第13話 スピードアップ!攻略再開!

 俺たちは、約2日間攻略を休んでいた、

 ゲームであれば俺は絶対にそんなことはしない、


「攻略の進め方を早くしよう!」


「どういうことだ?アキ」


「簡単に説明すると、攻略を効率よくするってことだ!」


 まあ、効率よくって言っても、ショウはスピードも速いしいつでもどこでも武器の修理可能のチーターと、ユリは死んでいなければ全回復が可能というチート回復能力、そしてレナはスタミナ、剣の腕が最強なみの能力持ちのチーター、それで俺は、ほとんどのゲームを最速クリアしたこの知能とゲーム技術、この世界に来て俺しかもっていない。

 コマンド能力をもらったチート能力。

 このゲームならゲームバランス崩壊しまくりのパーティーなら余裕すぎるような気がするが、一応確認のために言っておいたらみんなまとまるだろうと思って言っている


「俺たちはみんなでパーティーだ、チームワークを大切にしていくぞ!」


「おーーーーー!」


 そうして俺たちはここからのダンジョンを速く攻略しようと決意し、

 ボスダンジョンに向かった



 ボスダンジョン内、1ステージ目


「おい!ゴーレムだぞ!レナとショウが先頭、俺とユリは援護するぞ!」


「おっけい!スキル、ダブルスラッシュ!」


 レナの剣が当たったが、ゴーレムが固くダメージが1つも入っていなかった


 うーん、どうする、もうコマンド使うか、

 あーーー俺、諦め速いなーーー!


「システムコマンド、レナに一撃だけ破壊力アップ!レナ!もう一度スキルで!」


「分かった!スキル、ダブルスラッシュ!」


 ゴーレムを半分に切ることができた

 だが、ゴーレムの体力を見るとまだ倒せていなかった


「ショウ!いける…か?」


 そう言おうとしていた時には、

 もうショウはゴーレムを倒していた


「速い!お前ヤバ……」


「そうか?レナさん!どうでした?」


「あ、良かったよ?」


 あははは、いつも通りに戻ったか…

 あれはレナが武器を作りたいからああなっていたのか、


 このボスダンジョンは1ステージにゴーレムが1体、それぞれ違う強さ、スピードなどがあるらしい、

 今回のゴーレムは普通だった、次からが少し不安になる感じだ、



 2ステージ目


 次のゴーレムが現れた、

 今回のゴーレムは、ダメージが入る場所が少なく、少し苦戦をしていた


「ユリ!私に回復魔法を!スキルの回数が…」


「はい!ヒール!」


 いつまでたってもゴーレムの体力が減らない

 ショウはダメージが入る部分にあてれるが、1発だけでそのあと遅延のようなものが少しある

 その遅延があるせいでゴーレムが自然回復をし結局体力は全回復、そういう状態だった


「よーし!じゃあリーダーがいいところを見せましょう!」


 俺はこう言っているがコマンド能力がないと、

 ただのゲームオタクで終了してしまうのだが…まあいいでしょう!


「マジックコマンド、マグマスラッシュ!」


 岩でもマグマなら!

 そう思って俺は撃ち、ゴーレムを倒すことができた

 だが……


「1ステージ目が見える!……え?あ!地面まで溶けちゃったのか!」


 まあ、別に壊したからと言って警察とかが来るわけでもないし、

 それなら別にいいか!

 俺たちは次の3ステージ目に向かった



 3ステージ目


 今回のゴーレムは魔法を使うゴーレムだった、

 こいつは簡単すぎた、


「アキ!私に任せて!」


「おーい、レナ!魔法撃ってくるぞ!」


 まあ、あいつなら別に大丈夫だろう、

 あたったとしても最強ヒーラーがいるからな、


「僕が魔法を止めるよ!」


 そう言ってショウはハンマーを取り出した

 そしてそのハンマーを魔法にめがけて投げた、すると、


「え?魔法が消えた?」


「僕のハンマー、なぜか魔法無力化って言うのがついているんだよねー」


 あいつは、鍛冶人にならずにダンジョン攻略しておけばよかったのに


 俺がそう思っているうちに、レナがスキルを使いゴーレムを倒していた


「お、おい!お前らもう倒したのか?」


「うん!そうだけど?まあ、ショウが魔法を消してくれたおかげで助かったんだけどね」


 こいつらに恐怖心を抱いてしまった…

 ゲームであるような相手になってしまった!

