢密顧問官は、例の毒蛇公爵の異名をとる、ブルソール国務卿の近くにいる貴族の一人らしい。
それにしても――
ふと、胸に違和感が灯る。今の話には、何か腑に落ちないものがあった。なんだろう? わたしは何を変だと思った?
その答えに辿り着く前に、ランブラーが明るい声を上げた。
「それにしても、リリアーナはやっぱり鋭いね。僕が巻き込まれた事件のときもそうだったけど、どんな謎も軽く解き明かしてしまいそうだ」
「リリアーナったら、本当に最高だわ」
妹に甘い彼らの台詞に、居たたまれない心地になって、思わず俯く。
「そんなことは」
「リリアーナは謙虚だね。そんなところもいいんだけど」
「本当、もっと調子に乗ったとしても、あなたは最高に可愛いのに」
甘い褒め言葉に頬を熱くしながら、ガランティーヌを口に運んで、わたしは考える。
――だけど、本当にそんなことない。
わたしが少し鋭いとしたら、それはわたしがこれまで、ずっとただの観客だったからだ。
屋根裏の小さな窓から見下ろす世界。
それは、わたしの世界の全てで、しかし、その世界にわたしは存在しなかった。
――ずっと、歌劇を見ていたようなもの。
屋根裏の窓から覗く世界では、明るい舞台の上を生き生きと動き回る登場人物たちが暮らしていた。時に正しく、時に間違えながら。だからこそ魅力的に輝いて。
観劇に慣れた客ならば誰しも、登場人物の動きがもたらす結果を、ある程度予測できるようになる。
「そんなことをしたら、大変なことになるのに」「このままじゃ、こういう結果になるに決まってる」
それがわかるのは、あくまでも客観的に、少し離れた場所から舞台全体を見通しているからだ。
――だけど、どうだろう?
自分が演者になった視線で見る景色を、屋根裏から出たばかりのわたしは、まだ知らない。
自分自身が渦中に置かれた時、わたしはどう振る舞うだろう?
正しい結末へと向かう道を、間違えずに選ぶことができるだろうか?
想像するだけで、それはとても難しそうだった。
目の前で、麗しい笑みを浮かべたランブラーが赤ワインの入ったグラスを傾ける。
一口含むと、途端に満足そうに頬を緩めて、晴れ晴れとした声を上げた。
「ハーバルランドのスピリット、ノワゼット公爵領のスパークリングワインも素晴らしいけど、ロンサール領産の赤ワインはやっぱり格別だね!」
それは確かに、とオデイエ卿ら騎士達、給士達は揃って口元を大きく緩ませて、頷いた。
§
生まれて初めて過ごす田園の生活は楽しかった。穏やかで、幸福な日々。
そうして、一日の終わりには、左手の薬指の銀の指輪を月の光に翳し、溜め息をつく。
あの瞳と同じ色の石に向かって、心の中で話しかける。
――お元気ですか?
お風邪を召されていません?
お怪我なんてしていませんよね?
……巡行の途中で、素敵な女性と出会って、わたしを忘れてしまったりしていませんか?
無理だってわかっているけど、本当は、一緒にいたかった……。
――こんな重い台詞、面と向かっては、絶対に言えないけど。
やがて、夏が終わる頃。
ようやく、王都から迎えが来た。
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