第23話 拘束
ナオキ「やべーぞ!このままだと汚水の中で溺死だ!!」
大量に入ってくる水(しかも汚水)をみてナオキは大声で叫ぶ
「くっそ!」
俺は机に上に乗り全力で木の棒すべてに力を込め、脱出経路を探しながら全力で木をはやす
ナオキは全力で足元の床を切りまくり穴をあける しかし逃げる前に穴には水が流れ込んだ
ナオキ「くっそ!まだまだ!」
しかしその甲斐あって汚水は俺は木をはやすことができた
それを盾代わりにしてナオキをかばいながら汚水を突き進み
「ナオキ!俺を踏み台にして天井を破壊してくれ!」
ナオキ「よっしゃ!」
天井をナオキに壊してもらい外に飛び出し、なんとかダムの上に脱出した ナオキも後に続いて脱出
ナオキ「はあはあ……さすがにやばかったぞ……」
「ああ…だがおかげで助かったぞ……」
バクバクと大きな音を立てる心臓を沈めながら俺はあたりを見回す
(どうやらここは大丈夫そうだな 奴はどこだ??)
と思うや否や
???「しぶとい奴らだな……」
そういうと謎の男は右手に汚水を集め圧縮し始めた
(あれを打たれたら さすがに防げないし、よけられないぞ……!!! ナオキも息が上がっているようだし……どうする……??)
???「じゃあな、くたばりな!!」
汚水の塊が奴の手を離れる瞬間、横にいたはずのナオキがいなくなっていることに気づいた
が、次の瞬間ナオキは謎の男の右手を切り落としていた そして悲鳴を上げる男の襟首をつかみ上空にぶん投げ、圧縮された汚水を斬撃からの衝撃波で吹き飛ばしてしまった
「なあ!?」
俺は慌てて施設の陰に隠れ飛ばされずに済んだが、汚水は跡形もなくダムの内側へ飛ばされ飛散した
男は落ちてきたところをナオキにとらえられ首筋に剣を当てられおとなしくなった
ナオキ「さあ、いろいろ話してもらうぞ? 川だけじゃない、森の汚染もすべてな!!」
???「分かった、分かったから まずは止血をさせてくれ……」
(……本当にナオキか??こいつなんて力とスピードしてやがる……いや待て、最初の斬撃はカプセルさえ破壊できてなかったんだぞ!!なのに施設の床や壁も壊すほどの斬撃を急に打ち、脱出の際も移動速度が上がっていた!どういうことだ……?)
そんなことを考えているとナオキが俺に
ナオキ「レイト!こいつの拘束と止血を頼む!」
と言ってきたが俺は考え事をしていて頭に入ってこなかった
ナオキ「おい!聞いてるのか!?しっかりしろ!!」
ナオキに強く言われ俺はようやく
「あ、ああ……」
と言って動き出した
(まあ、最初は単に本気じゃなかっただけなのかもな やれやれこいつはどこまで強いんだよ)
多少その強さに嫉妬しつつ俺は男の止血と拘束をした
念のため腕は重点的に縛ることにした こいつはあきらかに能力者だからだ
「よし、これで大丈夫だろう!」
そうしてこの謎の男への尋問が始まった
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