第7話ソロ配信3
コメント
:は?
:は?
:熱烈なプロポーズを決めたストゼロを僅か数分後に捨てた女
:お前精神状態おかしいよ……
:清楚はS〇Xなんて言わない
:いや待て、言葉の文脈をよく見ると婚前性行はしていないぞ! これはまさか清楚なのでは?
:やっぱり清楚じゃないか!
先ほどの私の愛の性行為前提プロポーズ発言から、爆発的な盛り上がりを見せ始めるコメント欄。
あーやばい、憧れだった先輩方の登場でテンション最高潮だわ。
「だってさ? 目の前に大好きだった配信者がいるんだよ? 私の生きる糧だった人たちだよ? 普通S〇X申し込むでしょ」
コメント
:QED 証明完了
:証明できたのはストゼロ中毒者の末路だけなんだよなぁ
:ストゼロを飲んでいる=嫁と体液を絡ませ合っている=S○X。つまり、嫁とS○Xしながら先輩二人にS○Xを前提とした重婚を持ちかけているということか。なるほどなぁ……
:極めてなにか生命に対する侮辱を感じます
:やらかし直後の配信で先輩にレズ3P誘った奴がいると聞いてきました
:奇遇だな、俺もストゼロという嫁がいるのに同輩でシコって、尊敬すべき先輩二人に粉かけるVtuberがいるという似たような情報を掴んできた。微妙に違うけどどっちが正解かな?
:どっちも正解なんだよなぁ……
:草草の草
:これぞVtuber界の清楚ですわ……
「もう、みんな好き勝手言いすぎじゃない? 私はさっき言った真っすぐで正直な人が女の子は好きって言ったのを身をもって実行してるだけなのに!」
コメント
:有言実行の女、やっぱりピュアで清楚じゃないか!
:そんなことしなくていいから
:てかこれ二期生の二人どう思ってるんやろwww
:初手性交渉デッキは、あらゆるデッキの中で最も早い速攻型のデッキであるが故に、後先考えないため相性如何によっては諸刃の剣である
:さぁ、先輩との相性は――どうだ!?
:ごくり……
:ドクっ…ドクっ…ドクっ……(心拍音)
<宇月聖>:…………ぽっ
:きまったああああぁぁぁぁ!!!
:まさかの聖様に効果抜群だああぁぁぁ!!
:まじかこれ! 俺も明日好きな女の子にS〇X懇願プロポーズしながら目の前でシコるわ!!
:へいポリスメーン?
<神成シオン>:なにこの流れ……
:シオンママ大困惑で草
:困惑しない方がおかしいんだよなぁ
「ふっ、これが決闘者(デュエリスト)淡雪の力だ。UC流しときます」
コメント
:なんでこのストゼロこんな誇らしげなの?
:とうとう人とすら認識されなくなってて草
:君が決闘しないといけないのは一般常識なんやで
:てかこれあれか? もしかして性様と淡雪ちゃんって相性抜群なのか?
:混ぜるな危険……と言いたいがその可能性高いな。
性様というのは聖先輩の愛称のようなものだ。普段から視聴者や同期からその威風堂々な配信内容から様付けで呼ばれている聖先輩だが、特に紳士的な内容の話を始めたら性様と呼ぶ人が増える。
コメント
<宇月聖>:ときに淡雪君、君に聞きたいことがあるんだがいいかな?
「はい? なんですか聖さ……聖先輩?」
コメント
<宇月聖>:おっと、淡雪君も聖様と呼んでくれていいんだよ?
「まじですか!? 嬉しいです!」
ライブオン内では基本的に先にデビューしている人には最初は先輩呼びが推奨されている。
今までは気を遣って本当は聖様呼びしたくても言い出せないでいた。
それがほら見たことか! ストゼロを飲めば一発解決! 皆もストゼロをすこれ。
というよりストゼロでシコれ、ストニーしろ。
「それで聖様、聞きたいことって何です? スリーサイズですか? 性感帯ですか? 聖様の為だったらなんでも答えますよ?」
コメント
:てぇ………てぇ…? ………てぇて……
:エ……エ? ……エェ……
:メンツがメンツなせいでどうしても辿りついてなくて草
<宇月聖>:まぁそれは配信外で聞くとして
:ちゃっかり聞くんだな笑
:性様だからな
<宇月聖>:話を戻そうか、聞きたいことというのはね、君の好きなレズAVのシチュエーションを教えてほしいんだ
<神成シオン>:(゜Д゜)
「片方の女優さんが明らかにレズプレイを嫌がってるのとか好きです」
コメント
<神成シオン>:( ゚д゚)
<宇月聖>:よし、今度コラボ決定ね、ストゼロを用意しておきなさい
「イエス ユア マジェスティ」
コメント
:大草原不可避
:ほんとこいつら最高だなwww
:シオンママ息してるー?
:これがVTuberなんだよなぁ
<神成シオン>:そ、その時は監視係として私も参加しますからね!
コメント欄が草で溢れジャングルができ、念願の先輩とのコラボが決まったところで、時間も遅くなってきたので配信を終わることになった。
幸せすぎてまるで夢を見ているではないかと錯覚してしまう程だ。
それもこれも全てストゼロのおかげ……
だからみんな――
ストゼロをすころう!!!
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