第4話
毎度の如く、数人の女子が俺を呼び出した。
……でも、曖昧にするのはもう無理だった。
……そして『それ』を行動に移した結果、次の日から俺はそのクラスの女子全員からいびられることになったのである。
―
もう、三年前の春のことだ。
あれから、相手に勘違いされないように女子とは最低限以外話さないようにした。
告白なんてされないように、近寄り難い雰囲気をつくってみたりした。
中学に行ってもお近づきになる女子は恐らく1人もいないだろう。
自分の部屋に掛けてある新しい制服を見て、漠然と思った。
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