(四)
桂瀬親子は後で俺に話がしたいということだった。一度どこかに行ってもらい、後ほど俺と会うことになった。
火葬場で無事に父は火葬された。父の遺骨を骨壺に収めるときには、母は別室で待ってもらっていた。
そして自宅へ戻る際には妹に骨壺を預けた。狂乱状態だった母は、骨壺と化した父の姿を見て泣き崩れてしまった。何とか車に乗せて自宅に戻っていった。俺は途中、川居駅で降ろしてもらった。
駅の北口にある小さい昔ながらの喫茶店「純喫茶 長戸呂」で、俺は桂瀬親子と会った。俺からも聞きたいことがあった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます