第14話 チートチームワーク
あのドラゴンは何かがおかしい。
けれど何だろう、魔法が効かなかったからダメージが入っていない?
そうなると魔法が使えるやつらが不利になる……
「ショウ、スキルは使えるか?」
「あいにくダブルスラッシュくらいしか…」
「ショウ?なんで私のスキルと一緒の…」
まあ、そうなるか…どうせレナのスキルが使いたくて覚えたんだろう。
でも使えるだけで全然違う。
「ユリは何か使える魔法はないか?」
「ユリはやっぱり回復くらいしか出来ません、お力になれずすみません…」
全然回復だけでも力になっているんだが……まあでもそうか、俺もスキルは使おうと思ったら大体使えるからな。
「ユリは援護、そのほかは一気にドラゴンに向かって攻撃!何かあればすぐに後ろに下がる、いいか?」
「分かりましたアキさん!」
「僕は大丈夫」
「私も!」
これなら大丈夫だろう!
よし!行くか!
俺たちはさっき俺が言った通りに、ユリは援護、他は攻撃をした
「レナとショウ!一緒にダブルスラッシュを!」
「分かった!スキル、ダブルスラッシュ!」
「僕も、スキル、ダブルスラッシュ!」
レナとショウが攻撃を当てた時に、ドラゴンが暴れだした、
俺はあることに気づいた……
ショウにこれをしてもらうか、
「ショウ!俺にみねうちをしてく……」
俺が言う前にみねうちをされた。
相変わらず速いな……
「おーい!ドラゴン!ここに倒しやすい敵さんがいますよ!」
「アキさん何を!?」
これは俺の作戦だ……
失敗したら死んでしまうが……
ドラゴンはすぐに俺のところまで飛んできた。
「システムコマンド、無敵!」
そう言って俺は食われた。
ドラゴン体内
ドラゴンの体内に入ると胃液のような場所に来た。
そこには人の骨や動物の骨などいろいろとあった。
なんだここ……
気持ち悪いなー、でもここから攻撃すれば勝てるんだよなー。
レナとショウが攻撃したときに外側がダメージを与えれないようになっていることに気づいてこうなっている。でもシステムコマンドには時間制限がありこの無敵時間もあと20分程度……その間に倒すなんて余裕だった。
「終わらせるか、スキル、ドラゴンブレイク!」
俺の攻撃は効き、ドラゴンは倒された。
そして俺はドラゴンの中から出てきた。
「ユリ、俺が何かダメージを受けているところはないか?」
「ないけど、何やってるんですか!心配しましたよ!」
「悪い悪い…まあ帰ってきたんだからいいじゃないか!それにレナとショウが攻撃をしてくれたおかげでドラゴンがどういったことをしていたのかが分かったからな、ありがとよ!」
「うん!」
「僕のおかげか…」
なんだあいつ、まあいいか。
全員が心配してくれたことがすごくうれしい、これもゲームの知識が必要だったからな、こういう時に役に立ったこともうれしいな……
「おーい!アキ!ここに宝箱があるぞ!」
「おい!やめろショウ!」
その時にはショウは宝箱を開けていた。
あいつ速いんだよな…毎回毎回、まさかじゃないがまた……
俺が上を見ると。
「レナ、出たぞー」
「分かった…」
もう2回目だ。
久しぶりー!フライスパイダー!
「アキさん!何ですか?」
「おいアキ!こんなの聞いてないぞ!」
はぁ……火の魔法と火のスキルでいいかな。
よし、行くぞー……
「レナ、火炎斬りを、俺はすぐにファイヤーブレスを撃つ、今回は撃てるからな」
「分かった…」
「レナさんもアキも何でこいつなんだ?みたいな感じの顔になってるんだ?」
「行きまーす……スキル、ファイヤーブレス」
「スキル、火炎斬り……」
俺とレナでフライスパイダーを倒した。
すると宝箱が出てきた。
「あれ?宝箱だ!これは開けてもよさそうだな!」
俺はすぐに宝箱を開けた。
その宝箱の中にはカギが入っていた、すると急にサシルバーが降ってきた。
「おいおい!また罠かよ!マジックコマンド、ポイズンブレス!」
空気中が毒ガスになった。
俺は別に大丈夫なんだが、みんなはどうなんだ?
「みなさん!私の周りに!ヒールシールド!」
ヒールシールド?そんなものも作れるのか!
すごいなユリは……
だんだん毒ガスはなくなっていて、周りを見ると敵は全滅していた。
「アキさんすごいです!あんな数を1人で!」
「おう!ユリもありがとな、レナとショウを守ってくれて!」
「仲間なら当然です!」
罠はもうないかな?
ん?また宝箱、それに鍵穴まで…まさかこのカギじゃあないのか?
俺はカギをさしてみた、すると宝箱が開くようになった。
宝箱を開けてみると、中身は何かの地図だった。
「何の地図だ?誰か知っているか?」
みんなに聞いてみたが知らなかった。
いずれ分かると思いそのまま持っておき、そのまま俺たちは、3層目へと向かった。
3層目
次の3層目に来た!
2層目と同じように野原があり、どこかに村がありそうな場所だった。
「レナとユリ、花を見たり他の物を見るなよ!」
「ギクッ!!いや、見ようと思ってないよ!」
「わ、私もですよアキさん!」
明らかに動揺しているからすぐに嘘だってわかるな……
本当に子どもだ……
「1回寝て、そこからダンジョンを探してそのダンジョンに行く、いいか?」
「はーい!」
「おう!」
「分かりましたアキさん!」
俺たちは村を探してその宿で寝ることにした。
宿
ここからもこの調子で行くとなかなか時間がかかるからな、どうにかしないといけないな……
俺は考えていた、すると。
「すみません、国王軍ですが、」
扉の向こうでそう言っていた。
え?ここまでもう来たのか?
いや、でも俺たちがダンジョンの敵を倒したから別にすぐに来れるか……
俺は扉を開けた。
「どうしたんですか?国王軍がわざわざ僕たちのところに……」
「あなたたちを国王軍に入れたいと思っているのですが……」
「嫌ですので、では……」
俺はすぐに扉を閉めた
あまり大勢で行くのは俺は好きじゃなかった。
大勢で行くことで、まとまりずらくなり、みんながちゃんと動いてくれないことがすごく嫌だった。
それに、俺はもともと1人でゲームオタクだった、だから大勢の人のところに行くことがそもそも嫌いだったからだ。
「あまり国王軍にかかわりすぎると何かが起こりそうで怖いな……」
そう考えているといつの間にか寝てしまっていた……
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