第5話

ということで全力で筆記試験をしました。

90分あって、60分余りました。寝ました。これ以上何を言えばいい?

だってさ、1個間違いがある。それを正せって書かれてあってさ。俺の目には128個も間違いがあるように見えるんだって。だから、イライラしてもう全部書き直してやったよ。これなら、出題者も自分のミスに気が付くはずだって。


そして、今日は実技だ。


もうね、何が起こっても大丈夫なようにフル装備で来てやったよ。

最後にこの装備したの魔王城に乗り込んだときだと思うぞ。

今の俺なら断言できる「死角はない」とな。


「あら結構気合はいってるのね。何と戦う気なのかしら?」

「世界」

「そう頑張って。」

おい、この人最早あきれて俺の相手をしなくなったぞ。


まぁ、いいや。

初めの試験はっと。

ふむ、この30m先にあるカカシの破壊とどの程度の結界が張れるか試す試験か。

「おい、見とけよ貴様。俺ならこのカカシ程度10秒あれば粉々にできるぞ。」


へぇー、そうなのかー(棒)


「行くぞ。我が手に宿りし紅蓮の炎よ 全てを焼き尽くせ 〝インフェルノ″」


わぁー、すごいなぁー(棒)

僕にはできないよ。

そんな痛々しい詠唱をすることなんて。

ほんとにすごいなぁー(棒)


「では、レグルスさんどうぞ」

よし1秒で終わらせてやろう。

いくぞ、せーのっ。

「終わりました。」

「早っ!?え?ほんとに終わってる。記録は・・・・・0.1秒です。」

ありゃ、力を込めすぎたか。

まぁ、別にいいでしょ。



「ふっ、ふんっ!だが私はあいにく守りの方が得意なのでね。」


うわぁ~、負け惜しみにしか聞こえねぇ~


「行くぞ!〝プロテクト″」


お?案外しっかりとしてんじゃん。

そんじゃあ、俺は

「サンクチュアリ」

聖域にしてみました。

いや~、この魔法にはすっげぇ助けられたからな。もうね崇め奉りたいくらいだね。


「貴様っ!覚えていろよ!」


え~、もう嫌だ。こいつ。

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