 みたいなことがあれば俺は一瞬で灰になってるだろうなー


 俺たちはサクサクとダンジョンを攻略していった



 4ステージ目


 今回のゴーレムは、回復しながら攻撃してくるゴーレムだった


「アキ!いくら攻撃しても回復される!」


「僕も無理だ、遅延のうちに回復されて終わりだからな…」


 レナのスキルに連続斬りがダブルスラッシュしかないからな…

 そうえば、俺ならいけるかもしれないな…


「全員俺の後ろにいろ!」


「わかった!」


「アキ、お前は大丈夫なのか?」


「大丈夫だ!」


 回復はユリに任せて、

 これなら全然大丈夫そうだな!


「アキさん!頑張ってください!」


「おう!よし!スキル、7連斬り!それでショウ、一発行け……」


「アキ、もう僕が終わらせたよ?」


 ショウは心を読んできたのか?

 俺が言っている間に終わらせるやつ…やっぱりチーターは見てて面白い!



 5ステージ目


 すぐに2層目、ボスダンジョンのステージ最後まで来た

 今回のゴーレムは、スピードが…


 そう思っているときには俺は飛ばされていた、


「ぐはぁ!や、やばいくらいはやいじゃねえか!…でも、あいつにも遅延があるようだな、

 ショウ、一発で止めてく…」


「止めたぞ!僕も遅延があるから速くしろ!」


 速すぎる……まあ止めてくれたんだ!


「レナ!俺と畳み込むぞ!」


「うん!スキル、火炎斬り!」


「スキル、7連斬り!」


 ゴーレムの遅延のおかげで、俺とレナの攻撃が当たり、

 倒すことができた


「よっしゃー!倒したぞー!」


 これであとは2層目のボスを倒すだけ、


 俺たちの目の前にワープホールが現れた


「いくぞ!ボスのところに!頑張るぞー!」


「おーーーー!」


 そう言ってワープホールの中に入った



 2層目のボス部屋


 2層目のボスは何なんだろう、


 そう思ってみてみると、


「ドラゴンかー……」


 1層目の1ステージ目のボスがドラゴンだったせいで

 俺には全くドラゴンが強そうに見えなかった、


「おい、俺1人で終わらせていいか?」


 そういうと、ユリとショウは目を丸くさせ、


「おいアキ!いくら何でもドラゴン相手じゃ…」


「そうですよアキさん!」


 そういう中でレナだけは、


「大丈夫だよ!アキだもん!」


 レナは1層の時のドラゴンを見ていたから言えることなんだがな

 俺もこいつを初めて見ていれば、1人で行くなんて言わないからな…


「じゃあ行きますね」


 ドラゴンの体力は100万か…

 前のドラゴンは氷魔法を使っていた、今回は何なんだろう、


「アキさん!雷魔法を打ってきますよ!」


 雷魔法か……なら岩だな、


「マジックコマンド、ストーンシールド!」


 俺は岩の盾をだした、

 俺の予想は正しく、岩だと雷が効かなかった


「これで終わらせる!マジックコマンド、ストーンヴィジル!」


 岩魔法をドラゴンの上から降らせた

 だが…


「体力が減らない?」


 俺はドラゴンに飛ばされた

 そのあと雷魔法を打たれて、瀕死状態、マヒ状態になってしまった


「アキ、僕は言ったのにな…」


 あのドラゴン…何かがおかしい…

 魔法が1つも効かなかった、

 俺はユリに回復してもらいすぐ戦闘準備をした


「みんな協力していくぞ、けれど、魔法が効かなかった、何かがおかしいような気がするんだ!

 気を付けていくぞ!」


「おーーーーーー!」


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