第13話 別の男と
十三 《別の男と》
悪いが、あらすじ説明をしている暇は無い!
ヒナが誰か一人と買い物したいそうだ。
ならば!
「俺が一緒に行こう!」
「いや、オイラが行こう!乙女心分かるよ〜」
「いーや、俺が行こう! さぁ、ゼクサスと行くって言おうぜ!」
俺達はヒナとのデート券に必死。俺達が、自分の方が良いだの色々言いあっていると、
「私はねぇ、ヒナちゃんのことが心配だから、護衛もできる人がいいと思う。つまりーゼクサス」
ローズが仲裁に入った。俺とハーツが自分も護衛できるし。と言おうとしたとき、
「ローズに賛成。ゼクサス一緒に行こうよ」
ヒナが首を傾けて、可愛らしくゼクサスを指名する。
「わ、わわわ、分かった、一緒に行こうな! 」
あまりにもヒナが可愛くてゼクサスは上手く返事が出来ない。二人は楽しそうに街中へ消えていった。
その後、俺達余り物チームで買い物に行ったが、俺はヒナとゼクサスが気になってしょうがない。
別にヒナが安全なら良いけど、好きな女の子が自分以外の男と一緒にいるのは凄くモヤモヤする。
何なんだこの気持ちは?
変な気持ちを抱いたまま、俺は買い物を続けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます