鈍色

幸葉 紡

第1話

鈍色な空を見上げた

星見えずただ雨が降り

汚れた頬を濡らす


鈍色な心で君と手を繋いだ

町から君が去る前夜

握り返すことを出来ぬまま


鈍色な世界は今日も

ブリキの僕を置いていく


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鈍色 幸葉 紡 @Sachiba_word

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