最終話 見上げれば明日があり、俯けば不安がありそれを含めて未来へ繋がる

 さてと、前回の話で質問をしたのを覚えているでしょうか?これがこの最終話の話になります。さてと、重い腰を上げながらゆっくりと話しますか・・・。


 全てに置いて定義を存在させてしまう。特に才能や努力、そして友達。この3つは何故かだけど定義を作りたがってしまう。正直なところ自分はだけどさ友達に対しての定義が出てきてしまうのは仕方ないことだと思うよ。でもね、才能や努力、そしてその先に行った者たちを指す秀才や天才に定義をつけようとするのは間違っている。これだけは確信して言えることだ。


 何があっても口に出してはいけないのは、努力している人間に対して「お前って、天才だなっ!」と、一言。それが自分の首を締めて相手の首を締めていることに気づいてますか?例えばの話だけど、自分が努力して手に入れた難しい技術を使って試合とかまぁいろんな物事で発表とかしたとしようか・・・。それがたった、『天才』その一言で片付けてくる。それがどんなに辛いか?ほとんどがそれを知らない。それは自分も知らない、なんて言えないんですよ。まぁこうやって小説を書き始めて大体5か月くらい経って(実際は中3から書いてたから実際は一年くらい?)かな。色んな人に作品を見せるんですよ。そして感想はなんか大体「すごいね」や、「面白い」とかそんな感じですLINEで言われたりするんですよ。それで思うのはかなり練り上げて作った感想がそんな短い文字だけ。いやね、嬉しいよ。それでも自分には欲が少ないからまだこんな感じか、ぐらいで済むけど。それでも少し寂しさを感じましたね、うん。そんなことを考えながらもっとより良い作品をつくろー!みたいな感じになるんですね。これでもしも自分が努力していることを『天才』の一言で片付けられたら多分心折れてたね。


 さて、ここからはこの三話のまとめ的な話になるよ。ついでに一人称は『俺』になります。


 何も見えなかった世界で、逃げようとしてそれが今このように書くこともなかったんだろうかな。だから、今は沢山の経験をしよう。その周りが自分の嫌な音ばかりでもそれはいつか知らない間になくなっていく。それが今戯言に聞こえるかもしれないし、まだ若い年齢の子がいきなり何言ってんの?説教?なんて思う人もいる。でもそう思われても構わない。だって、その周りには溢れている音をかき集めて、今はゆっくりと自分の音を、この無音の状態から一つ一つ集めて自我とまだ足りていない部分を埋めていく。


 それがこれからの未来を担っていく人たちに響いてそれが新しい音を響かせる日を楽しみにして、ここらで筆を置きますか。

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無音 くうき @koooodai

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