第47話 病院にて
さて、傭兵になるために訓練所のあるファデス地区に来たわけだがまだ二か月はある、それまでどうしようか……なんて思いつつ病院に向かうと待合室にナオキが座っていた
ナオキ「よお!来たか、遅かったな」
「お前じゃないんだからこれが普通だ、ほら荷物だ」
ナオキ「ありがとな!で、ファデスに着いたわけだがどうするよ?」
「ホテルなんて金ないしな、どうにか住む場所を見つけないと……」
と悩んでた時医者が声をかけてきた
医者「あのー……先ほどおばあさんを運んできた方々ですよね?」
ナオキ「はい…そうですけど」
医者「そのおばあさんがお礼がしたいと呼んでおりますがいかがしますか?」
ナオキ「え?分かりました」
俺とナオキはおばあさんの病室に行き病室のドアを開けると点滴を受けているおばあさんがベッドで寝ていた
医者「失礼します、この方達が坑道で倒れてるあなたを見つけて連れてきてくれた恩人ですよ」
俺 ナオキ「こんにちはー……」
おばあさん「あら、先ほどはどうもありがとうございます。おかげで助かりましたよ」
「お体の方は大丈夫なんですか?」
おばあさん「ええ勿論、意識が戻れば自分で治せますから」
ナオキ「自分で?どうやってですか?」
おばあさん「私は能力者なんですよ」
ナオキ 俺「え!?」
医者「それだけではない、この方はその能力でこの病院の建設に前に多くの人の命を救い、病院建設後も我々に協力してくれている凄い方なのだ」
おばあさん「昔の話ですよ、今はただの老婆です そうだお二人のお名前を聞いてもよろしいですか?」
ナオキ「ナオキです」
「レイトと言います」
おばあさんは医者に退出するように促すと、医者の退出後に
おばあさん「あなたたち能力者ね?」
「!!」
ナオキ「意識あったんですか?」
おばあさん「見れば分かるのよ能力者は霊気の流れが活発だから 魂を自分の肉体にとどめる霊気を使っていろいろなことをするんですから当然ですよ」
「霊気なんて見れるですか?」
おばあさん「私は医療系の能力者だからね、触れなくても見れるのよ」
とおばあさんが言った瞬間病室の扉が急に開き
???「大丈夫かばあさん!」
おばあさん「あんた!……大丈夫よ」
???「そうか…よかったよかった」
いきなり飛び込んできたのはどうやらおじいさんのようだ
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