世界最強の俺が、学園に通うことになった件

第7話

～レグルス視点～

「それでは、第10試合を始めます。選手は入場してください」

さて、やりますかねぇ。

「それでは、始めっ！！」

「くらえっ　‶アイススピア″！！！」

はい、防御。

「‶ファイアーランス″！！！」

またもや防御。

「くそ、これならどうだ！！‶インフェルノフレア″！！！」

もういっちょ防御。

「なぜだ！！！俺の魔力を全て込めたのになぜ効かない！！！」

いや、だってねぇ。そんなんじゃ、俺の魔力障壁は破れんし。

「なら、魔剣イグニス！これでお前を切ってやる！！！」

ありゃ魔力障壁じゃ防げねぇな。そんじゃあ、

「召喚：魔剣黒狼」

こいつで十分だろ。愚直に突っ込んでくるアホの攻撃を受け流して一撃。

「はい。俺の勝ち」

「第10試合、勝者はレグルス・アーカイブスです」

こりゃ余裕だったな。

～アリシア視点～

「それでは、始めっ！！！」

レグルスの試合が始まった。

英雄と呼ばれてるのだから負けることはないだろうけど、あのギーシュって言う人（アホ）も結構優秀な部類に入るから、どう戦うのかしら。

初手はアイススピア。次にファイアーランス。私でも普通に防げるわね。

あれは、インフェルノフレア！？

あれは上級魔法だからそう簡単に防げるものじゃないけど・・・

普通に防いだわね。

彼、どんだけやる気ないのかしら。動く気が見えないのだけど。

あのアホついに剣を抜いたわね。あれはアホの家系の魔剣イグニスね。

どうするのかしら。

あ、やっと動き始めたわね。

ん？あれは召喚魔法？何を召喚する気なの？

え？なんで、あの剣が出てくるの！？あれは少し特別な剣よ。あんなので斬り合ったらイグニスごと斬ってしまうわよ。どうする気なの？

受け流した！？

あのアホあれでも騎士よ。どうすれば現役の騎士の太刀筋をあんなにきれいに受け流せるのよ。

ていうか、あいつ（レグルス）魔法の方が得意なイメージがあるのだけど、なんであんなに剣技が冴えているのかしら。

後で問い詰めてやらないとね。