第25話 -前世でも、3人共家族だったんだ。-
おふくろを老人ホームに預けてしばらくして夢を見た。
年をとったお婆さんと血のつながった孫(小さい)と、血のつながらない子供3人の夢だった。
お婆さんは血のつながらない子に気を使う為に、血のつながった孫にわざときつい感じであたっていた。それを理解するのは、難しいと思う。僕は夢の中で、その血のつながった孫のようだ。僕はその時代、反抗でぐれていたようだ。二人に迷惑をかけたようだ。
そして時代、二人と家族として再会、僕は弟、そして兄貴そしておふくろと再会したようだ。
僕は母にネグレストを受け、生まれてすぐに面倒を見てもらえなかった。兄も弟をおき外に出ていた。月日が流れて、兄は56才で認知症になり、結婚していない兄を面倒みている。そしておふくろの世話をする事になった。二人の面倒を見るのは前世のやり直しであろう。そして、僕はこの流れを次は繰り返さない。二人の事も、小さいとき相手にされず、オムツが濡れても、漏れても誰も取り替えてくれなかった。
でも二人の事を恨むのはやめる。次の時代普通の親子、兄弟をしたい。
兄貴へ、おふくろへ、のんびりお二人とも過ごしてください。
次は良い時代にしましょう。
前世では、すみませんでした。
そして、今家族をやっている事に感謝します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます