ロボットの森

なにもない静かな森へ

ロボットは進んでく

背には見えない荷物を乗せて

体には傷をたくさんつけて


森は道を作り空を塞いで

静かな場所へといざなった

ロボットは森に従って

静寂の中に足を出した

嫌でも背負った荷物を

己を黒く染め上げた荷物を

下ろす場所へと向かうため


闇夜の奥のその先の

小さな小さなステージで

ロボット達よ

歌えや踊れや泣け叫べ

伴奏も歌も自然のままに

心向くまま夜が明けるまで



空には大きな絵を描き

皆を支えて突き放す母よ

乾き切ったこの瞳に

本当の命を蘇らせろ


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