(四)‐2
話によれば、彼女はうちの妹と同じように地元の高校を卒業した後、川居信金に就職したという。そして二〇代半ばで高校時代の同級生と結婚した。しかし、結婚生活は一年持たなかった。その頃、既に仕事を辞め子どもを産んだばかりであった。困窮した彼女が、父に相談を持ちかけたそうだ。父は親切にも最低限の生活費を用意してくれたという。それは子どもを幼稚園に送り出せるようなっても続き、つい先月までお金が振り込まれていたという。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます