上野の夢

ここは上野だ、どう見ても上野ではないが、上野だ。

駅前の自然の多い公園を歩く、私はお土産を買いに来たのだ。

駅前では青空市が開催されている、どうやらここならいいものが買えそうだ。

まず自分用にボストンバッグを購入した、フリマだからか80円、良い買い物をした。そしてお土産、ここはお菓子類でいいだろう。ソーダ味のまんじゅうを買った。

そして駅前に向かう、駅前はとても都会だ。電気屋とラーメン屋がある、やはりここは上野なのだ。

電車に乗ろうと人の多い駅を歩く、すると知り合いに会う、彼と出会うのは法律事務所ぶりである。どうやら彼はとても大きい悩みを抱えているようだ。しかし私はアドバイスができない、彼の人生における判断は彼が決めるべきだからだ。私は彼の人生に責任を持とうとは思わない。

彼の人生を案じながら帰路に着く、茶色の電車はオンボロな見た目に反してとても性能が良さそうだ。

電車は北に向かう、一見するとこの電車はどこにも行けないように見える、しかし私は知っている、この電車は目的地に着ける電車なのだ。

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