第1話 領地獲得ゲーム(ルール含む)

ディーラー「ゲームが成立しました。それではルールを公開します」


 ついに、六人のプレイヤーが集合した。それすなわち、ゲーム開始である。


ディーラー「皆様、お集まりいただきありがとうございます。まもなくルール公開ですよ」


???「提案ですが、皆さんで自己紹介をするのはいかがでしょうか?」


???「いいですね、やりましょう」



???「では、いる人から順々にやっていきましょう。まずは、私から」



ミカゲ「ミカゲです。ライアーゲームに参加させていただくのは、今回が2回目となります。1回目に行ったのはプレイヤーが3人のものであったので、その倍の人数である今回も、とても期待しております。よろしくお願いします」



モトマチ「モトマチです。俺は今回のライアーゲームが初ライアーの初心者です。今回は経験が積めれば満足ですが もちろん本気で挑みます!領地獲得ゲームを陣取りゲームと言うならば


小学生の頃に少し囲碁をしていましたね。


今じゃ全然覚えてませんけど笑


昨日まで別のライアーゲームを観戦していましたがやはり協力が大事に見えたので このゲームでも協力関係をしっかり築けたらなと思います」



ナガタ「ナガタと申す者です。今回が初のライアーゲームなので、頑張ってビギナーズラックを狙いたいです。頭脳戦のお話が好きなので、皆さんとのゲームがとても楽しみです!お手柔らかにお願いします」



クジョウ「クジョウです。ライアーゲームに参加したのは数回程度です。その中で優勝した事はあんまりないので今回こそ優勝したいです」



ナルオ「ナルオと申します。今回のライアーゲーム久しぶりの参戦です。皆さんよろしくお願いいたします。」


タルミ「タルミといいます。実は私はディーラーもしています。よろしくお願いします」



全員の紹介が終わったところで、ディーラーが顔を出してきた。どうやら公開の準備が整ったらしい。



ディーラー「それでは、ルールを公開します」



⚪領地獲得ゲーム⚪


概要


 3つの行動を駆使して領土とポイントをめぐり勝負していただきます。


ルール


・ゲームについてプレイヤー、ディーラー以外に接触してはならない


・3人以上のプレイヤーによるグループの 作成も認める 


・個人交渉部屋、グループには必ずディーラーを追加すること


・スクリーンショットを用いた交渉はこれを認めない


 領地について


  1~30までの番号が割り振られた領地が 存在する。そのうち1~5は高級領地で、ひ とつでふたつ分の領地とカウントされる。


 (あくまでも保有領地数にのみ影響)


ラウンドごとの行動

・ラウンド0


 領地を3つ指定する。他の誰とも被っていない領地のみ獲得できる。そして獲得した領地分だけポイント(p)を得る。また、獲得した領地それぞれに地雷を置くかどうかを決めることができる。


・ラウンド1~5


 毎ラウンド、以下の3つの行動を一回ずつとる権利を得る。なおこの権利は各ラウンド終了時に消滅する。行動しないことも可能。


 アタック(A)


  自分が所有していない領地ひとつを選択する。選択した領地に地雷がない場合、その領地と1pを獲得する。ある場合は失敗し、ペナルティーが発生する(後述、ボム 参照)


 なお、A先が他のプレイヤーと被りかつ地 雷がない場合、どちらも獲得できない。



 ボム(B)


  ひとつ領地を選択する。選択した領地に地雷を一個設置する。自分の地雷を仕掛けている領地にAしたプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーから1p奪い、地雷は消滅する。


  ひとつの領地に3つ以上の地雷が設置さ れた場合爆発し、地雷はすべて消滅する。


 プレイヤーの領地だった場合、そのプレイヤーは1p失い、その領地は誰のものでもなくなる。

地雷の設置は投票が遅いものから


 スイープ(S)


  ひとつ領地を選択する。地雷があるなら 設置が古いものから一個取り除き、1pを 得る。ただし、同ラウンドに自分のA  で選択した領地には使えない。


 なお、地雷の数よりスイープの数が上回った場合、投票を先にした者から順に効 果処理をする。


 ただし、自分の地雷を取り除いてもポイントは得られない。


 (例外)自分と他のプレイヤーの地雷があ り、かつスイープで自分含めると2人以上 が同じ領地に集中したとき


なお、集計時にはB→S→Aの順で処理する


ラウンドごとの全体発表ではプレイヤーの所持している領地と現在領地保有一位を公開する。(表として出す)

(初めにプレイヤーにナンバーを割り振り、結果はその番号で伝える)


個人通知は自分の領地と点数の移動について知らせる。


領地の数が単独最下位になったプレイヤーは次のラウンドにAを2回使用する権利を得る


 

ラウンドごとに領地の数が一番多いプレイヤーは1pのボーナス(2人まで)


ラウンド5終了時、(プレイヤーの数)-(保有領地の数の順位)pを得る


なお、ポイントはマイナスになることがある



取引について


 ディーラーから1億支給され、様々な取引に使うことができる。この1億はゲーム終了時に利子なしでディーラーに返却する。


 また、原則他人の行動を縛る取引は不可。


 追加で取引に使う金が欲しい場合、1000万単位でディーラーに申請するとその分もらうことができる。ただし、そのお金はゲーム終了時に利子50%を付けて返す必要がある。


 なお取引については、その時にディーラーがいるかどうかは関係なく、取引に関わるすべてのプレイヤー間で承認した時点で成立する。


 口約束はしてもよいが、その後の処理は自由とする。



勝敗について


 ゲーム終了時(所持ポイント-10)×2000万を得る。


 これと取引で変動した金額を総合し、プラス、マイナス収支が確定する。



⚪以上⚪



ディーラー「それでは、第0ラウンド……開始」




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