ゴリラハリケーンの夢

私は逃げている、なぜならゴリラハリケーンが来るからだ。

ゴリラハリケーンとはまさにゴリラのようなハリケーンである、街を破壊しながら南西に進んでいる。

同じように逃げている仲間は2人、年下の男の子と、同い年の女性だ。

やがて私達はゴリラハリケーンの進路上で行き詰まってしまった。避難は間に合わなかったのである。

どのみちこのゴリラハリケーンに対しては避難は無意味だ、私達はガードレールにしがみつき、しゃがみこんで命を天に任せた。

とてつもない暴風と雨に耐え切ると、ゴリラハリケーンは過ぎ去って行った。やがてアレは東京に向かうが、私にはどうすることもできない。

破壊された街並みを見て、ゴリラハリケーンが引き起こす猛威を改めて実感するのだった。

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