「不快を伴う知」の象徴だった蓮田さんと仲良くなった時、これからどうなってしまうの!?とハラハラしながら読み進めました。「不快を伴う知」という表現がすごく好きです!
「知識を蓄積し続けたいだけなのに、年齢を重ねるたびに自由にできる時間は減っていくのに不快なものは増えていくばかり」にはとても共感しました。
知ることが最上の喜びだった主人公が、知ることによって苦しみ、最後は忘れ去ることを選択する展開に、衝撃を受けました。「知ること」とはどういうことなのだろう、と考えてしまいました。
「知」に対する主人公のスタンスが時系列ごとに様々な角度から描かれていて、とても面白かったです!