第25話 -前世でも、3人共家族だったんだ。-

おふくろを老人ホームに預けてしばらくして夢を見た。

年をとったお婆さんと血のつながった孫(小さい)と、血のつながらない子供3人の夢だった。

お婆さんは血のつながらない子に気を使う為に、血のつながった孫にわざときつい感じであたっていた。それを理解するのは、難しいと思う。僕は夢の中で、その血のつながった孫のようだ。僕はその時代、反抗でぐれていたようだ。二人に迷惑をかけたようだ。

そして時代、二人と家族として再会、僕は弟、そして兄貴そしておふくろと再会したようだ。

僕は母にネグレストを受け、生まれてすぐに面倒を見てもらえなかった。兄も弟をおき外に出ていた。月日が流れて、兄は56才で認知症になり、結婚していない兄を面倒みている。そしておふくろの世話をする事になった。二人の面倒を見るのは前世のやり直しであろう。そして、僕はこの流れを次は繰り返さない。二人の事も、小さいとき相手にされず、オムツが濡れても、漏れても誰も取り替えてくれなかった。

でも二人の事を恨むのはやめる。次の時代普通の親子、兄弟をしたい。

兄貴へ、おふくろへ、のんびりお二人とも過ごしてください。

 

次は良い時代にしましょう。

前世では、すみませんでした。

そして、今家族をやっている事に感謝します。

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