薬局

「立てますか?」

ん?着いたのか?ここは・・・どこだ?いつの間にか日傘ももってないし。俺の前にはベットがあった。

「あの、ここは?」

「私の勤めている薬局です」

薬・・・局?勤めてるってことは、薬剤師か!?てっきり医者かと思ってた。

「そんなこといいから早く、横になって下さい」

そう促されてベットに移動する。横になるとだいぶ楽になった。

「大したことはできませんけど、楽にはなると思います」

彼女は、それから俺に冷えピタやトローチなどをくれた。

「すみません、こんなことまでしてくれて」

一時的な事だが症状が軽くなった。せきもそんなにでなくなったし。

「気にしないで下さい」

なんだろう、なんか眠くなってきた。そういえば昨日はせきが凄くてあんまり寝れてなかったな。少しだけ寝よう・・・。

<hr>


「・・・あ・・・すみま・・・」

誰か呼んでる・・・?

「起きて下さーい」

「あっ!はい!ゲッホゲッホ!」

「慌てなくて大丈夫ですよ」

俺、いつの間にか寝てた。

隣には、さっきの彼女と知らない男性がいた。

誰だ?この人も医者か?

「先生を呼んだので」

先生ってことは医者か・・・。

彼女は俺と先生を残して席を外した。

「で、お名前は?」

「あ、風宮 咲弥|(かぜみや さくや)です」

それから診察が始まった。



















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